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異邦人街と繁華街の境にあるバイオ研究所
【部屋説明】フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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">"にリンク
発言色(#無し)
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ColorList
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50
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ベル
入室ログを表示しない
ベル
リロード
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300
参加者(2): ROM(1)
双葉瑠衣♀中等部3年
□
四条 紫子♀大学院生
四条 紫子♀大学院生
>
[Dice<6> 3=
3
]
(09/17-07:39:13)
双葉瑠衣♀中等部3年 > …まさか、選ぶならもっといい男選ぶよ(とは言ったものの強く逞しく、確実に仔を成してくれる牡は獣基準ではこれ以上ない最良の番。心で否定しても体は求めてしまい、作り変えられた子宮が疼いて熱に浮かされたような感覚に襲われてしまうか。両足を太い首に絡めるなり一気に頸動脈を締め上げ、脳への血流と空気の流れを遮断して意識を奈落の底へと引きずり込もうとするも牛頭の性欲は精神を凌駕し、鼻先に感じる発情した牝の匂いに振り払うどころが太腿を掴んで拘束してしまえば太い舌が割れ目を舐め上げる。その一瞬の怯みが致命的な命取りとなり、ぐるりと視界が反転すれば強引に両足を開かれた態勢を強要され、目の前の花弁に我慢できなくなった牛頭が秘所を舐め回し、太い舌が別の生き物のように胎内に潜り込んできてしまう。)もう少し…きゃぅッ!あ、あぁ、やめ、離せッ!や、ああぁッ!ヤダ、ヤダああぁッ!あぐ、あぁッ!あ、おぅッ!(潜り込んでくる舌によって腹部は蛇が蠢くように歪められ、唾液と愛液が股から胸、顔へと滴り落ちる中眼前にはそそり立った肉棒が突きつけられて頬を叩く。自分こそが相応しい番であり、絶望という快楽と共に孕ませてやるといわんばかりの行動は好機でもある。今であれば曝け出された急所に致命的なダメージを与えられると耳元で響く彼女の声、少女は言葉通り行動するかと思いきや太い肉棒に手を這わせて舌先で竿の側面を舐め上げ始めるか。心が折れで牝に堕ちる運命を受け入れたのかと彼女を失望させたかと持った瞬間、鋭い獣の牙で肉棒に浮き出る太い血管に牙を突き立てて鮮血と白濁に塗れながら一矢を報いるか、そして怯んで手を離すチャンスを逃さず一気に出口へと駆け出すか) [Dice<6> 5=
5
]
(09/16-14:16:38)
双葉瑠衣♀中等部3年
>
[Dice<6> 6=
6
]
(09/16-03:20:03)
四条 紫子♀大学院生
>
意外な健闘、想定よりも損失リソース量が17%も軽微……瑠衣も成長しているのね、頼もしい限り。(常人であれば成す術もなく粘液生命体の母胎とされ、特異性能力を吸収した半妖を産まされていた局面────にも関わらず少なくとも当面の危機を回避するに至った適切な判断と行動を賞賛する声は愉悦を含む。飛び出したきり帰り道はない鉄砲玉も同然の扱いをしておきながら勝手の極みだが、鉄砲玉というのはターゲットに命中して仕留めてこそ目的を達するのだから己にとっては好都合。排出された被検体は亜空間ゲートを介して電磁ネット展開式の捕縛装置を放り込み、後程回収するべく絡め取っておく。)体温発汗共に上昇、脳波にも乱れが生じている……貴女、此れ系が好みなの?嗜好や性癖は自由だけれど、愉しむなら仕留め果たしてからになさい。体格差を逆利用して懐に潜り込むのは戦術として適切な選択、ただ問題は────(両者の膂力差が隔絶している、という事。