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自由設定11
【部屋説明】フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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ベル
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参加者(0): ROM(1)
ご案内:「神宿中央公園」から
浅桜清良♀高等部2年
が去りました。 (01/16-22:27:17)
ご案内:「神宿中央公園」から
香椎詩歌♀高等部2年
が去りました。 (01/16-22:24:04)
浅桜清良♀高等部2年
>
…うーむ…謎が深まるばかりだねぇ。 (もしかしたら触れる事は禁忌な可能性もあるかもしれないのに、秘密であればある程好奇心を抱いてしまうのは人の性。そして時に人の性の塊のような少女が抱かない訳がなく。あれこれと推測や妄想を繰り返す姿は子供のように見えるかもしれず。)(彼女にだけ聞こえるように囁いた言葉に返事はなかったけれど、彼女の反応を見ればにんまりと笑みを浮かべて。) えー、知らないの? 神宿に流れ着いた日系の外国人留学生 兼 教育実習生だよ。金髪が綺麗なお姉さんでー。わたしが夕方のホームルームの連絡事項でいつも「メアリー先生が来ます」っ言ってるじゃーん! (メアリー先生は綺麗なんだぞって真顔で伝えるものの、少女の頭上をよく見ると、金髪美人なお姉さんが障子の穴からこっち見てるイメージ図が見えるかもしれない。唇尖らせて非難していたけれど、たこ焼きと聞くとぱぁっと明るい表情に変わり。) イイネっ! ギラギラ亭で『期間限定クリスマスケーキ味のたこ焼き』があるから、食べにいこいこっ。 (機嫌を損ねてしまったのに謝らず、ばんざーいと両手を上げて喜びの意を示しながら彼女についていき、自分の奢りと聞いて「なんで!?」と驚愕したり、ころころ忙しないまま聖夜の街へと繰り出そう。二人の娘の行く先はもちろん、近づくと仄かに暖かい程の派手なイルミネーションに飾られ、クリスマスソングをビンビンに流している神宿のあの店───ギラギラ亭。)
(01/16-21:58:20)
香椎詩歌♀高等部2年
>
ええ。あまりにも良く聞くものだから、夢にまで見た事もあるくらいよ。……ひょっとしたら逆だったのかもしれないけど。(先祖の存在を知っている、なんて実例はそれこそ目の前の彼女自身。もしもそれを当時も知っていたならば、知っている今ならば思う一つの過程。)(けれど、それであろうとも記載もなければ記憶もないものは、彼女が告げる通りの事。)……どうなんでしょうね、その辺は見たことも聞いたこともない。それこそ、本人に聞かなきゃ分からないわ。(好奇心露わな彼女の様に、肩を竦めつつ、困ったように眉が下げて笑う。ヒト非ざるかもしれないルーツ、ともなれば娘自身は好奇心だけではない不安も付きまとうのだけど、こうも真っ直ぐに眼を輝かされるならば、余計な不安を意識する暇もない。仕方の無い、と年下を見るように表情を緩める――とはいかなかったのは、揶揄いの笑い声の所為。これではこちらが子どものようだ。実際に一つ年は上だったのはさておいてしまい。)(そんな揶揄う目線から逃れていたら、気付けば距離は近く。)~~~~~っ、誰よその先生!?(間近によった顔が離れる頃には、見開いた紫水晶の眼を険しくし。ふん、と首を振って、大きく藍色の髪の毛を揺らす。そのまま彼女から背を向けてずかずかと歩き出す。実際には、出口の方。)ほら、もう行くわよ。何だかお腹が空いたわ、何か食べにいきましょ、たこ焼きとか。(勝った人のおごりでね、なんて理不尽なことを言いつつも振り向けば、べ、と舌を出し。クリスマスにたこ焼きというのもいかがなものか、何て反論は受け付けず。かくして聖夜の夜は、およそ聖夜らしくないやり取りのままに過ぎ行くだろう。とはいえ、仮想空間同様、辺りはクリスマスソングとイルミネーション。向かう先はともかくとして、雰囲気は存分に味わえたかもしれず――。)
(01/15-21:29:27)
浅桜清良♀高等部2年
>
(彼女自身も直接話せば理解出来る筈と言い切れる。ヒトを見下してはいないが、ヒトを弄ぶのが好きそう印象が強く、下手な気休めはせず頷いて肯定する。まるで猫のような気まぐれさ故に、もしかしたら協力してくれるかもしれないが、現時点では協力させる上手い手が見つからず、両腕を組んでうんうん唸るしかなかった。)(これ以上弁明すると逆効果だと判断すると一度中断して真面目に話に。ひと段落したらまた再開する心算だが。) ─── ご実家は閉鎖的なトコなんだよね。だったら伝承も正しく伝わっていると思う。……ただ、そうなるとますます気になってくるのよね。そんな理想的なオトナのお姉様のような妖サマ───彼女は一体どうやって生まれたのかなって。 (真の妖なのか、それとも鬼伝説のように昔では希少な特異性能力者だからそう崇められていたのか、そしてその出生は? 話せば話すほど興味が沸いてきて、眸の色が輝いてくる。浮かれ気分も相俟って、件の彼女と目の前の彼女を比べて揶揄い、くすくすと笑い声を漏らす。) お子様までは言ってないんだけどなー。 (勢いで頷きかけていた姿が可笑しくて、口元を手で覆い隠しながら笑い。「ごめんごめん」と目尻を指先で拭いながら歩み寄り、目線を逸らしたまま何やら考えているような、そわそわしているような様子を見遣ると、笑い声を止めてやや前のめりの姿勢で顔を覗き込み。) 詩歌さんは一体ナニを考えているのかなー? (揶揄う口調で話し始めて。) 壁に耳あり障子にメアリー先生って言うしぃ─── (両眼を細めながら正面から身を寄せて、そっと耳元に囁く。囁いたら顔を離して微笑んで見せよう。)
(01/14-22:19:05)
香椎詩歌♀高等部2年
>
……問題は、そんなことしてくれるかどうか、よね。やっぱり。(結局のところはそこに行き付く。唸り声上げる彼女に合わせ唇を軽く噛むけれど、その辺りはそれこそ、雲をつかむような話。)(そして必死に弁明されれば、される分だけ目元の熱さが増す。それこそ潤みかけたものが本当に潤みそうになるけれど、毒気が抜かれてしまえば、それまでのこと。)……オトナ。(彼女の言葉の一つを拾い上げる。娘からすれば直接は知らぬ相手。意識を取り戻した時、その時にほんの僅か存在を感じ取れた程度だから、表情から何やら分かる筈も無い――の、だけど。)……なんか、そう言われるとイメージ通りなのよね。……伝承に近いからかな。聞いてた通りというか、想像していたご先祖サマそのものだわ。(不思議と違和感がなく、容易にその有様が連想出来てしまう。それは、娘の言う通り伝承に近いからかもしれないし。)(或いは、イメージ所か彼女のように、「記憶」を娘自身も、知らぬ間に垣間見ているのかもしれず。)隙も無くて余裕もあって。わたしの理想に近いのよね。……そうそう、わたしとは正反対で……って、誰がお子様よ!?(黒色の瞳を向けられて、思わず頷きかけて、吠えた。両手の拳を握りしめ、目元が若干潤んだ眼光に迫力等微塵もなかろうけど。)(まったく、と鼻を鳴らし。ぷい、と目線を反らした折に、ふと頭に浮かぶのは先程の彼女の言葉。「何かするなら意識が戻ってから」と彼女は言うけれど、それって、つまり今なのではないか、と言った事柄。思わず目を見開いて、首を左右に振った。とりあえず、今は、考えない。改めてそう自分に言い聞かせるけれど、目線反らしたまま眼を白黒させ、落ち着きなさげに身を縮こまらせるものだから、挙動不審もいいように映る、だろうけれど。)
(01/13-22:06:13)
浅桜清良♀高等部2年
>
……交換日記っていうのはアリかもしれないね。他にも入れ替わったら何をしていたのかメモに残させるとか。 (非難めいた視線から逃れつつも言葉を返す。問題は素直に言う事を聞いてくれるかどうか、なのだけど。身体の持ち主として誓約掛けられれば楽なのだが、彼女の話を聞く限りは難しそうなので、うーんと唸り声をあげる。)(真面目に相談に乗っているはずなのに、とんだ勘違いをして場を乱してしまうのは最早ご愛敬なのかもしれず。誤解されると全身を大きく揺らして何度も首を横に振って見せて。) そ、そそそんなつもりはないよ…!? あの彼女に何かしたら返り討ちにあいそうだしっ、何かするなら意識が戻ってからだよ…っ!! (両腕をバタバタと忙しなく振り、下手な芝居で誤魔化す直前に誤解を解こうと必死に声をあげた。ただ、動揺しまくってフォローし切れておらず、結局「何かするつもり」という事を改めて伝える結果になるのだった。ずっと視線が痛いが、場が落ち着いてくると少女も落ち着きを取り戻していき、胸元に手を当てて大きく息を吐いて、戦闘中に接した彼女の事を思い返しながら。) ─── …一言で言うとオトナのお姉様。ちょっと偉そうだけど、生前?の知識や実力が伴っていると思うから嫌な感じはしない。人ではなく妖みたいだけど、質問してもホントの事言ってくれなさそうだから、当時の記録でも見ない限りは真相はわからないわね。 (うーんと顎に指先を当てながら、紅い眼をした彼女と接して感じた事を包み隠さず告げて、目の前の彼女に眼を向けると、半眼になりそうな眼で見つめて。) ……落ち着きもあったし隙も見せない、そう、詩歌とは真逆だわ。 (うんと自分で納得。客観的な視点で笑わず揶揄いもせず伝えているので全く悪気とかはない。)
(01/12-17:56:41)
香椎詩歌♀高等部2年
>
(目線が逸れていくのを感じ取れば、若干前のめり、見上げるようにしながらも、半眼で非難めいた意味合いを逸れていく顔に突きさしていきつつ。)(コミュニケーション、と言われれば、「ふむ」と考え込むように目線が下へと逸れる。下唇を食むようにして、考え込む仕草。自分の内側にも意識を向けてもみる、が、そこに何か別の存在を感じ取る、何て事はない。)……知る事が大事、ってのはその通りよね。……交換日記でもつけてみればいいのかしら。(直接やり取りできない相手との伝達手段、と唸りながら告げる言葉は、少なくても娘は大真面目だ。勿論、「貴女は誰なの?」と書いたとて、応えられるかなんて知れたものでもない。それでも、協力的に、熱心に共に考えてくれる彼女がいるのは割と心強い。…と、思ってたけれど。)………。まだ?(まだ、と言った。まだとは今は無くとも何れそうなるという意味合いの言葉では、なかったか。)~~~ッ、貴女、わたしの意識戻らなかったら、わたしの身体のソイツに、何かする気だったの…!?(半歩身を引き、両腕で自分の胸元を包み隠し。縮こまるようにして非難めいた目線を強めて見せた。混乱した思考が導き出した想像図が合っているかは知らぬことだし誤解かもしれないけれど。本人からすればねめつける勢いで、強く奥奥歯を噛みしめて。)(傍から見れば小動物が威嚇するように毛を逆立て、力みすぎた目尻が潤みかけていたけれど。)………はぁ。と、言うか。(嘆息と共に、肩の力を緩める。毒気抜かれるのは、彼女の誤魔化しの下手さ加減の所為。けれど余計な気が抜けてしまって、ふと、頭の中に残ったコトは。)……どんなヒトだったの。貴女からみて。(娘は殆ど自覚が出来ず、何となく気に喰わないことしか分からない。それこそコミュニケーションをとる以前の問題だけど、丁度眼の前に、直接コミュニケーションをした人物がいる。そういった意味でも知れるのではないか、と眼を向けて。)
(01/12-14:42:44)
浅桜清良♀高等部2年
>