頸動脈を圧迫し脳への血流を遮断すれば意識喪失に至らしめるのは可能だが、しかしそれには圧迫を維持し続ける必要がある。それに加えて、双方の位置関係も重要になってくる。つまりミノタウロスめいた牛人の鼻先は少女の股間に密着して、苦悶の叫びと共に長く分厚い舌が牝肉へと捻り込まれ、肉襞を刮ぎ落とすかの如く暴れ狂い。僅かでも両脚の力が緩めば今度は牛人が少女の腰を掴み、淫蜜を啜りつつ胡座をかく姿勢に。逆さに抱えた相手の顔を屹立した肉槌の根元に密着させるのは、牝に己の匂いを覚えさせる為か、或いは誰のものかを刻み込むマーキングか……)あらあら、気の早いこと。既に自分のものと確信して繁殖態勢とは……好機よ瑠衣、生物が根源的な欲求に没頭する際には隙を生じる。目の前に剥き出しの臓器とも云える代物がぶら下がっているでしょう。(子供の蹴りでも陰嚢に命中すれば成人男性を悶絶させる事が可能。そんな牡の急所が眼前に晒されているのは確かなのだが、同時に“それ”の牡臭は牝を強烈に誘惑する。このまま身を委ねてしまえ、従えば生物として無上の悦びを与えてやる……と。ましてや獣の舌は膣内を制圧し、脳と子宮を同時に責め苛み屈服を迫り。) [Dice<6> 2=
2
]
(09/16-02:25:43)
四条 紫子♀大学院生
>
[Dice<6> 4=
4
]
(09/16-01:20:28)
双葉瑠衣♀中等部3年
>
(今自身が置かれた状態を冷静に説明する彼女の言葉、最良の母体とされた膨れた腹部の中で蠢く存在が住処を整えた後に何をするかは想像するに容易い。異物を排出しようと快楽に震える精神で自身の胎内に膜を張るイメージを練り、腹部に置いた両手から術を重ねるようにして一気に胎内に防壁を展開する)はぁ…早く、取り出さないと、内側を覆うように…異物を弾く…ッ!んぎゅッ⁉あ、ああぁッ!ひっ、んうううぅぅッ!!…ふぅ、ふぅッ(防壁を張った瞬間焼けた鉄板の上で転がり回るように胎内の軟体は暴れ始め、遂に耐え切れなくなったのか勢いよく少女の胎内から脱出を図る。同時に少女も無事とは言えず、その場に座り込んで両足を大きく開脚したまま軟体が体内から這い出して来るのを快楽に震えながら耐えるしかない。さながら異形出産を終えるも既に体は作り変えられており、次のエリアで判断を誤れば今度こそ異形をその身に孕んで産むこととなる運命が待ち受ける。暫しの回復後部屋に入るなり、通常であれば獣臭さに眉間にしわを寄せることになるだろうが今は異なり、発情した牡の匂いは脳を揺さぶって耐えがたい性欲に蝕まれてゆくのがわかる。ダラダラと唾液を滴らせながら宛がわれた牝を眺める妖怪の牛頭を思わせる怪物、そして少女の姿を舐め回すように視線を送る下でムクムクとそそり立って天を衝く凶悪な生殖器。鋼のような皮膚は爪での引き裂きや爆風では効果が出るように思えず、少女は防壁を両足に纏って一気に地面を蹴ればそのまま一気に距離を詰め、少女を捕えようとする牛頭の手を搔い潜って飛べばその首へと両足を絡めて防壁で強化した膂力任せに締め落とそうと) [Dice<6> 1=
1
]
(09/15-11:26:37)
四条 紫子♀大学院生
>
……やはり生命改造実験は自分以外の身体を使うに限るわね。(冷たい微笑を浮かべて災禍を観察する女は、罪悪感どころか同情や憐憫さえも全く持ち合わせていない。およそ知性らしきものを備えず生殖本能のみで行動する粘液生命体が少女の牝穴を侵略し、我が物顔で根を張り組成を作り替える過程は、細大漏らさず己のデバイスに記録しておく。それは今後、彼女を治療する際に必要不可欠なデータなのだから……というのが大義名分だとしても、この研究所の所長と比較してどちらが悪質なのやら。バイタルデータから予測した通りに子宮改造生物培養槽を突破を果たした被検体の識別タグから響く声は、どこまでも冷静沈着なもの。)今の貴女は異種交配用の下拵えが完了している状態で、しかるべき処置を施すまで妊娠確率が限りなく100%に近いから注意なさい。既に身籠っていようとお構いなしに多重着床するのも素晴らし……厄介な点ね。その先にある換気口を潜り抜けると所長室に隣接する実験場、つまり其処を突破すればゴールだから今暫くの辛抱よ。