(その辺は憶えてたんだ…とやや引きつりそうになる表情を保って笑顔を向けたまま、すすすと視線が逸れていく。自覚が無いのも無理はないだろう。あの彼女は完全に異なる人格だった。そう言い切れるのも、目の前の彼女の事をよく知っているからこそなのだけど。) 意識を失っても無防備な状態を晒さないっていうメリットがありそうだケド、寝ている間に身体を動かされていたとしたら堪らないね……。 (気絶した起因は恐らく彼女が苦手とするものが関わっていたのだろう。もしそうだとしたら、彼女の弱点を責めても倒し切れないと言えるのだが、そうまでして勝ちたいとは思わない。一時的とはいえ勝手に身体を乗っ取られるのは良い気分ではないと思っていたが、続く言葉には「ふぅん」と呟きながらじっと見つめて。) 真実はわからないケド、歓迎するにせよ嫌悪するにせよ、まず知る事が大事だと思うわ。……別人格?とどうやってコミュニケーションを取るかって言われたら答えるの難しいケド…、貴女がそう思っているなら歩み寄る事も出来ると思うんだ。 (同じ身体であれば精神が繋がっている可能性もある。無論、適当に言ってはいない。だって自分も夢の中で先祖の精神体と会話したりしているのだから根拠もある。彼女が望むならそのサポートだってしたい。前向きな雰囲気だったら、「頑張ろうっ」と両方の手をぐっと握って笑顔でエールを送ろうと、しかけたが。) まっ、まだしでかしてな───っ!! ……ぁ、彼女のコトね…。 (聞き間違えてぎくぅっと大きく肩を震わせて、必死に否定しようとしてすぐに気が付いた。彼女の身体にナニカしでかす気でいたのがバレバレな失態は、先程途絶えた話に繋がるのである。張本人から答えは返ってこなかったが、別の方から答えが返ってきたという。) ─── …あれで猫被ってるとしたら、ロクデモナイかもしれないねぇ。 (うんうんと相槌を打つものの、彼女と目を合わせるのを避けて逸らし、挙句には冷や汗流しながら下手くそな口笛を吹いて誤魔化そうともしていた。)
(01/11-09:51:13)
香椎詩歌♀高等部2年
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(静止した分だけ、彼女の言葉は途中で止まるけれど。さて何を言いだそうとしていたのか。…気にはなるけど今は聴きたくないという気持ちが半々。耳まで顔を赤くしつつも、彼女の表情が落ち着けば、娘の方も落ち着いていくというもの。)そう言うコト。…まぁ、怒りってのは勝手に奪ってきた相手にもだけど、身体が一緒なら良いとか言いだした誰かさんにもだけどね?(笑み浮かべる彼女に、むす、と唇尖らせても見せる。その辺りの下りは知ってるんだから、と再度念を押してやろう。けれど、彼女の言葉には、「そう」とだけ呟いて少し目線を下げた。彼女から目線を反らす、というよりは自分の身体を見るように。)……あんまり自覚はないんだけど。そうね、強いて言えば、いつの間にか気を失ってて、とかはあった気がする。…いや、気絶するくらいの出来事があるのはどうかと思うケド。(なんて自分の発言にツッコミを入れながらも、娘が意識を手放すくらいにニガテなものがあるという事でもある。――であるならば。)後は、……偶に。寝て起きたら妙に疲れてる時がある、くらいかしら。(元の黒色に戻っている彼女の目を正面から見ながらも、思い返す。彼女の瞳に映るのは、紫水晶。その色彩が朱に変わる事はなく、その奥に潜むものも伺い知れず。そんな風に見返しながらも、「ただ」と、ぽつりと零し。)ただ……そんなに嫌悪感とかが湧いて来ないのよね。自分の身体を好きに動かすダレカがいるなんて、厭な筈なんだけど……。(眉を下げてハの字を形作りながら、娘は肩を竦める。そう、怒るべき場面な筈なのに。)――なんか、手助けしてくれてるみたい。乗っ取られるとか、なんかそんな感じじゃないような、気が、する。(何となく。と困った顔のまま彼女へと眼を向ける。真摯に見つめてくれる彼女からは、自分の為に考えてくれていることが伝わってくるから。だから口にする言葉は素直な吐露。理屈ではなく、ただ何となく思うことを口にしつつも。)(実際、娘がひょっとしてと自覚する場面は、娘の許容を越えて意識を失った時。そして気づけばそれは終わっていることが多かったからでもあるから。)――まぁでも。ひょっとしたらもっとロクデモナイのかもしれないけど。わたしの身体で何かしでかしてないでしょうね……?(夜寝ているときとかならば、それこそ好き勝手に出歩いているかもしれないし、今回で言えば娘からすれば「余計なお世話」感が強い。心象はどこか悪くなくても、信用にまでは至らない。何て感情を思い切り乗せて、ぐぬぬと唇を噛みしめるけれど真相は娘の与り知らぬこと。少なくても、答えは何処からも返ってはこなかった。)
(01/06-20:23:41)
浅桜清良♀高等部2年
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(勝つだけでも嬉しいのに、今年の総成績は1勝1敗からの2勝目で勝ち越しともなれば、上機嫌で浮かれてしまうのも必然となり、唇をなぞった時に眸に映る姿に思わず抱きしめたくなりながら。) ───んっふふ…そうねぇ、もうすぐ年越しだしぃ、人肌恋しいしぃ、は──── (にんまりと笑顔を向けたまま、其の場の勢いで口に出そうとしていた言葉は、彼女の制止の声で留まる。止められてなければ、公の場で堂々と何か言い出すところだった。)(浮かれ気分は一旦保留にし、記憶が鮮明の内に戦闘中にあった出来事を確認する。話題が変わればスンとなって緩み切った表情も引き締まり。) ……つまり、怒りが頂点に達して強制的に入れ替わったって事ね。 (何という根性論。ぽかんと口を開けてしまうけれど、彼女の本心が嬉しくて閉じられた口が笑みへと変わる。なお、神経毒でアゲアゲになった時に吐いた台詞は頭から抜け落ちていた。どうやら全て憶えていない模様に安堵して、ほっと胸を撫で下ろし。紫水晶の眸を見つめたまま首を横に振り。) ─── 人格が入れ替わる相手とは、この街に来る前に幾人か接触した事があるケド。貴女の場合は戦った時しか見ていないわ。人格が入れ替わるってのは今日戦うまで推測でしか無かったけど、どうやら貴女もそうみたいね。 (初めに見た時に彼女も同類であろうという推測が生まれ、今宵別の人格?と邂逅して確信に至った。今答えられることはそれだけ。ただ、手掛かりは他にあるかもしれない。) ひとりで居る時にいつの間にかやってない事をしてたり、誰かと一緒に居る時に記憶が飛んだりした事ってない? (彼女が、彼女の身体に居るナニカについて知りたいと願うなら、力になりたい。けれど、意図的に呼び出すのは難しいかもしれないし、いつ出てくるかもわからない。ならば、今まで変わった事はないか?というのが切り口になるだろう。張本人に問い質すのが楽なんだけど…という気持ちも込めて、紫水晶の眸の奥を覗き込み。)
(01/05-20:56:50)
香椎詩歌♀高等部2年
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(伸ばされた手を取って身を起き上がらせた後、ふと、彼女の目線を追いかけた。そこにあるのは勝敗を示すもの。――の、後に彼女へと眼を合わす。ジト眼からの、満面の笑みに唇を噛みしめて。)……っく…の…――でも、まぁ……(内股のまま跳ねるなんて器用な真似しつつも、全身で喜びを示す彼女に、不服を零す…という事はしない。顔だけは不機嫌そうな表情を形作るけれど。)(正直なトコロ。結末は娘の主観でも敗北だったから。毒を発動出来なかったのもあるし、自分1人の力だと、仮想空間とは言え討たれていたのは自分。自分1人だけの力では、という敗北感が胸の中にあったからこそ、敗北表記も受け入れられた。)(けれど、にじり寄られる姿。目線合わされてなぞられる唇の感触に、思わず息を呑みこみ。)~~~っ。……もぅ、何を言いだす気なの、貴女……。(穏やかに、優しく笑む彼女の貌を正面から受け止めることができずに肩を縮こませて。身を守る小動物のようになりつつも、じ、と見上げて見せた。)(その直後。「って、良い、言わないで!」と慌てて付け足すのは、彼女なら予想を超えるようなことがその唇から飛び出しそうだから。だからこそ、話題が変わったのは、ある意味、僥倖。…とは言え、娘にとってもそれは、考えなくてはいけないコト。)(自分ではない、ダレカのこと。)……正直よく分からないわ。……ただ。(そう、ただ。)……人さまの決着を、勝手に持っていこうとされてる気がして。…なんだか凄く腹が立ったら、ああなってたわ。(なんて、あっさり告げる理由もまた根性論みたいなものだけど。娘が明確に覚えているのはその辺り。それは娘自身が、彼女との勝負を途中で誰かに譲りたくはないと思っていたからこそではあるけど。)――というか、貴女のその言いぶりだと、何回かあったのこういうの?むしろわたしが聞きたいんだけど。(人格とか、覚えてたのかとか。その言い方ではまるで何度もあるのか、と問いかける娘の主張。娘からすれば、自覚できたのが初めてである分、覚えのないことばかり。どうなの、と少しだけ膨れっつらでその澄まし顔を紫水晶の瞳が覗き込む。その内側で何が行われているかは、気付かないままに。)
(01/05-17:37:37)
浅桜清良♀高等部2年
>
(戦闘中に散々動いてたし、転倒した拍子に一時解除されたとはいえ、直前まで剣気で暖かい空気ごと包んでいたので、少女の体温はさぞかし温かったに違いない。うつ伏せだったので提供していたのは背中の方だったけど。) ………煩くないっ。(下敷きにされたまま頬を膨らませ、彼女の意識が戻る頃にはしたばたするのも止めた。血流に流れて全身に回っていた神経毒の作用も、嘘のように綺麗さっぱり無くなっていたが、まだ手が痺れるような気がする。リアリティを追求しまくった仮想空間故に、感覚だけが残るものの、あまり経験したくはないが致命傷を負う感覚なども経験出来る。ある意味ありがたいような、そうでないような此度も複雑な気分に駆られつつ、彼女が上から退いてくれれば差し出された手を取った体を起こし、両膝とお尻をぺたんとついて内股座りでモニターの方を見上げて。元の黒き両眸で勝者を確認してから彼女の方へ向くと、散々な目にあったのはこっちよと言いたげにジト眼を向けて。) ─── それはお互い様。 ケド、今回はぁ、わ た し の 勝 ち っ。 (すぐに真一文字だった唇が弧を描き、にんまりと笑いながら見つめて、ぺたんと座ったまま左右にぴょんぴょん跳ねながら勝利宣言。ある意味ウザイ動きをしてから彼女へとにじり寄っていき。) ……─── 約束、ちゃんと守ってね? (戦闘が終わればいつもの調子を取り戻し、彼女の目線と同じ高さになるよう腰を上げて、右手で彼女の左頬から唇の端まで指先でなぞり、間近で紫水晶を見つめながら優しく微笑む。ただし、優しさの中身は欲望で詰まっているけど。) …と、その前に。今回も戦闘中に人格?が切り替わってたケド……ぁ、紅い眼になるってやつね。アッチから貴女に戻る時は記憶は継承されないものだと思ってたケド、今回はちゃんと憶えてたの? (熱が冷めぬ内に問いてみる。当の本人も理解していないかもしれないが、もし全て憶えてたとしたら─── シリアスな空気に煽られてよく考えたら恥ずかしい事言ってたかもしれないと、澄ました顔の内側はドッキドキだった。)
(01/03-15:02:05)
香椎詩歌♀高等部2年
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(気に喰わない、同じような言葉で今はここにいないダレカの悪口を口にして。もつれ込むように倒れた先の地面は氷のような冷たさだったけれど、生憎と娘の方は彼女へと倒れこんでいる恰好だから幾分か人肌の暖かさがあった。重みもまた、倒れこんでいる側なので感じる事は無く。――剣氣でへっちゃらだと言っていた彼女のそんな有様に、「様をみなさい」…なんて動かぬ身体で口元だけ釣り上げるのは、悪口、というよりは負け犬の遠吠えであり。)(最高潮を迎えた電飾と投影が幕を閉じ、周囲の景色が消えていく。まるでそんな演出だったのか、と思わんばかりの真っ暗闇だったけれど、勿論そんなことは無く、意識が元の場所へと戻るだけ。眼を開けてみれば、幻想的でも何でもない、ただの無機質な地面が見えただけ。現実でもじたばたしていたのか、地面が見えるのはどうしてなのか、なんて寝ぼけたようにまだ動かない思考。本当に寝起きのような感覚。だって、温かい布団の感触まで――。)……――煩いっ(それが、下敷きになっている彼女の体温だと気付くのは、間近で聴こえる彼女の声の所為。下敷きにしているなんて事実よりも、寝起きに間近で声をあげないで、何ていうワガママ理不尽極まりない娘の主張。続いてもがく動きに顔を顰めつつ、上半身を起こしていく。)(身体の痛みは、嘘のように消え失せる。急激な変化は、何度経験しても慣れない。特に、心臓を貫かれたであろう左胸に手を伸ばす。痛くはないけど、脳が誤解してそこにまだ突き刺さっているような残滓を感じ。それと同時に、娘は唇を噛みしめて、苦手な野菜を噛み潰したような顔になる。致命的な箇所までは刃が届かなかった事実を思い起こしたから。)……はぁ。まったく、散々な目にあった気がするわ……。(…なんて思考をする頃には、もがく彼女の上からは抜け出しつつ、先に立ち上がれば、手を差し出そうか。それくらいは親切心を見せるけれど。上半身を起き上がらせて思考していた分だけ、重たいという彼女の訴えを聴かずに、彼女を下敷きにしている時間を延長していたという意味でもあったけれど。)
(01/03-12:59:18)
浅桜清良♀高等部2年
>
(考え無し。ただ一方的にやられまいと突き出した切っ先。其の行方は逸れずに彼女の左胸へと向かい、突き刺した。爪先で刺されて神経毒を流し込まれたら、一時的でも動きを封じられて止血が出来ずに失血で絶命───だったが、爪先で確かに突き刺されはして血が流れたものの、身体の自由が利かなくなる事は無く。) ──── 。 (至近距離で耳に届いた声。視界に映っているのは紫水晶。けどこの言い方は紛れもなく妖である彼女。其の言葉の真意は右手に伝わる手応えで即座に理解出来た。生物の体を貫く感触ではなく、直前で止められた感触。始めの瞬間は控えめ胸だった筈なのに何故?という疑問だったが、それはありえない。だが、糸だと思えば合点がいく。見開きそうになった目を細めたのは、最後の最後まで“食えないヒト”だと思ったから。ヒトといっても今は彼女の身体で、昔はヒトの成りをしていただろうという仮定でそう称しただけ。彼女自身は、猪突猛進に一直線に向かってくる時は此処まで精巧な小細工などしないとわかっている故に、一瞬だけ乗っ取ったのか、それとも仕込んでいたのか、何にせよそう易々と討たれて堪るかという事なのであろう。) ……ほんとに、もう……───。 (気に喰わない奴。討ち損なった悔しさに歯を噛み、手繰り寄せられながら右半身を前へ突き出していた為、前のめりの姿勢で倒れゆく訳で、当然彼女の身体を押し退ける事なんて出来ず、丸くした紅の輝きが揺れて───。) ふぎゃっ…!! (フィナーレを迎え光の粒子を帯びた天使達が天へと昇っていき、光が消えた地面へ顔面から倒れて。彼女の身体が其の上に倒れ込んできたのだから堪らない。拍手喝采ではなく、蛙が頭を殴られたような間の抜けた声が響き渡り。) ───… 重たいっ。 (毒を中和し切る前に激しく身体を動かした所為で毒が回り、十分に力を籠めれず四肢をじたばたさせながら踠く。しかも地面は真冬の冷え切った地面なのだから尚更堪らない。下敷き状態の少女が踠いている内に、システムが決着がついたと判断したのか、それともそのまま居れば凍死確定とでも判断したのか、二人を仮想空間から一度強制ログアウトさせて─── 元の電算室に戻ってきた、が。) ───… 重たいっ。 (何故か現実に戻ってきても同じ状況になっており、元の姿に戻った少女はログアウト前のようにじたばたと踠いていた。)(抜かれていた黒刃も鞘に納まっており、展開していた特異性能力も氣も消えているし、身体に出来た傷も無い。けれど、妖である彼女の事はキオクに鮮明に残っていて。)
(01/02-22:22:53)
香椎詩歌♀高等部2年
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(因みに。フィナーレで倒れこむ娘の指先から伸びる、彼女の姿勢を崩した糸は変わらずに絡まったまま。つまりは地面に倒れ込む娘の全体重は彼女の身体にかかる事となり、諸共地面へと倒れ伏させんと道連れにするような恰好となるだろう。そうしてやろうなんて意図は、少なくても娘自身には、無いけれど。)【HP0】
(01/02-17:21:35)
香椎詩歌♀高等部2年
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(娘が思い切り腕を引き、そして彼女の口元が緩むまでの、その刹那。)(娘が狙うは首筋、彼女が狙うは左胸。心臓めがけて突き出される一直線の刃。――これは防げない、なんて直感は置きざりにして、ただ真っすぐに踏み込んだ。回避なんてしない、余分な力も雑念も、その全て刺突の力へと変えていく。ただ早く、只々速く、黒刃よりも速く届かせる。だから、アカい瞳に映しこむのは、真っすぐに彼女へと向けた、紫水晶の煌めき。)―――(そうして、時は彼女の口元が緩む後にまで流れ。天使たちが舞い上がる中、至近距離で二つの影が浮かびあがる。互いに手を付きだした、娘の指先は彼女の首筋へと至り。鮮血舞わせつつも、切っ先は確かに貫いて、後は毒を流し込めば彼女の動きを全て封じられる。――流し込めれば。)……っ(かふ、と喉からせり上がる息が不自然に喉を鳴らす。同時にせり上がって口元から垂れるのは、娘自身の血液。彼女の黒刃、紅花紋様の切っ先は娘の左胸へと突き立てられて、ブラウスを貫通し、突き刺さった箇所を中心に朱い華を咲かせて。態勢を崩し攻撃を至らせても尚、剣氣に包まれた突きは娘の胸を穿つに十分過ぎる。狙いを反らさずに貫き通した彼女に向けて、血に濡れた唇が薄く開いて。)――『残念。剣士様に討ち倒されるのは諦めないといけないらしいわ?』(紫水晶の瞳を見開きつつ、唇だけが優艶に吊り上がって、娘の声色で娘じゃないコトバが零れ、娘と彼女の鼓膜に響くだろう。)(声と同時に、彼女の手元に届けるのは、切っ先を柔らかく包み込む感触。魅惑的な豊かさを持つ天然の乳房、では残念ながら無く、娘の肌の下で、幾重にも織り込まれた不可視の糸。一つ一つは切断に弱い糸を、斬られた瞬間に再度展開を繰り返し続けて、幾重にも連なった不可視の糸。それでも完全に防ぎきれずに肌の内側にまで切っ先が入り込むけれど、臓器を損傷する寸前で刃を止め。そんな状態で、針を届かすべく短い腕を必死に伸ばして喉へと突き立てるものだから、いくら爪先が伸びていても、その喉を完全に突き抜くことは適わない。血を舞わすけれど、致命傷には届かない。そして彼女に神経毒を送り込むことも適わない。その余力を、代わりに糸の展開に全力を挙げたなんていうからくりでもあり。)(ただ眼の前の彼女を上回ることしか考えていなかった娘に、そんなものを展開する余力がある訳もなく。思い立ったが一直線なのは彼女にもバレているかも知れないこと。――ならばこの糸を展開したのは、さて誰なのか。)……誰だか知らないケド。…ほんと、気に喰わ……―――(がくり、と体の力を弛緩させ。今度は娘自身の悔し気な言葉を零す。つまりは、仮想空間とは言え、本当は貫かれて死んでいるという意味であろうと。そんなのは、負けという意味に他ならないと悔し気に唇を噛みながらも、彼女へ向けた右半身から地面へと倒れこむ。――周囲はフィナーレを迎える天使達。虹色に染め上げられた天使達が光の粒子を帯びて天へと向かい、イルミネーションも呼応して強く、激しく光を煌めかせ―ーそうして、終わりを告げるように穏やかに光は消えていった。)
(01/02-17:19:54)
香椎詩歌♀高等部2年
>
[Dice<6> 2=
2
]
(01/02-16:18:00)
浅桜清良♀高等部2年
>
【残りHP1】
(01/02-10:01:53)
浅桜清良♀高等部2年
>
逆に遅過ぎる剣技なんてナイでしょ…。…いえ、ある場合もあるケド特殊っていうか。 ─── まぁ、話すのは後って事でっ! (原理を説明しろと言われたら、出来なくはないがそれは手品の種を明かすようでツマラナイので、追及されても笑顔で曖昧に濁していただろう。仕切り直して一本勝負であるならば、至ってシンプルなので気持ちの切り替えやすい。 ─── 何より、流し込まれた神経毒がこれまで経験したどの毒にも近いものがなく、中和して耐性をつけるにはまだ時間が掛かりそうだった。そもそも絡新婦の毒なんて、刺客を放っても虜にされるのがオチだろうから、手に入る事自体不可能だ。故に彼女と出会うまでは初見の毒。二度三度味わったぐらいじゃ少女の身体機能でも対応出来ず、この一瞬の攻防には間に合わなかった。余裕ぶっていても実際は感覚を鈍らせており、彼女の目論見に気づくのも一寸遅れてしまい、絡め捕られた糸を振り解けたのは右手のみ。咄嗟に柄から放した左手は糸に絡め捕られたまま彼女の方へと引っ張られていき、両者の距離縮むのは、それこそ先に魅せた少女の剣戟の如き速度────。)(少女の唇が弧を描く頃には全てが終わっていた。)(彼女の妖の如き身体能力に追いつくだけでも難儀だと言うのに、糸で手繰り寄せられてしまうのであれば回避はほぼ不可能。─── 思考するよりも身体が動き、黒刃の切っ先を彼女の方へ突き出し、剣気を上乗せさせて強度を上げる。切っ先が狙うのは彼女の左胸。強化された刃であれば、肋骨をも砕き心の臓を貫けるが、神経毒の影響で狙いがブレる可能性もある。故にこれは賭け。)(園内に浮かび上がるプロジェクションマッピングがフィナーレへと向かう中、七色に彩られた天使達が円を描くように二人を取り囲み、ちょうどその中心にて首元に長い爪を突き立てられ、血飛沫で紅く染まりながら、放たれた渾身の突きの行方は────。) [Dice<6> 6=
6
]
(01/02-10:01:26)
浅桜清良♀高等部2年
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【切り札1枚使用 ダイス目+1】 [Dice<6> 1=
1
]
(01/02-09:29:19)
香椎詩歌♀高等部2年