(漏れそうになった本音を取り繕い、まずは状況を理解させる。メンテナンス作業用の通路を用いた事で大幅なショートカットが可能となり目的地は間近だが、狭いダクトを抜けた先は直径10メートル程の円形施設。得体の知れぬ骨が転がり、強烈な獣臭が充満する室内の中央に座した筋骨隆々たる牛頭人身の怪物が侵入者を睨み、鼻息も荒く立ち上がると、巨躯を誇示しながら舌舐めずりして少女へと躙り寄る。)“彼”は被検体の成れの果て、生物兵器に分類される代物。カタログデータを確認する限りでは、この私でも侮ると痛い目に遭うかも知れない程度の戦力を備えているようね……瑠衣の健闘を期待しておきましょう。(警戒を促すが、危機的状況は何も変わらない。赤銅色の皮膚は鋼の如く硬く、筋力は建設用重機にも匹敵し、双眸に燃えるのは暴虐と蹂躙を求める焔。もしも対応を誤れば……筆舌に尽くし難い結末が待つのは間違いあるまい。)
(09/15-01:03:47)
双葉瑠衣♀中等部3年
>
(次の指示を仰いでいると足元でカチリと音が響き、メンテナンスハッチを開けば暗い奈落が口を開いており、この先に進むことを躊躇させるが少女は選べる立場にはない。薄暗く窮屈な通路は等間隔に設置されたオレンジ色の頼りない非常灯だけに照らされ、体を屈めて壁を伝うように進むしかない。代り映えのない光景が暫く続いたかと思えば傾斜がかかった部分へと差し掛かり、ゆっくりと降りていくと足先に感じる冷たい液体の感触。)…腰洗い槽?消毒みたいなもの?…こんな水道みたいに水を貯めているのか(彼女の言う腰洗い槽がイメージできないでいると除染という言葉に水道のパイプのように水を貯めて匂いや異物の侵入を防いでいるのかと思うと、そもそも天井まで満たされていないのでそれは当てはまらない。液体に触れる面積が広がり股下まで沈んでしまえば妙に肌に纏わり付く滑った感触が不快で、早く液体から揚がろうと傾斜を登るため一番深い部分から離れようとした瞬間体が動かない。否、正確には異様な粘度に囚われて異様に下半身の動きが鈍く、いくら藻掻いても数センチほどしか前に進めないでいると異変が体を襲う)…うぅ、気持ち悪いな、これ。…ここを上がれば、ッ!?な、動けない、なんで、ひぅッ!あ、ふぐうぅッ!やめ、あ、あぁッ!入って、や、来るな、来るなあぁッ!や、お腹、破れ、うぐッ!ぅあぁああぁッ!(太腿から垂れた愛液が水面に触れた瞬間にそれは反応を見せ、少女の下半身を水面に引きずり込むなり花弁を押し開きながらのたうつ蛇が潜り込むように腹部を膨らませ始め、異物感から腹部を強引に中から押し広げられる感覚に吐き気さえも覚えた少女は水面に爪を突き立てて切り裂こうとするも水面を掻くばかり。無線から響く少女の悲鳴と淫らに喘ぐ声、達する声の後に続く暫くの静寂は彼女に失敗を思わせるも)…はぁ、はぁ、次、は?どうした、ら、いい…(水面から何とか脱出を果たすも腹部は薄い患者着を押し上げるように妊婦のように膨らみ、その胎内には奥まで引きずり出せずの残った粘液生命体が蠢き、後数分もかからない内に少女の身体を良質で万能な苗床と化されてしまうだろうか)
(09/12-13:53:21)
双葉瑠衣♀中等部3年
>
[Dice<6> 3=
3
]
(09/12-11:46:42)
四条 紫子♀大学院生
>
(研究所のメインシステムを欺きつつ掌握すべく複数のモニタを同時に眺め、指の残像が途切れない程の速度でキーボードを打鍵し続ける女とて、善良と形容するには程遠いどころか真逆。少女を安全に救う気があれば、最初にロビーからエントランスに駆け抜けて脱出するなり、或いは異能戦技教導隊に実力行使を要請する連絡を行えば済む話。それを選択しない理由はシンプルで、この状況は渡りに船だからに他ならず。)正面は職員用のIDカードを所持していない者を感知すると前後同時に隔壁により閉ざされて昏睡ガスが噴射される仕組み。左は終末処分場、あらゆる意味で行き止まり。右に行くとエレベーターで、これもカード不携帯で搭乗すると底が開いてミキサーに放り込まれる事になるわね。正解は下……足元のメンテナンスパネルから中に入りなさい。