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…正直わたしにもよくわかんないんだけど。ある意味、貴女のお陰かもね。……ていうか、なに、さっきの。早すぎない?(なんて軽口を叩くけれど――正直な所、本当ならば先程で終わってた。娘が爪を割り込ませられたのなんて、本当に偶々。言葉を発する前に、もう首に刃が届いているなんて冗談にも程がある。普段の娘ならば、さっきの一撃でとうにやられていた。仮令仮想空間であろうとも、それは完膚無きまでの敗北だ。娘が未だに立っているのは、運に付け加えれば自分でも良く分かっていないナニカの所為。今までの自分だけなら、きっと、逆袈裟に裂かれた時に終わっていたのだから。)(それでもきっと、あの刃は二度も防ぎ得ない。そんな刃をいくつも携える、となれば眩暈すら起こりそうだけれど。)(咳払いする彼女に、疑惑の眼差しを突き刺して犬歯露わにしつつも、刃が白刃より黒刃へと移り変わる姿に、眼を瞬かせ。)……わたしも言いたい事も聞きたいことも沢山あるケド。(得物が変わっても、彼女への驚異度が変わる事は無い。――彼女は黒刃、桜文様。娘は朱爪、アカを眼ではなく指先に帯びさせ、アヤカシの爪で対峙して。)(彼女へと妖が打ち込んだ神経毒は酩酊。手元を狂わせる効能の中に、実際は耐毒性能を弱らせる効能が混じる。実際は幾度も受ければ対応しきる者もいるし、彼女のように毒に耐性のある者もいる。そんな相手に対して、少しずつ浸すことで耐性そのものを弱め、続く神経毒は流し込めば今度こそ体の自由を奪う。――もっとも、耐性を以前から持たれていたり、妖の毒を耐えきられる者もいるかもしれない――なんて、自分では無い誰かの思慮が聴こえた気がした、けれど。)(「そんなのはいつもの事じゃない?」と娘は笑う。つまりは出たとこ勝負。効くか効かないかではなく、攻撃を届かせるか彼女の攻撃が届くかと考えれば良いだけ。深謀遠慮とか、そういったモノは娘には無い。娘の試行錯誤は、ただ。)そう言うコト。……行くわよッ!!(だから、仕切り直しに頷いて、娘は思い切り踏み込んだ。右手に伸びた爪先を後方に引く構えは、剣術で言えば突きの構え。爪先を刺突武器と見立て、思い切り踏み込み、浮かび上がるプロジェクションマッピングの光の中へと消えていく。彼女が剣氣を使って溶け込んだのとは異なり、娘がその景色から消えたのは単純に光が移り変わるよりも速く、一直線に駆けただけという力技。そこだけ切り取れば、初手と殆ど同じ。けれど、いくら娘とてそこまで思慮を捨てた猪というワケでは無く。)(彼我の距離が零に近づき、中段構える彼女の間合いを侵犯するほんの直前。右手を後ろに引いた関係で彼女側にきていた左手を強く握りしめ、勢いよく後ろへと引っ張る。左手から伸び往くは不可視の糸。四肢に絡ませていた『速く脆い』糸とは真逆の、彼女が首を凪いだ際。爪が砕けると共に彼女の腕に絡ませた『遅く頑強な』糸の方。気付かれていなければ、四肢を拘束するのではなく、思い切り手繰り寄せる事で、彼女の方を自分へと近づけさせる。そんな、ただの力技。)(けれど、身体能力だけではなく。糸も、爪も。娘が持ちゆるあらゆるものを投入すると共に、引きつけられるならば、左足を大きく踏み込んで。)(ずっと、弓のように引き絞っていた右手。妖すら仕留めていたであろう少女に対し、もし、狙い通りに虚をつき速度で上回れるならば。ただ全力で、首元目がけて 突 き 立 て る !) [Dice<6> 3=
3
]
(01/01-22:50:18)
浅桜清良♀高等部2年
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(神氣で発現させられるのは五振り。それぞれ形状も性質も全く異なる型を残したのは、少女の先祖達。故に少女自身が扱うとしても、扱えはするがあまり馴染まない。だが、この一振りだけは“何故か馴染む”。少女の身に流れる血が、極僅かだが適合しているような感覚。妖刀だなんて邪道も邪道、けれど不思議と嫌な気分はしない。其の一振りで決着をつけると意気込んでいた、が───。) ………うひっ!? え……、ちょ……。 (首を斬り落とし損ねてたとしても、振り向き追撃で沈めんとしたが、いきなり怒鳴られると、冷静沈着、何が起ころうと無みたいな雰囲気が吹き飛び、ビクっと肩を大きく震わせて─── 明らかに怒っている様子で矢継ぎ早に紡がれる言葉を聞き、ぽかんと口を開けて彼女を見つめながら動きを止めてしまう。この後、妖にもっと物申す心算でいたのに、突然“本人”が出てきて、しかも“記憶を残している”のには度肝を抜かれてそれどころではなくなった。当の妖自身もさぞ驚いているのかもしれない。ン゛ン゛と咳払いをしてから地面へと降り立ち、朱色に染まる爪の切っ先を向けてくる彼女の正面で対峙して。) …か、身体目的ってワケじゃないよっ。……てゆか、記憶共有出来たんだ…。 ─── うん。聞きたい事は山ほどあるケド、一本勝負って事ね? (満身創痍なのは誰が見ても明らかだというのに、強気な姿勢で居るのは間違いなく本人である証。ギブアップかと煽られれば、冗談と笑い返して白刃を光の塊へと戻し、手元から離れると四散して消えゆく。代わりに柄を持ちて抜くのは、少女の愛刀三振りの中でも最も馴染んでいる黒刀。特異性能力による紅花紋様が浮かび上がる漆黒の刀身を露にし、開戦時同様に切っ先を彼女の方へ向ける中段の構えを取り。)(さぁ、仕切り直しといこうか───。)【残りHP2 切り札1】
(12/31-23:09:42)
香椎詩歌♀高等部2年
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ざっけんじゃないわよっ!!(アカが舞う中、娘が吠える。首元から飛び散るのは、朱色の爪。彼女の言葉が『聴こえる前に』とっさに躰を動かすのは、狙うなら其処だろうという策も思慮もない只の山勘。けれどそれは、反応出来なかった妖には決して出来ない反応。つまりは――動かしたのは、妖じゃなく娘だという事。)……っは、『さっきから聴いていれば』身体はわたしだからいいやとかふざけてるの!?こんなんで決着されて溜まったもんじゃないわっ。(爪が根元から折れて、目元に涙を浮かべるのは、紫水晶の瞳。娘が怒りを覚え、そんな結末など望まないと躰を動かしたのは、そんな理由。ただそれだけで、娘の怒りは妖を凌駕した。)(『――驚いた』なんて声が脳裏に聴こえるけれど、今はどうでもいい。)(娘は苦言を呈し、涙目ながらも、思い切り前のめりに受け身をとって距離を取り、服装を砂まみれにしながら距離を取っていた。いきなり怒鳴られて虚をつけたならば僥倖だし、どちらにせよ彼女を睨みつける。そして、白刃を持つ彼女へと対峙する頃に、右手には再度、朱色の、小刀が如き長さの爪の切っ先、彼女へと向けて。)……仕切り直しよ。今からこれを、貴女に直接突き立てる。それだけ毒が回ってたら、掠っただけでもう禄に動けなくなるわよ。――それとも、もう酔いつぶれてギブアップ?(口角釣りあげて、娘は笑う。全身は血が滲んで、砂まみれで満身創痍なのはむしろ自分なのは棚に上げ。堂々とない胸を張って見せる。戦法を詳らかにするのは、今までは妖の記憶等なかったのに、今は記憶を有しているという証。つまりは、妖が司る術もまた、娘の知識に今はある。そして、妖のように喋る間に絡め取る、なんて意図など娘には無く。)(――真正面からのぶつかり合い、まさか逃げるなんて言わないわよね?何て言う、挑戦状だ。ボロボロでも、自分の方が上回ってみせるなんて自信だけは微塵も減らさずに。)【残HP1 切り札0】
(12/31-15:48:59)
香椎詩歌♀高等部2年
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(微笑を消した眼光が妖の眼を見据える。朱色の瞳が帯びる感情に、妖の方はほんの僅かだけ眼を丸くした後、ほんの少しだけ、笑って見せた。)そんな風に怒られるのは、これで二度目。この仔は幸せ者ね。―ー少しだけ羨ましい。(なんて、眼を細めて見せた。何故そう想うかは、饒舌に語る癖に其処だけは言葉に乗せず。)安心なさい、私はもうこの仔の一部。私の想いなんて、ももう終わった事よ。……それに。私を討ち果たせる者なんて(唯一対等に向き合ってくれたヒトなんて)――もうこの世にはいないのよ?(くすくす、と妖は笑う。討ち果たされる願望なんて関係無く、その刃は心の臓には届きはしないと、挑発を返す。)(四肢へと絡みつく糸。朱の刃―ツメサキ―を彼女へと向け。口上で説明して尚狙い澄ますのは、既に絡め取った獲物と見なすから。いかに抵抗しても、もう離さないつもりだったのに、彼女の行動は、遭えて娘の針を受けるようで。)(神経毒は確かに流れ込む。毒性ではあるもの、その毒は娘の体内で生成されし他の性質と異なる毒。単純な耐性で防がれるようなものではなくても、幾度も浴びていれば話は異なる。にしても、何という博打。あえて受けきって、胴をへし折る勢いで凪がれる足先に、妖は左手を蹴り足の先に乗せるようにして、宙に身を浮かべて回避してみせる。) (――直後、聴こえた言葉に身体の奥底から、湧き上がるのは――。) ふぅん……?(宙を舞う肢体。張りめぐらされた糸を弾むように伝って、再度距離を離しつつ感嘆の声を上げた。浮かび上がる五つの刀身。その中の一つが選ばれるならば、其れは妖たる娘を断つに至るシロモノなのだろうと。彼女が、その刃を手にした途端、射貫く幾重も束ねたような剣氣殺気が彼女を中心に舞い上がる。其処までの負の感情、束ねる程の絶技、帯びる刃には、一体どれほどの業が宿るのか。浮かび上がる彼女ではない残影は一体どれほどの強者であったのか。――其れ等全てを束ねて発現させる彼女は、一体どれほどの――)(――だから、内側から湧き上がるモノがある。)(そうして彼女の声が紡がれるのを聞く。首をと告げる彼女の声色は、何を狙うのかは明白。けれど、それを聞いた時にはもう遅いという実感がある。いかな妖とは言え、『聞いた後に対処する』なんて術はない。)(だから、娘から舞い上がるのは朱い赤い血潮が如き――)
(12/31-15:45:56)
香椎詩歌♀高等部2年
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【切り札2枚使用。HP+1】 [Dice<6> 4=
4
]
(12/31-14:51:42)
浅桜清良♀高等部2年
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(以前も味わい、今宵も味わうならば、いずれ耐性がつく。剣士である以上、毒に対する訓練だってしてきたのだ。)(───だが、特殊な毒であればある程時間を要するし、不可能な場合もある。) ─── その時はその時、でしょ──っ! (四肢に力を籠め、彼女の胴を蹴り飛ばさんと右足を突き出す。少女の動きは糸を伝って伝わるだろうから、避けられるのも想定の内。突き出した右足を地面に叩きつけて軸とし、四肢に絡みつく糸を放っている剣気で断ち切って脱し、前向きな言葉を紡ぎ、冷静に、客観的に状況を分析して次の行動───最善手を導き出す。もっとも、徐々に陶酔感に支配されている故に、当然気分はハイな訳で───。) ─── アガルねぇ! 詩歌じゃないのが残念だケド、体は詩歌だからいいやっ! (全身の感覚が若干鈍くなっているが問題ないと笑い声をあげる。否、問題有なのだが、何だって出来る!みたいな高揚感と、特異性能力によって強化された身体能力で補えばいい。張り巡らされた糸の上でステップを踏んで上昇し、右手を高々と掲げて───。)( 神氣─── )(刹那、少女の右手を中心に眩い光が夜の公園を照らし、閃光の中に五振りの刀剣が顕現。少女の周囲を取り囲むようにゆるりと回り、少女の意思がその中から選定する。)( 妖刀 “鵠桃”(こくとう) )(選定された一振りが少女の手元に改めて顕現し、他の四振りは光の塊となり四散。眩い光が剥がれ落ち、朱色の鞘となり。金色の柄を掴んで抜き、白刃を曝け出す───その瞬間、 憎 憎 憎 哀 哀 哀 哀 …… 負の感情が“殺気”となり、禍々しい紅(アカ)が流水の如く溢れ出す。かつて真っ当な鍛冶師に打たれたニ尺六寸の日本刀。真の刀の持ち主の感情によって妖刀へと昇華した一振り。)(口角を上げて哂っていた少女に、長い黒髪をした別の少女のシルエットが重なると、唇が結ばれ無表情へと変わり───。)(九重(ここのえ)が一つ) 一条 ──── (小さな声音で紡ぎ、刀身が左肩の前まで来るように右手を持ち上げ、極限研ぎ澄まされた“殺気”を刀身に乗せた刹那、───少女の身は其の場から消え、一瞬で彼女の背後へと移り。) 首撫で──── (技を放つ者が紡ぎ終え、標的が首筋に優しい風が当たったと感じた時には、既に斬り終えている───標的の首を斬り落とさんとする必殺の技。反応速度で上回れば対処可能だろうが、妖の彼女の反応は───。) [Dice<6> 5=
5
]
(12/30-23:48:17)
浅桜清良♀高等部2年
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(コイツはマジモンの妖だぜ。そいつは大博打過ぎるンじゃネェか───? 少女の中で、オトコの声が響く。)
(12/30-23:47:46)
浅桜清良♀高等部2年
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(四方八方に気配がするというのは事実なので否定はしない。超広域に殺気の紅(アカ)の領域を展開していたからこそ、彼女が張り巡らしていた糸を裏で感知していた故に“ペア席”と告げた。彼女が“この仔”と称する少女から聞いていた故に、得体の知れない魔性がどのような存在なのか、妖と呼ばれていた事、断片的な情報だけでも重宝ものだが、やはり当の本人から聞く情報は大きい。故にリスクを冒してお喋りに乗じる。正直、素直に答えてくれた事は予想外だったが、両の瞼を臥して。) ─── 詩歌が見た目に反して戦闘好きなのも頷けるわね。よっっっぽど退屈だってなら自滅願望が芽生えるのもわかるケド、…今は違うよね。 未成年の癖に止めてもお酒飲もうとするヒトがいると言ってたし、わたし以外にも言う事聞かない友達はいる筈。 敵か下僕しかいなかった時とは違うの。 ── 詩歌の身体である以上、まずそれは諦めて頂戴? (否定しないという事は、未だ捨ててはいないという事だろう。冗談か本気かわからない、ほんの戯れで揶揄っているのかもしれない。ケド、その体で抱くのは止めろと、軽やかな口調で紡ぐ言葉の芯には重みがあり、微笑まずに真っ直ぐ見据えた。)(攻めずに喋り続けている間にも、周囲に貼り巡る糸が少女へと侵食してくる。妖というものは、こうもお喋りが好きなのだろうか、それとも策の内なのか。先手を打つのが最善策だというのは当然理解している。だが、“彼女”を知るまたとない機会───みすみす逃す訳にもいかない。) ……それはご本人サマに教えてあげた方がいいんじゃないかなぁ。本気でナイスバディ目指しているみたいだケド。 (彼女が話し終えてタイミングで笑いながら返した故に、言い終えた瞬間に四肢に糸が絡み付き、すぐ傍まで接近していた彼女へ紅の眼を向けて細める。彼女の狙いは、散々喋って教えてくれたので丸解りで、”あえて”振り払わず、抵抗せず、笑みさえ浮かべて見せながら、首に刺さる爪から神経毒を流し込まれる────。)(そう”毒”である以上は───。)
(12/30-23:46:22)
香椎詩歌♀高等部2年
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(ソラに足をつけて、鞘に刀を収めた剣士を見下ろし。娘の様相が変わっても、彼女の方は変わらぬ挨拶を交わしてくれる様を、娘の貌をしたナニカは愉し気に、その瞳を細めて見せて。)あら、そうだったの。てっきり、貴女の縄張りにされたのかと思ってしまったわ。……四方八方、貴女の気配がした気がして。(鈴の音を鳴らすように喉を震わせる。彼女を中心に広がった剣の氣。全土に広がったのは刹那か今もか。どちらにせよ、彼女の間合いは、刀の届く範囲には留まるまいし、剣士の定石に彼女が留まらないことは、身をもって知ったのだから。)(身体の届く範囲に間合いが留まらないのは、娘の方も同様。見据えられたのを然りと感じながらも、飛んで来た疑問に、首を少し傾げて、指先を口元へと宛がう。その仕草は疑問を感じたという意味合いではなく――どう答えようか、と愉し気に思案する姿。)――否定はしないわ?『私』が『この仔』ではなかった時、敵はいなかったもの。誰が私の言う事を聞くし、誰も私に勝てなかった。……だから、タイクツを埋めてくれるヒトは、私は好きよ。(懐かしむように眼を細めて、妖は紡ぐ。今も昔も、特異性能力に対応出来る者などそう多くは無い。それこそ、彼女みたいに魔性を討ち祓い続けた者でもなくては。最も、そんな魔性や人ならざると認定された者は、この箱庭ではそう珍しくもないのだけど。)(そうして、宛がっていた指先を彼女の方へと向けていく。人差し指の爪先が、娘の眼前で伸び往き。五寸に満たない細身なれど、朱色を帯びた爪先は、刀身のように煌めいて。)……そうね、折角出て来たのだし、この仔の勘違いを正してあげようかしら。――絡新婦は数多の者を虜にしてきたというけれど、見た目だけで全て虜にしてきたわけではないのよ。絡新婦の神髄は、この爪。蜘蛛は捉えたエモノをこれで身も心も蕩けさせるの。触れてしまえば、貴女だって溶かしてあげる。(切っ先を彼女へと向けて娘は嗤う。溶かすの意味合いが物理的なものか別種なものかは想像に任せるとして、饒舌に性質を語って見せるのは、別に、お喋りが好きだというだけでは無く。)(――ただ喋れば喋る程、彼女が攻めてこなければ来ない程に、不可視の糸はどんどんと彼女の周囲を覆って行き。)……それと、私の糸は少しずつ絡め取るけれど。――やろうと思えば、一瞬で展開する事も、できるのよ?(そうして極々、普通のお喋りの体を見せながらも、後半の言葉を告げる時には、娘は彼女のすぐ傍に。)(構えを見せる彼女の四肢に、瞬時に絡みつく不可視の糸。普段はゆっくりと絡め取るのは強度の為だけど、強度を度外視すれば一気にその四肢へと絡みつく。その分強度は落ちるし、四肢に力を込めれば簡単に脱出も出来るけれど、彼女ならば強めても弱めても脱出されるのは一瞬だろうからこその判断。ずっと絡め取るのではなく、『一瞬だけ動きを阻害する』事だけを目的とした不可視の糸。)(糸で動きを捕えて、自らは糸の上を好きに動き回れる。一足で跳ねて距離を詰めるのは最初この娘がした身体能力。そして彼女の首へと宛がおうとするのは朱色の爪先。鋭利な爪は、短くても鋭利な小刀と同等。簡単には折れない強度で、彼女の体内へと神経毒を流し込もうと。)(彼女に告げたように溶かす効能は実は無い。軽い陶酔感と体の感触を鈍らせる程度でしかないけれど。そんな僅かな効能でも、蜘蛛の巣の只中が如くの彼女にとっては、いずれ致命的にもなりかねぬ搦め手。――少しずつ、彼女の余力を奪い去って行こうとする算段だけれど、娘の興味は攻守の顛末ではなく。己の巣の中で、彼女がどのように振舞ってくれるのか、と愉し気に瞳を細めるのだった。)
(12/30-21:31:27)
浅桜清良♀高等部2年
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(お淑やかとは──?)(はて、彼女に似つかぬ言葉が出てきた気がするが、反論するだけ無駄かなと思えば笑い返すのみ。出し惜しみ無しというのは、手合わせの場においては社交辞令のようなものでもあるが、彼女が口にするのは本心であろう。そう言い切れるぐらい信頼しているし、何より彼女の特異性能力の特性上、いつ展開されているのかわからない。)(技を出す前兆を見せれば、使ってくるやもしれぬ。けれど、同じように前屈姿勢を取るのを見遣れば、膂力だけで受けて立つ心算なのか──と、笑む。もっとも、愉しげなものというより、受けれるものなら受けてみろという意味が強かったが。 零の型 ─── 蓮華閃華 少女が唯一、親から習った奥義。家系の中で継承されていると聞く為、源流は“初代”であろうと思っていたが、当の本人は否と首を横に振っていた。故に真に正当な流派の技なのであろう。派生技も幾つかあるが、少女は基本に忠実な零(れい)を好んでいる。手元がブレて狙いが曖昧だったが、狙い通り彼女の身を宙へと斬り上げたのを紅の眸で認めると、追撃はせず緩やかに漆黒の刀身を鞘へと納めて───。)(詩歌ではない、ナニカと対峙する。) ─── おや、この特等席はペア席なのだケド。 (地へとつかず、張り巡らされていた糸の上に立つ娘を見遣りて微笑み。想定していたよりも広域に展開されていた糸を、認識すると両の眼を細める。あの時は片鱗に触れるような邂逅であったが、今宵ついに巡り会えた。彼女ではない“彼女”。気づかない内に彼女の糸の結界は、少女の間合いと同規模にまで展開されており、時が経てば更に広がる可能性がある。だが、会話に応じる。勿論、無策ではない。特異性能力による紅の水晶は、糸の一本一本まで確りと視えている。) それは時と場合によっては有かも。 ─── ところで、さ。この前も言ってたケド、よっぽど剣士様に倒されたいのかしら? (以前はちょい出しで終わった故に、興味を抱くのは必然の事。会話に応じるぐらいの余裕はあるというのを見せつつ、ころりと微笑んで問いかける。二度も同じ下りを聞くと、自滅願望があるのかなという素朴な疑問。無論、そんな事はないとは思うが。) ─── それじゃあ、第三ラウンドといきましょうか、妖サマ? (今の彼女にとって傷がどのぐらい影響を及ぼすかは、紅柘榴の瞳となった貌を見れば予想はつく。特異性能力の糸も十分張り巡らしただろうし、言い訳などさせぬぐらい時間を稼がせた。そして時間が経過した事で、左手の痺れも取れてきた。納刀したまま自然体で対峙し、彼女が先に動くか、それとも譲ってくるか────。)
(12/29-23:21:51)
香椎詩歌♀高等部2年
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(光と闇。夜の闇に満ちている筈の時刻に様々な電飾が明るく彩る空間を、存分に堪能するように娘が立つ。立つ場は空中。何も無き空間に優雅に降り立って、景色を見下ろした。色とりどりの光の中で、最も綺麗に輝くのはやっぱり、その朱色。) ――さっきの答えよ、清良。こんな綺麗な景色、貴女だけに独り占めさせるわけないじゃない。(切り裂かれた、身体に通った熱の痕。彼女の焔に負けず劣らずの綺麗なアカに指を這わせ、ついた朱色の指先を口元へ宛がって。赤い舌を出して舐めとりながら、娘は嗤う。電飾彩る空間だから、彼女にならば、娘が何も無い空間ではなく、張りめぐらされた糸の上に立っている事にも気付くだろう。その糸は縦横無尽に張りめぐらされ、彼女が氣で覆う空間とほぼ同等程度に伸び往く事も。それが「独り占めさせない」の意味であり、娘が「彼女だけを」対象外にして気付かせず展開していた糸の結界だ。それを展開させたのは、あくまでも娘だけど。)『妖は剣士様に倒されるのが世の常』だけど。偶には、儚く散らされるのも悪く無いと思わない?(くすくす、と艶やかに笑う娘の眼は紫水晶ならぬ紅柘榴の瞳。彼女ならば、以前見たことがある瞳でもあり、剣士様に倒されるなんて下りは聞き覚えもあるだろう。娘ではない娘。彼女が先祖の力を扱うならば、娘は先祖に近しき意識を宿す。それが彼女が対峙する今の存在。妖としての本性を存分に曝け出す様は、先程まで扱っていなかった娘の特性の発露。即ちそれは、特異性能力の糸。)(彼女が今の娘を疑問に思うのも良いし、会話に応じるのもいいだろう。けれど、瞬く間に不可視の糸は周囲を浸蝕していく。彼女にとっては斬り裂けるものだろうけれど。何の束縛も無く、動けるのは、糸の主のみ。妖の眼をした娘は、さぁどんな反応を彼女が見せるのかを、愉し気に眺めていた。)【残HP1 切り札2枚】