ロックは今、解除したから。(この研究所を攻略するには、システムを制御する者と実際に進む者の二人が必要。より危険の大きい役回りを当然のように押しつけて、保守点検用の狭い通路へと誘導する。非常灯の微かな光に照らされた道は、深く屈まなければ進めない程に天井が低く、しかもやがてV字構造の勾配に至り。)……瑠衣の歳だとプールの腰洗い槽は馴染みがないかしら。なにしろ此処はバイオハザードの危険が常に付き纏う施設、保守作業の際にも一定間隔で除染工程が必要なの。(昭和の時代に学校のプールに設置が義務付けられていた衛生設備と形状こそ同じだが────これに満たされているのは消毒液などではなく粘液状の不定形生命体。触れた獲物に絡みつき、拘束しつつ胎内へと侵入を図る凶悪な代物。もしも潜り込まれてしまえば、あたかも臨月めいて腹が膨らむのみならず……人間以外の被検体とも交配繁殖が可能になるよう子宮と卵巣を改造されかねない。当然その対象には粘液生命体も含まれるわけで、輪姦の痕跡が生々しく残る良質な牝に反応すると粘液槽に引きずり込むべく、その艶めかしい太腿に纏わりつきながら襲い掛かり。)【子宮改造スライムの侵蝕ダイス】 [Dice<6> 4=
4
]
(09/12-04:48:56)
双葉瑠衣♀中等部3年
>
(昏睡状態を偽っている間に聞こえた男達の会話は「…これまで何度か実験体を宛がわれてるみたいだな」「…てことはあの化け物共と」「…もったいない。ならいいよな…少しくらい」そんな会話が聞こえたかと思えば部屋の施錠とベルトを緩める音。喘ぐ声すらも出せず、息を乱すだけで四肢にさえも力を入れることが出来ない少女の体を人形でも扱うかのように広げ、欲望のままに舐め回し、今にもはち切れそうな生殖器を未成熟な肉壺へと穿つ。まるで知性を感じさせない獣のように腰を振るい、熱を孕んだ呼吸とベッドが軋むたびに肉を打つ音だけが響いた。)…はぁ、はぁ、ようやく…終わった、ふぅ、人の体をなんだと、それにしても体が熱い(元々来ていた衣服は全て取り上げられ、代わりに着せられているのは極めて薄い造りで体の正面の一か所で結ばれている患者着のみ。下着すら奪われたせいで汗ばんだ肌に張り付き、お世辞にも着心地が良いとは言えないが今はそんなことも言ってはいられない。研究者が戻る前に部屋を後にしようとすると耳元に聞こえる聞き思えのある声、それは見覚えのないイヤータグからのもので話される内容はこの研究所の腐敗とそれを暴くことが助かる道だと。拉致した被験者を性玩具のように扱う研究者はその腐敗の一旦であり、組織だって隠蔽を行っているために表立っての処分に踏み切れなかった事態を打破するため、その長たる所長の醜悪な趣味の城となった研究所から証拠を持ち帰れという指令。捕まれば実験動物か性奴隷としての未来しかなく、彼女の言葉を信じて進むしかなく指示されるまま所長室を目指すこととなるか。ペタペタと裸足のまま通路に出れば耳元の声にしたがって無機質な通路を進み、時折物陰や近くの部屋に身を潜めながら研究者を避けていこうと。その過程で目にしたのは同じように患者着に身を包んだ少女達、声をかけても虚ろな表情で反応を見せない者、檻の中で白濁に塗れて気絶している者など一歩間違えば同じ運命を辿っていたかと思うとゾッとしてしまう。)…この先はどう進んだらいい?正面と左右に通路が分かれてるけど
(09/10-15:02:11)
四条 紫子♀大学院生
>
(本当に無力化され抵抗の手段を奪われる事態を回避する必要はあるが、無闇矢鱈と抵抗すれば良いという物でもない。隙を窺い好機の到来を待つ為の布石、その意味をどうやら理解していたらしい少女の対応をモニタリングして、女は軽く頷いた。男性職員の行動は記録されていても、咎める者は己も含め存在しない。彼等の行為などこれから待ち受ける過酷な境遇の前には誤差にも等しい些細なものに過ぎず、寧ろ被検体のバイタルデータを得るには好都合────但し計測機器が読み取る数値は、この女に因る改竄を経て記録されている。)……雄の行動は陰嚢により支配され、吐精を最終目的とし、その他は過程と装飾に過ぎない。身嗜みを整える事も学業を修める事も、財産を築き地位を得る事も、全ては雌に精を注ぐ為の段取り。あらゆる生物は遺伝子を次世代に繋ぐ為に存在しているのだから、其の意味では正しいのだけれど……つまり獣と本質的な差違がない、とも云えるわね。(監視されていると知らぬまま無抵抗な雌を犯し、それでいて身の破滅を怖れ保身を怠らない男達に向けるのは薄く冷たい嘲笑。卑しく愚鈍で図々しい、つまらぬ代物……だがそれは彼等が飛び抜けて劣悪な訳ではなく、大衆など所詮はその程度と既に見限っているが故に、改めて軽蔑するには及ばない。ただ現実を直視して、己の認識が正鵠を射ていると再確認したまでの事だ。地下研究等の管理システムを掌握しつつ、座標を確認して女の腕は空間接合ゲートを経由し少女の耳朶に届く。)此れはピアスに偽装した通信機。さて瑠衣、其処は地下研究棟13層……貴女に投与された薬剤は120分程度で全身の筋力を不可逆的に低下させると共に、脳機能を抑制し自発的な精神の働きを妨げる効能もあったのだけれど、先程の対抗薬により阻止してあるから安心なさい。心身が熱い程度の副作用程度、諸々垂れ流すだけの従順な肉人形として飼育されるよりは良いでしょう。(それはピアスというより家畜の管理に用いるイヤータグめいた物で、御丁寧にE-0736213と記載されバーコードつき。確保した連絡手段を用いて女は指令を伝達する。)簡潔に説明すると、此の研究所で近頃どうも協定に反する行為が疑われているの。不当な実験により得られた成果を外部に流す所業はアウターエデンにとって害になるから、異能戦技教導隊とAXIAを兼任する私が内偵を進めていたと云う訳。理解した?其れでは協力なさい。目的は所長室にある極秘データファイルを入手し、脱出する事。言うまでもなく途中には侵入者や脱走者を阻止する装置や施設が待ち受けているから、人生終了したくなければ頑張る事ね。(碌でもない研究所のトラップがまともなものである道理はなく、失敗は誇張抜きにバッドエンドを意味するのだが────少女の返答を待たず電子ロックが解除された。このまま此処で破滅を待つか、脱走者としてより過酷な末路を辿るか、それとも生還して自由を得るかの選択を委ねるかの様に。一方で女は研究棟の設備データを一瞥し、俗に言うエロトラップダンジョンめいた機構の数々に肩を竦めていた。)
(09/10-09:18:33)
双葉瑠衣♀中等部3年
>
(非人道的な行為がまかり通るこの場所の暗部に飲み込まれようものなら、踏み入ったこの施設から出ることが敵わない事例などいくらでもある。能力に価値が見いだせなければ悪趣味な実験に付き合わされ、能力を持ち合わせて運が良ければ実験動物をして飼育されるか、悪ければ骨の欠片まで使い潰される。少女が引き当てたのは運が悪い能力者のほう。)…ッ⁉パープル?…よろしく(覚えのある香りと一瞬彼女の名が口から出そうになるも飲み込み、あえて偽名を使う様子に名前を名乗れないことを悟れば初見を装いながら彼女に合わせて応えるか。既に一服盛られているという彼女の口から出た真実に手の中の空になった飲み物に視線を送り、そして手渡される錠剤を受け取ればここはそれを飲み込むのが最善だと判断する。錠剤を吞み込んだことで飲み物に混入された薬物の効果は無効化されるが、このまま効果が出ないのは不自然に思われるとまるで薬が効いてきたかのように眠りに落ちたふりをする。少女が眠りに落ちたのを確認されれば奥から男性研究員が現れ、車椅子に乗せられて彼女と別れて奥へと連れていかれることとなるか。エレベーターに乗せられて進むのは地下研究部、2人の男性職員が付き添いながら研究室の1つに運び込まれれば患者着に着替えさせようと衣服を脱がされるも、眠ったふりをする少女の耳元に聞こえるのはカチャカチャと聞こえる金属音とコンドームの包みを破る音。そして体へと入り込んでくる質量に眠った状態のまま耐えるしかなく、役得を享受する研究者質が眠姦に興ずる間ひたすら絶えるしかなく、一時間程たったころ用意したゴムを使い切った研究者達が証拠を隠滅して部屋を後にすれば、熱と快楽に犯された体で体を起こしてベットから降りるも足腰立たずへたり込んでしまうか)
(09/09-14:14:14)