(12/29-19:40:07)
香椎詩歌♀高等部2年
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(――全てを出し切るなら、使えるものは全部使ワナイト?――なんて、ダレカのコエをキイタ。)
(12/29-19:39:44)
香椎詩歌♀高等部2年
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(初撃の蹴りが彼女に触れる事は適わず。その際に、痛烈に実感するのが「彼女が自分の常識の範疇に収まらない」という事だ。後ろから斬撃が来るならばその場にいる、と考える事自体が先入観。それを知れただけでも幸いでもあるけれど、続く一撃が縦ではなく横の一閃だったのも幸いしただろう。微かに、けれど確かに足先は彼女の感触を捕える。そして、一番の僥倖は。)(自分の攻撃は、十分彼女に届き得る――というコト。)――よく言われるわ。まったく、わたし程お淑やかな女はいないと思うんだけど。(蹴り抜いた姿勢から地面へと着地して。風に靡く藍色の髪を指先で払いつつ、嫋やかに笑んで見せる。淑やかな娘は人様を蹴り抜かない、何て反論なんてされても聞き飛ばして見せる。)(笑みの奥で、痛みをかみ殺す。傷む箇所は肩と背中、それぞれがただただアツイけれど、身体が動かなくなる程致命的じゃない。だから痛みは無視して、彼女を見据える。そんな最中に跳んでくる、問いかけという名の挑発。構えを彼女に向けるのは、相変わらず無手のままだけれど。)――さてね。でも、貴女相手に出し惜しみなんてしないわよ?(いつもは無い胸を張る娘が、やや前屈姿勢。いつでも跳びかかれる姿勢を取りながらも、挑発への答えを言葉に乗せた。不利だから使わない、何てのは負け犬の思考。気位だけは高い娘が選ぶのは、それでも尚、上を言って見せること。完膚なきまでに叩き潰すとは、そういう事を言うのだと。)(そうして、互いに前屈のまま一瞬だけ言葉が潰える。次に彼女が言葉が発した姿。言葉の意味も、発動する業も知る術は無くとも、それが切欠だという事は理解している。だから娘が行うのは、何が起きてもすぐに対応する事。前屈姿勢で、余分な力を抜いた構えは、刀を持っておらずとも、彼女とよく似た姿勢となる。――何をされても、対応しきるつもり。)(――だったのに。)ッぁ……ッ!?(蒼い光を見た刹那、下から突き上げる灼熱。視界が変わって空一面が映るのは、その刃からの一閃を受けたからだろう。だろう、と仮定する程までに、娘からすれば何が起こったかは何も知れない。)(浮かび上がる、小さな身体。この空間は既に彼女のケハイで満ちている。とすれば、どこだって逃げ道もなく、どこから刃が飛んできてもおかしくは無い。――だからこそ、娘自体にも作戦はある。彼女が告げた『糸は使わないのか』というものの答えがそれなのに。綺麗な星空に、明滅する電飾。天然と人工。夢と現で光り輝く空間に、体中に奔る熱に。そのまま意識を手放しかけて―――)(――まだ終われないと奥歯を噛みしめて、着地しようとした、その瞬間。)
(12/29-19:39:00)
香椎詩歌♀高等部2年
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[Dice<6> 3=
3
]
(12/29-18:54:30)
浅桜清良♀高等部2年
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(斬撃というのは放つ元があるというのがこの世の摂理。だが、少女の持つ技術はその理を容易に破る。二人きりの世界で常に向かい合っていれば、背後から斬撃が飛んでくる事など無い筈───型に嵌った考えなら、そう捉えてもおかしくない。故に反射的に”目に見えていた”少女は先程同様に実体ではないと判断し、背後に意識を向けるのは、ハズレでもなければアタリでもない。彼女の背後の虚空から突如出現するように放たれた弐つの斬撃─── その手応えは少女の手に伝わる事は無いが、空を切り跳び上がった彼女の真下を通過し、此方へと飛んでくるのを紅の眸で認めると、一寸剣戟を中断して真横へ跳び退く。隙を生じさせてしまうが、己の技の威力は己が一番よく理解している故に、回避を選択した方が合理的。そして隙を生じさせたのは、少女が背後に居ると想定して跳び蹴りを放つ彼女も同じ事なのだが、空中で捻じりを加えた大振りの回し蹴りは、四方八方、何処に位置しても驚異的な一撃だ。身を翻して避けようとした瞬間、爪先が左肩に当たり衝撃は骨の髄まで伝わり。連撃により側頭部にも被弾する。)(異能で身体強化していても貫通するかの如くダメージを与えてくる。これが人外の、妖の身体能力というものか。剣気を乗せた刀身で防ぐも、脳を揺さぶられた直後に、空中において自在に脚での連撃を浴びせてくる勢いは殺し切れず、蹴られた勢いに乗って高々と跳躍すると、距離を置いた位置で着地。拮抗していた中で先に離れた時点で、超接近戦の軍配は彼女に上がり。仕切り直しとばかりに漆黒の刀身を大きく薙いでから右肩に乗せると、頭を振ってから口元に笑みを浮かべて。) ─── …足癖悪い、って言われたコト…ない? (脚技の衝撃で痺れが残る空の左手を持ち上げて見下ろし、ころりと軽やかに言の葉を紡ぐ。真正面から突き付けられる挑戦状は当然受け取ったが、師である先祖と違って連発出来ない故に、無闇矢鱈に使わず、使い所を見極めるぐらいはする。)( ─── とはいえ、何度も苦しめられた糸を使っていない状態で押されているという状況は打破したい。) ─── ねぇ。あの糸は使わないの? (斬撃や炎とは相性が悪いと、彼女自身から聞いている故に、使わない選択をしているのは当然理解している。故に、これは挑発。「挑戦状叩きつけるなら、全て出し切るつもりでおいで」と。 ─── 否、“既に知らぬ内に彼女の領域に入っている”可能性もある、が。 暫く十分に力を入れられなさそうな左手は下げ、灰色の鞘へと添えて。力み気味だった身を一度脱力させ、抜き身の漆黒を緩やかな動作で鞘へと納め。右手は柄に添えたまま重心をやや低くし。) 零の型 ─── (明鏡止水 ─── 水面に浮かぶ睡蓮の如く、極限まで研ぎ澄まされた氣を限りなく、零にまで凝縮させ───。) 蓮華閃華 ─── ! (神速の抜刀の刹那に爆発させん。剣気を上乗せさせた神速の剣閃の前では、余程の遠距離でなければ無に距離など無に等しく。蒼い輝きを視認した時には既に遅し。瞬く間に逆袈裟に斬り上げられる剣戟を浴びる事になるだろうが、脳へのダメージは少女が思うよりも大きく、キレはあるが精密さは落ちており。)【残りHP2】 [Dice<6> 5=
5
]
(12/28-23:11:23)
浅桜清良♀高等部2年
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【切り札2枚使用 HP+1】 [Dice<6> 4=
4
]
(12/28-20:19:30)
香椎詩歌♀高等部2年
>
[Dice<6> 6=
6
]
(12/28-18:24:58)
香椎詩歌♀高等部2年
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(夜の闇に軌道を描く紅の剣線。その軌道に導かれるように、藍色の髪の毛が揺れ動く。紙一重で避け乍ら、視線を交差してただただ避ける。攻撃に転じる暇も無い程の速さの中で、広がって行く紅の気配。周囲一帯に包まれる彼女の気配、その中心地に立つ娘に逃げ場などどこにもなく。)(避けてみせたその刀身、その刃がまるで「空間ごと」屋上を切裂いたのを覚えている。存在を否定する言葉を紡いだあの衝撃を忘れようが無い。術理は知れずとも、そんな威力を秘める刃を前にして接近する理由は、とても簡単。避けようがないならば―ー)(避けられないなら、発動前に叩く)(――或いは。)(剣気殺気に全身を包まれる感触に憶する事無く動作を止めぬ折に、彼女の姿が掻き消えた。背中から感じ得る熱の感触は、其の背が裂かれる灼熱だ。けれど、彼女の手に届ける感触は、ごく浅く。その理由は、裂かれるが同時に、娘の身体が宙を舞うから。)(斬られた感触と同時に思い切り地面を蹴り上げる。その速度が凄まじくても、理を覆さねかねない程の奥義が待っていようとも、『その攻撃をした瞬間、背後にいる』事だけは知れるから。娘の身体は宙返りをするように空中で回転し、後方へまげて右足を思い切り振り抜く。サッカーで言う、オーバーヘッドキック。けれど足の切っ先が向くのは彼女の右鎖骨へと向け。いかな技でも、剣を振るうならばその振るう根元を砕かんという蹴りを繰り出すと同時、空中で娘の身体はさらに捻られる。避けられようと避けられまいと、宙返り中、さらに側面への『捻じり』を加え。右足に続いて左足で、少女の頸目がけて繰り出すのは、空中での廻し蹴り。)(――蹴り抜く刹那、紫水晶はその紅色の眼へと交差させる。避けねば死ぬ程の一閃を繰り出すのは、彼女の業を発動させる前に倒す為では無く。紫水晶の瞳を愉し気に緩め、刹那の合間に口元を釣り上げて、言葉にせずとも伝えよう。) (『さぁ、出してみなさい?』――と。その上で、この身が勝って見せると。威力だけ知り、効果も発動条件も知らぬ儘に、それでも尚娘が選ぶのは真正面からの挑戦状。妖の身体能力に回転と捻じりを加え、さらに腕よりも威力の高い脚での連撃を持って、彼女へと挑戦状を付きつけよう。)(防げるものなら―ー)(返せるものなら―ー)やってみなさいよッ!! 【切り札1枚使用。数値+1】
(12/28-18:24:55)
香椎詩歌♀高等部2年
>
[Dice<6> 4=
4
]
(12/28-17:39:28)
浅桜清良♀高等部2年
>
[Dice<6> 2=
2
]
(12/28-14:38:11)
浅桜清良♀高等部2年
>
(死角からの斬り付けに反応し、背中を大きく斬り付ける狙いを逸らしたのは見事の一言であったが、肩の辺りの肉を斬り削がれた痛みは消せないだろう。異能とか、妖とか、先祖返りとか、人外の要素を以ってしても、人の成りをしている以上は感覚がある。稀に意図的に痛覚を麻痺させている者も居るが、少女は其れを否と唱える。あらゆる感覚、感情を曝け出してこそ闘争は愉しいのだ。 縦、横、斜め、弧 ─── 夜の闇の中では漆黒の刀身よりも、煌めく紅の剣閃が幾度も宙を奔るのが視界に入る。本来、この距離で刀を振るうのは愚策とも言えるのだが、殴り合いでもしているかの如く振るい続ける技術を持ってすれば関係の無い事。身に纏う衣装を血で染め、完全に痛みを隠せていない笑みを向けながらも、間髪入れずに放ちまくる剣戟を避けまくる姿。傷付きながらも、隙あらば喰らい付かんとする姿── ぞくぞくとして魅入ってしまいそうになるのを堪えつつ。研ぎ澄まされ、練られた氣が駆け巡り。言葉を紡ぐ間も惜しい。 「ギアを上げようか」 そう言うように笑い。)( 真・陽炎の太刀 ─── )(互いに背中どころか側面さえも見せず、絶え間なく放たれる剣戟の中で向かい合い、笑い合う最中。少女の身から溢れ出続けていた剣気や殺気が波動となって展開され、神宿中央公園が丸ごと不可視の円環に包まれる。この世界の理を覆す絶技の予兆。)( ─── 弐の閃 )(彼女を攻め立てる動きを微塵も緩めずにリズムを保ち、寧ろ隙を見せるなら斬り捨てんとする勢いの中、彼女の背中目掛けて弐つの斬撃が放たれ、十字傷を刻まんとする───!)