四条 紫子♀大学院生
>
この私に警護など不要、寧ろ貴方達が人質に取られた場合に面倒な事になる。被検体の取り扱いに関しては手慣れているし、門外漢の出る幕ではないの。(「しかしDr.パープル……!」と両脇を固めようとする屈強な体格のSPを、身の程を弁えなさいと蠅の如く追い払うと、女は手元の端末に映し出されている資料に視線を落として軽く首を振った。E-0736213……特異性能力保持者を示すEカテゴリに分類された被検体。その人間としての命は、このまま推移すれば間もなく終焉を迎えると称して過言ではない。ありとあらゆる非人道的な実験の数々を経て、効率よく使い潰され、最終的には肉片の一つに至るまで有効活用される事になる筈だ。それ自体に忌避感を抱くような倫理を、この女は持ち合わせてもいない。科学技術、とりわけ医学薬学の分野では進歩発展に命の犠牲は不可欠で、それがマウスやモルモットであろうと猿や人間であろうと同じ事だと考えている。故に良心の呵責など微塵も生じないのだが────問題の一つは、とある事情により今の己が身分を偽っている事。そしてもう一つは、被検体E-0736213が顔見知りだという事で。順番を待つ少女の向かいに位置するソファに腰かけると、テーブルに肘をつき。)ごきげんよう双葉瑠衣さん。私は貴女を担当するDr.パープル、宜しくね。ちなみに此処の自販機は生体認証により標的に相応しい効能の薬物を混入させた商品が提供される仕組み。履歴を追ったところ、其れには遅効性の筋弛緩剤と睡眠薬が含まれているから、ロビーで昏睡したところを堂々と搬入する段取り……と云う事になるかしら。即効性の対抗薬だから服用しておきなさい。(初対面を装い自己紹介を添えつつ、告げるのは物騒な内容。白衣のポケットからピルケースを取り出し、空間を繋ぐ特異性能力を用いて密かに一粒の錠剤を手渡そうとする。尚、この錠剤は確かに筋弛緩薬と睡眠薬を無効にするが、同時に体温と脈拍の上昇と発汗の促進、欲望の増大や理性の低下など碌でもない副作用を備えていたりも。)
(09/09-00:22:06)
ご案内:「異邦人街と繁華街の境にあるバイオ研究所」に
四条 紫子♀大学院生
が現れました。 (09/09-00:18:44)
双葉瑠衣♀中等部3年
>
(異邦人街と繁華街を隔てるように境にある廃ビル群の中にその建物はある。明らかにオフィスビルとは造りの違う巨大建造物には「バイオ研究所」の文字が掲げられており、表面上は「人道的」を装ってはいるが実の所はその逆に属している。以前の実験体の脱走騒動の時にその足取りの調査を学園に依頼してきたのもここであり、その結果逃げ出した怪物が繁殖するために使われた少女達の回収と処置をしたのもこの研究所である。依頼に対して報酬を祓うと同時に厄介ごとを抱えた者に、その対応と引き換えに協力を半強制的に強いているのは周知の事実。当然依頼失敗から処置を受けた少女も負債を抱えており、呼び出されてしまえば応じるほかなく、ロビーの談話スペースで名前が呼ばれるのを待っていて。新薬の治験、調査やサンプル収集の依頼、はたまた異種族の治療や診断など表の要件の来訪者も多く、その大半は上層の部屋へと通されるだろうが、少女は通されるであろう場所は闇の部分である下層部。)…いつまで待たせるつもりなのかな。(缶ジュースを傾けながら思い出すだけで悍ましいのは異形の怪物、あれがこの研究所から逃げ出したものであるならば、とてもではないがまともな研究をしているとは思えない。多額の処置費用を祓うことなどできるはずもなく、駒の1つとしてモルモットのように扱われる未来に憂鬱な表情は避けられなくて)
(09/08-01:36:07)
ご案内:「異邦人街と繁華街の境にあるバイオ研究所」に
双葉瑠衣♀中等部3年
が現れました。 (09/08-01:35:53)
ご案内:「極楽島ビーチ」から
柊 誠人♂中等部1年
が去りました。 (08/23-21:21:46)
柊 誠人♂中等部1年
>
(そうして眺めながら別のエリアへと去っていく)
(08/23-21:21:43)
柊 誠人♂中等部1年
>