(12/28-14:38:02)
香椎詩歌♀高等部2年
>
(綺麗とか、美しいとか。美麗な言葉を並べ立てられたら、普段ならば臍を曲げるか過度に受け止める所だけど、今はそんな余力も無い。けれど、大きくなくともどこか響く声色。そこに違和感を感じようとも、娘はただ我武者羅に突き進むのみ。)(刀の切っ先が自分へと向く事も厭わず、一気に間合いを踏み抜いた娘の額が、思い切り少女の額を打ち付ける。触れる、確かな感触。されど視界は、焔の残滓に包まれて。)…くぁ―――ッ!(見開いた瞳が苦悶に歪む。打ち付けた彼女がニセモノである事に気付いたし、視界外に脅威が迫る事にも気づいたけれど、間合い内に踏み込むことに専心していたからこそ、振り下ろされる初撃は娘の肌を切裂いた。それでも、背中ではなく肩の辺りのみ。一度視界から立ち消えた死角からの一閃を避けることは不可能。…だから、振り下ろされ、肩を裂かれる感触と共に身体を捻じって直撃だけは避けて見せる。肉を斬らせて、を地で行く行為。けれど、骨を立てる程、甘くはないようで。)こ、の……ッ(身体に刃が通った感触で彼女の立ち位置を予測して。眼を向けた先に既に肌ギリギリまで迫る刃に、上半身を大きく屈み込むことで回避する。しかし、反撃にと転じる前にさらに左。逆の薙ぎに脳天と、矢次早に繰り出される紅の花を散らす刃の動きに、防戦一方で反撃する暇を、まるで彼女は与えてくれない。―ーけれど、楽し気に笑う少女の、その朱色の瞳が視る娘の姿は、決してその距離を狭めない。避けるだけでも、一歩間違えれば斬り裂かれることが明白でも、一歩だって後ろに退いてやらない。白いブラウスを鮮血に染めて、痛みに苦悶を上げそうな唇を締め付けて。紅の瞳に紫の瞳を合わせる。交差する目線は、娘の方だって、笑って見せる。)(けれど、傷を受けているのは娘だけ。動く度に灼熱のように感じる傷口は、果たして例えで済むのかどうか。それすら確認せずに、剣戟を避けて、避けて、避けて魅せる。彼女の剣の軌道を逸らせど、決して間合いを広げさせない様は、冬の電飾模様に二人で舞っていく。エスコートは彼女の切っ先。それが少しでも緩んでも、力んで決めに来たとしても。完全にしてやられて、彼女のペースを崩す手法が未だ何も見えていないとしても、娘は剣戟を避けながら、自信満々に笑うのだ。)(「ただの少しでも緩めたら、喰らいついてやるんだから」――と言わんばかりに。)【残りHP2】
(12/27-20:32:49)
浅桜清良♀高等部2年
>
(紅 ─── 夜の闇が深ければ深いほど、紅く染まる空間は際立つ。全身から流れ落ちる剣気が蒼く、殺気が紅く、常人の目でも視認出来る残滓となり。紅の焔の中央に佇み、口を開けば声量が大きくなくとも、言葉が反響する。) ─── 同感。ケド、今宵最も綺麗で美しいのは、アナタよ。 (少女の持つ異能の真髄の、その一端を垣間見ていようとも、真正面から踏み込もうとする勇姿。そして踏み込んでくる刹那の貌。少女の間合いを身をもって実感した彼女だからこその選択だろう。夜闇を彩る電飾、色とりどりのネオン街の灯り、二人ダケの世界。心から美しいと感じて胸を躍らせる。だが、勿論それは好戦的な面での感情。至近距離までの侵犯を許した故に、少女の反応を僅かに上回ったように思ったであろうが、腕を下げて上段から中段へと構えを変え───開幕の一撃を浴びせた手応えを確認する紫水晶に、紅色の残滓が砕け散る光景を見せよう。人の形を成していた紅色がバラバラに散らばる中、残滓の軌跡を追えるならば、彼女の背後へと一歩踏み出して回り込んだ姿を捉える事が出来るだろうが───。) ─── 超接近戦なんて久しぶりだ。 ほらッ、ほらッ!! (当然、振り向くまで待つ心算も無く、斜め下へ振り下ろす一閃。中段の構えへシフトした故に初動も短く、残心も殆どなく、柄から左手を離した刹那に更に振り上げての一閃。彼女がその優雅な外見では考えられない膂力の持ち主だというのも理解している故に、重撃ではなく連撃。異能により常人を遥かに凌駕する膂力での一振りは、達人の渾身の一振りにも匹敵し。右に、左に、上へ、横へ、彼女の方から離れるまで、至近距離にて軽やかで尚且つ高速のステップを刻みながら、柄の握り方を切り替えながら漆黒の刀を振り続け、剣閃を放つ度に紅色に輝く軌跡を残す。“殺気”を刃に乗せているのは攻勢の証。至近距離でさえも己が間合いとし、彼女がついてくるならば、宛ら幻想的な空間にて二人で舞うダンスの如く。致命傷は狙わず、されど確実に削っていこうとする最中、交錯する刹那に愉し気な笑みさえ浮かべて───。)【残りHP3】
(12/26-22:49:27)
浅桜清良♀高等部2年
>
[Dice<6> 5=
5
]
(12/26-21:42:44)
香椎詩歌♀高等部2年
>
[Dice<6> 3=
3
]
(12/26-16:51:51)
香椎詩歌♀高等部2年
>
ふふん。上等よ、浅桜清良。(警鐘じみたダレカの声を笑い飛ばし、娘は笑う。犬歯露わとする獰猛な笑みを、小柄な身体に浮かべて見せて、前屈の姿勢を取った。さながら、陸上競技選手のスタートの姿勢。その姿勢が意味することは、たった一つ。)(人ならざる膂力とか、身体能力。それは本来、妖と呼ばれる特異性能力の、ただの付随物でしかない。そんなもので、焔の瞳を持つ、迎撃の構えを見せる彼女に挑むなんて正気の沙汰じゃない。真正面からぶつかるなんて、搦め手を主とする妖の性分からすれば相反する。――けれど。本性が、本質が、自分自身が是とするものと同じだとは限らない。)行っくわよ、清良ッ!!(紫水晶の瞳を好戦的に釣り上げて、藍色の髪の毛を靡かせると共に、娘は大きく踏み込んだ。迎撃態勢に対して、真正面から。絡新婦の糸を使わずに、真向から。ただの付随物に過ぎない、身体能力をその踏み込みの一点に凝縮しての踏み込みは、音すら立たぬ軽やかなもの。)(けれど、たった一歩。たったの一歩の踏み込みにて、瞬きよりも速くその間合いへと踏み込んで、彼我の距離を零にしてみせた。全てのものをかなぐり捨てて、ただ一歩踏み込むだけに全神経を費やした、刀構える相手へと真正面から突撃するなんていう暴挙。けれど、ただの一欠けらも臆する事無く踏み込む気概は『斬られる前に打ちのめす』という意思と意地を込めた渾身だ。――渾身だから、ただ踏み込む事しか出来ない。けれど彼女の反応を僅かでも上回れるならば。一瞬にて、彼女の視界を自分だけで覆い尽くしてしまおう。紅の瞼と紫水晶の瞳が見つめ合うよりも近く、唇同士が触れ合いそうな程に近い、至近距離。――言い換えれば、全速力でそれだけ近づけば、後は思い切り額をぶつけて思い切り脳を揺さぶって、刀を振るう所では済まない超接近戦に持ち込んでやろう、なんて浪漫も何もない、暴虐の限りの一撃。)(空には星。遠くにはビルの夜景に、近くには電飾が幻想的に明滅する、星と光が瞬く聖なる夜に。ロマンスとは程遠い一直線の踏み込みにて、決戦の火蓋を落とすとしよう―ー。)【特殊ルールでのバトルロール。双方HP3切り札3枚にて開始します。】
(12/26-16:51:46)
香椎詩歌♀高等部2年
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(――『当然、絡めて、捉えて、何もさせないままに蕩けさせなさいな』―ーなんて、アタマの中でナニカが囁く。)
(12/26-16:51:22)
香椎詩歌♀高等部2年
>
(剣気でへっちゃら、なんて聞けばジト眼が険しくもなった。ずるくない?と非難めいた目線は向くけれど、それ以上に険しくなるのは、続く言葉の所為。娘にだって、イントネーションが若干違う事くらいは気付ける。「一体わたしを何だと思っているのか」と言った眼を向けるけれど―ー今は、それよりも。)(彼女の言葉が紡がれると共に舞い上がる焔の柱。守護するかのような焔は彼女の周囲から、刀の切っ先へと集い行く、その姿を紫水晶の瞳は真っすぐと見据えた。黒装束を身に纏う様も。その姿とは対照的にすら見える、美しき桜文様も。)……冬景色に、炎に、桜に。季節感は滅茶苦茶だけど、良いものよね、キレイなモノって。(爆風に彼女の周囲の光の電飾は揺れ動き、所々吹き飛びもするが、娘自身は気圧されることは無く。)(――本当は、緊張感は奔るし、たじろぎたくもなる。当然だ、あの姿も、あの切っ先も、そこから何を繰り出されるのかを知っているから。仕組みは不明、原理も不明のままでも、彼女の剣技が、能力が繰り出した、建物すら崩壊せしめた絶技を覚えている。そこに踏み込んでこい、と誘われるならば、それは当然――)
(12/26-16:50:54)
浅桜清良♀高等部2年
>