(暑い日にはエアコンの効いた部屋で過ごすのだが、チョットし買い物に出かけたときに見つけた極楽島の海開きと直通ゲートの案内。それを見れば迷わずに簡単な準備を終えてゲートに飛び込み。そして近くの更衣室で着替えてビーチに繰り出して)こういう時にしっかりと堪能しないとね。(普段は悪戯で目の保養をするが、今は堂々と水着姿を見れるとあって悪さをしようという考えはなく。ビーチを適当に歩いては水着姿の女生徒を見ては楽しそうにし。クラスメイトを見つければ軽く挨拶をして水着を誉め。そして別れてはまた歩き出し)やっほー、その水着、似合ってるね。(そしてまた目についた人に声をかけては水着を褒めていく)
(08/17-22:06:13)
ご案内:「極楽島ビーチ」に
柊 誠人♂中等部1年
が現れました。 (08/17-21:59:46)
ご案内:「神宿中央公園」から
浅桜清良♀高等部2年
が去りました。 (01/16-22:27:17)
ご案内:「神宿中央公園」から
香椎詩歌♀高等部2年
が去りました。 (01/16-22:24:04)
浅桜清良♀高等部2年
>
…うーむ…謎が深まるばかりだねぇ。 (もしかしたら触れる事は禁忌な可能性もあるかもしれないのに、秘密であればある程好奇心を抱いてしまうのは人の性。そして時に人の性の塊のような少女が抱かない訳がなく。あれこれと推測や妄想を繰り返す姿は子供のように見えるかもしれず。)(彼女にだけ聞こえるように囁いた言葉に返事はなかったけれど、彼女の反応を見ればにんまりと笑みを浮かべて。) えー、知らないの? 神宿に流れ着いた日系の外国人留学生 兼 教育実習生だよ。金髪が綺麗なお姉さんでー。わたしが夕方のホームルームの連絡事項でいつも「メアリー先生が来ます」っ言ってるじゃーん! (メアリー先生は綺麗なんだぞって真顔で伝えるものの、少女の頭上をよく見ると、金髪美人なお姉さんが障子の穴からこっち見てるイメージ図が見えるかもしれない。唇尖らせて非難していたけれど、たこ焼きと聞くとぱぁっと明るい表情に変わり。) イイネっ! ギラギラ亭で『期間限定クリスマスケーキ味のたこ焼き』があるから、食べにいこいこっ。 (機嫌を損ねてしまったのに謝らず、ばんざーいと両手を上げて喜びの意を示しながら彼女についていき、自分の奢りと聞いて「なんで!?」と驚愕したり、ころころ忙しないまま聖夜の街へと繰り出そう。二人の娘の行く先はもちろん、近づくと仄かに暖かい程の派手なイルミネーションに飾られ、クリスマスソングをビンビンに流している神宿のあの店───ギラギラ亭。)
(01/16-21:58:20)
香椎詩歌♀高等部2年
>
ええ。あまりにも良く聞くものだから、夢にまで見た事もあるくらいよ。……ひょっとしたら逆だったのかもしれないけど。(先祖の存在を知っている、なんて実例はそれこそ目の前の彼女自身。もしもそれを当時も知っていたならば、知っている今ならば思う一つの過程。)(けれど、それであろうとも記載もなければ記憶もないものは、彼女が告げる通りの事。)……どうなんでしょうね、その辺は見たことも聞いたこともない。それこそ、本人に聞かなきゃ分からないわ。(好奇心露わな彼女の様に、肩を竦めつつ、困ったように眉が下げて笑う。ヒト非ざるかもしれないルーツ、ともなれば娘自身は好奇心だけではない不安も付きまとうのだけど、こうも真っ直ぐに眼を輝かされるならば、余計な不安を意識する暇もない。仕方の無い、と年下を見るように表情を緩める――とはいかなかったのは、揶揄いの笑い声の所為。これではこちらが子どものようだ。実際に一つ年は上だったのはさておいてしまい。)(そんな揶揄う目線から逃れていたら、気付けば距離は近く。)~~~~~っ、誰よその先生!?(間近によった顔が離れる頃には、見開いた紫水晶の眼を険しくし。ふん、と首を振って、大きく藍色の髪の毛を揺らす。そのまま彼女から背を向けてずかずかと歩き出す。実際には、出口の方。)ほら、もう行くわよ。何だかお腹が空いたわ、何か食べにいきましょ、たこ焼きとか。(勝った人のおごりでね、なんて理不尽なことを言いつつも振り向けば、べ、と舌を出し。クリスマスにたこ焼きというのもいかがなものか、何て反論は受け付けず。かくして聖夜の夜は、およそ聖夜らしくないやり取りのままに過ぎ行くだろう。とはいえ、仮想空間同様、辺りはクリスマスソングとイルミネーション。向かう先はともかくとして、雰囲気は存分に味わえたかもしれず――。)