(何度も姿を現していた故に、突然現れても驚かせないというのは納得出来るが、寧ろ落ち着いている様には異議ありとばかりにジト眼を向けて、鼻の下の辺りを拭おうとしていた指を引っ込めて。) ところがどっこい、わたしは剣気で身を包んじゃえば寒さなんてへっちゃらなのよ。 (故に対等ではないと胸を張って見せよう。戦闘技術を日常生活でも活用するのは消耗する筈なのだが、ギラギラ亭のたこ焼きを食べれば問題ないという謎理論で生きている。軽口も程々にしておき、彼女に続いて周囲をぐるりと見回して地形等を確認───彼女の言い分にも頷ける。今宵の場では、地の利を生かすというのは難しいだろう。) ───… わたしは、貴女が部屋に男かオンナノコを連れ込んで性夜を共に過ごすものだと思っていたケド、お互い様って事だったのね。 …華の女子高生が、デートしないで独り身同士で戦い収めとか、いいのかっ!? (ババーン!と剣気を弾かせて衝撃音を鳴らし、片手を翳してキリっとした目つきで彼女を見遣る。) ─── イイよね。 (そしてスンとなって即答。そんな一人芝居も束の間、灰色の鞘より漆黒の刀身を抜き───。) ――――“伊坐那美” (己が異能の名を紡ぎ――─。)(刹那、漆黒の刃を中心に紅光が爆ぜ、焔が舞い上がらん。焔は主である少女を守護するかの如く。) “焔”よ―――― ( “否定”よ。 ) 血潮よ――― ( 浅桜の血よ。 ) 我が刃に宿れ――――。 (刹那、切っ先から大量の焔が噴き出し、凝縮され、刃に宿らん。そして少女の身は漆黒のロングコートを羽織った姿となり、眸は焔の如き紅き水晶へと変わり、刀身には紅花紋様が浮かび上がる―――。)( 第壱の型 “ 紅 神 の 太 刀 ” ) ─── さぁ、始めようか。 (爆風で吹き飛ぶ程柔でも無かろう。故に自ら跳んで距離を置き、瞼を半分臥せて囁き。以前見せた事のある特異性能力によるブースト状態にて、柄を両手で握り、右斜め上にて切っ先を前方へと向ける上段の構えを取り。) ─── たまにはそちらからおいで。 詩歌。 (紅の眸を真っ直ぐ向け、後の先が得意なのは貴女ダケじゃないと挑発めいた笑みを浮かべて見せ。)
(12/24-20:45:53)
香椎詩歌♀高等部2年
>
(光と影に彩られた空間。妖精に紛れる姿は、最初気付かない程に些細なもの。けれど、些細な違和感だって、俯瞰していれば浮かび上がってくるというもの。様々なポーズを決めて、さもアピールされるような構図ともなれば、余計そう。消えては映り、映っては消えていく少女の像は残像も描かずにその機動を様々に移り行き、自由奔放に変わりゆく気配の有様は、悪戯好きな少女らしい。だからこそ、眼前に現れても大声を荒げたりはしない。)―――…まるでヒトゴトのように。それ言うなら貴女だって一緒でしょう?(だから対等、と唇を拭わんとする指先に、嘆息交じりに。そうすれば、僅かに吐息の熱を指先に届けることにもなろうか。)(直後に、噛みついてやろうかと犬歯も露わにして目線を険しくもするけれど。思い切り驚きもしないけど、一瞬反応に遅れて、それを隠して平静を取り繕っている、とも言わなくもないから。)ふん。今年のことは今年の内に、でしょう。まぁ、貴女がデートに忙しいとか言うならば改めるつもりだったんだけど。そんな心配は無用だったみたいね?(爛漫に笑って見せる彼女へと目がけて、唇を同様に釣り上げてみせる、挑発めいた言動。全部自分にそのまま返ってくるんだけどそんなことは素知らぬフリ。それに、軽口は所詮口だけ。口以上に、身体が、気配が本題をモノ言うのだから、語弊も誤解も生まれまい。最も、普段のような言動をされたら蹴り飛ばしていたかもしれないけれど。)……というワケで、今年の戦い収めをしましょうか。ここなら誰にも邪魔されないし――(くるり、と紫水晶の瞳が周囲を見渡す。色とりどりの光たちは木々や噴水、床にも散りばめられて。吹き抜けの景色の奥にはビルの街並み。神宿の景色の縮図たる公園は、開けた場でもあるし、遮蔽物はあれど互いに体の動きを阻害するものは無い、ともまれば。)――負けても言い訳できないでしょう?今度も打ち負かしてどちらが上なのか、はっきりさせてあげる。(なんて、幻想的な光景に剣気を放つ少女に対し、娘はどこまでも自信ありげに、堂々と胸を張って見せよう。)
(12/22-19:35:44)
浅桜清良♀高等部2年
>
(この時期の夜の神宿は、喧騒に包まれながらも温かいから好き。騒がしい若者が集う路上でも、笑顔が多いから好き。寒さを逃れるように店にやってきて、たこ焼きを頬張って頬を綻ばせるヒトが多いからスキ。寒い季節ほど人肌が恋しいと言うけれど、特定のパートナーが居なくても寄り添える相手を見つけられるこの街が大好き───。)(白と赤だけでなく、様々な彩に包まれる街中の一角、神宿中央公園が今宵の舞台。噴水の前に立つ彼女の視界に映っているプロジェクションマッピング───延々と続く最中、時折妖精達に紛れる”謎の少女”を見つけられるだろうか。プロジェクションマッピングのように突然現れては、両手を組んでポーズを決めては消えて、別場所に現れるとウィンクしながら投げキッスしては消える。もし見つけていたら瞬間移動しているように見えるだろうが、種は彼女の部屋に訪れた時、寮の人に見つからないように行っていた簡易的な認識阻害。溢れ出る剣気の膜で全身を包んで遮断しながら移動し、決めポーズしながら解除の繰り返し。怪しまれる前に両腕を組んで待機していた彼女の眼前に姿を現すと、人差し指を伸ばして彼女の唇の上辺りを拭う素振りをして微笑み。) ─── お待たせっ。ほんとに寒い設定にしたんだねぇ。オンナノコなんだから、鼻水が垂れたら大変だよ? (可愛らしいくしゃみをしていたから、鼻水が垂れないようにという気遣い。まだ少し従者魂が残っている雰囲気を見せるが、間近で感じる闘争心に火がつかない訳もなく。) お誘いアリガト。クリスマスシーズンにいきなり決着をつけようなんて言われてビックリしたケド、わたしも同じ気分だったから即答させて貰ったわ。 (左腰の灰色の鞘を指先で撫でながら、にっと歯を覗かせる。普段なら「外でヤるの…? ベッドの上で決着をつけようよっ」とか揶揄っているところだが、戦闘が絡むと悪ふざけはせず。むき出しの闘争心が剣気となって少女の身から溢れ出続けて、間近に居れば冬の寒さより鋭い気を肌で感じる事が出来る筈。)
(12/19-22:26:11)
ご案内:「神宿中央公園」に
浅桜清良♀高等部2年
が現れました。 (12/19-21:58:38)
香椎詩歌♀高等部2年
>
(冷たい空気に満ちた、神宿の一角。ビルの海で満たされた街並みに、緑が彩る景観がある。街路樹と横伸びた白い糸のように水を掛ける噴水が相反することなく調和した眺望。世界から途絶された空間ですら、一時の憩いを与えてくれる、そんな場所。普段は夜の街並みを浮かび上がらせる公園は、一年の中でこの時期最も彩りに満ちる。ビルの夜景と外灯の光だけではなく、滝のような噴水にも、木々にも、色とりどりの光が浮かび上がる。明滅する光の数々は時と共に色彩を変え、木々を彩るだけではなく、水にも、地面にも灯で世界を鮮やかに彩る。鮮やかに地面に浮かび上がるのは、光で作られた幻想的な妖精たち。楽し気にくるくると回る映像が地面へと浮かび、雪の結晶がプロジェクションマッピングとして舞い上がる。そんな景色と共に響くのは、聖夜を謡う昔からある冬の歌。大人も子どもも、誰もがみんな表情の緩む、そんな冬の一幕を彩ったイルミネーション会場が、今の神宿中央公園。)(普段なら、多くの人が行きかうであろう場だけど、周囲には人の気配はなく。公園は無論のこと、浮かび上がるビル群にすら、光灯れど人の気配は無く。数多の光を受けるのは、噴水の前に立つ娘のみで。)―ー…(は、と吐いた息は白く、浮かび上がっては消えていく。研ぎ澄まされるような冷たさは、高揚する身にとってはいっそ心地いい。凛と研ぎ澄まされるような、心地よい感触。幻想的な空間の中で、浮かび上がるのが綺麗だとかそんな気持ちではなくて、闘争心なのだから可笑しなもの。)―――っくしゅっ。(…可笑しいけれど、あんまり長くいれば仮想空間なのに風邪をひきそう。ふるり、と身を震わせつつも、両腕を組んで。態度だけは大きい小柄な娘は、そんなビルと緑が調和した、神宿の街並みを一望できる場にて。誰よりも小さいくせにどの建物よりも尊大に、自分の身を大きく見せるようにして、その場に立とうか。)
(12/19-21:07:51)
ご案内:「神宿中央公園」に
香椎詩歌♀高等部2年
が現れました。 (12/19-21:03:08)
ご案内:「中庭」から
草島夕香♀中等部3年
が去りました。 (09/19-11:13:49)
草島夕香♀中等部3年
>
(そうして中庭を去っていく)
(09/19-11:13:47)
草島夕香♀中等部3年
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「これで終わりかな」 放課後の中庭、友達とのゲームに負けた罰ゲームで中庭の掃除になってしまう。 その事自体は能力を使えば簡単に終わるので区ではなく。 ただ広いのでそれが少々面倒だったという問題。 しかしそれも終わってしまえばきれいになったという満足感。 集めたごみは能力でしまい込み、後でゴミ捨て場行きに決め。 「思ったより早く終わったし、どうしようかな」 普通にやればそれなりに時間がかかっただろうが、早く終わってしまい時間を持て余し。 どこかに遊びに行こうか、それとも練武場に顔でも出そうかと…行き先を決めずに歩きだして。
(09/15-14:40:54)
ご案内:「中庭」に
草島夕香♀中等部3年
が現れました。 (09/15-14:35:26)
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PbsChat v2.7
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