(01/15-21:29:27)
浅桜清良♀高等部2年
>
(彼女自身も直接話せば理解出来る筈と言い切れる。ヒトを見下してはいないが、ヒトを弄ぶのが好きそう印象が強く、下手な気休めはせず頷いて肯定する。まるで猫のような気まぐれさ故に、もしかしたら協力してくれるかもしれないが、現時点では協力させる上手い手が見つからず、両腕を組んでうんうん唸るしかなかった。)(これ以上弁明すると逆効果だと判断すると一度中断して真面目に話に。ひと段落したらまた再開する心算だが。) ─── ご実家は閉鎖的なトコなんだよね。だったら伝承も正しく伝わっていると思う。……ただ、そうなるとますます気になってくるのよね。そんな理想的なオトナのお姉様のような妖サマ───彼女は一体どうやって生まれたのかなって。 (真の妖なのか、それとも鬼伝説のように昔では希少な特異性能力者だからそう崇められていたのか、そしてその出生は? 話せば話すほど興味が沸いてきて、眸の色が輝いてくる。浮かれ気分も相俟って、件の彼女と目の前の彼女を比べて揶揄い、くすくすと笑い声を漏らす。) お子様までは言ってないんだけどなー。 (勢いで頷きかけていた姿が可笑しくて、口元を手で覆い隠しながら笑い。「ごめんごめん」と目尻を指先で拭いながら歩み寄り、目線を逸らしたまま何やら考えているような、そわそわしているような様子を見遣ると、笑い声を止めてやや前のめりの姿勢で顔を覗き込み。) 詩歌さんは一体ナニを考えているのかなー? (揶揄う口調で話し始めて。) 壁に耳あり障子にメアリー先生って言うしぃ─── (両眼を細めながら正面から身を寄せて、そっと耳元に囁く。囁いたら顔を離して微笑んで見せよう。)
(01/14-22:19:05)
香椎詩歌♀高等部2年
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……問題は、そんなことしてくれるかどうか、よね。やっぱり。(結局のところはそこに行き付く。唸り声上げる彼女に合わせ唇を軽く噛むけれど、その辺りはそれこそ、雲をつかむような話。)(そして必死に弁明されれば、される分だけ目元の熱さが増す。それこそ潤みかけたものが本当に潤みそうになるけれど、毒気が抜かれてしまえば、それまでのこと。)……オトナ。(彼女の言葉の一つを拾い上げる。娘からすれば直接は知らぬ相手。意識を取り戻した時、その時にほんの僅か存在を感じ取れた程度だから、表情から何やら分かる筈も無い――の、だけど。)……なんか、そう言われるとイメージ通りなのよね。……伝承に近いからかな。聞いてた通りというか、想像していたご先祖サマそのものだわ。(不思議と違和感がなく、容易にその有様が連想出来てしまう。それは、娘の言う通り伝承に近いからかもしれないし。)(或いは、イメージ所か彼女のように、「記憶」を娘自身も、知らぬ間に垣間見ているのかもしれず。)隙も無くて余裕もあって。わたしの理想に近いのよね。……そうそう、わたしとは正反対で……って、誰がお子様よ!?(黒色の瞳を向けられて、思わず頷きかけて、吠えた。両手の拳を握りしめ、目元が若干潤んだ眼光に迫力等微塵もなかろうけど。)(まったく、と鼻を鳴らし。ぷい、と目線を反らした折に、ふと頭に浮かぶのは先程の彼女の言葉。「何かするなら意識が戻ってから」と彼女は言うけれど、それって、つまり今なのではないか、と言った事柄。思わず目を見開いて、首を左右に振った。とりあえず、今は、考えない。改めてそう自分に言い聞かせるけれど、目線反らしたまま眼を白黒させ、落ち着きなさげに身を縮こまらせるものだから、挙動不審もいいように映る、だろうけれど。)
(01/13-22:06:13)
浅桜清良♀高等部2年
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……交換日記っていうのはアリかもしれないね。他にも入れ替わったら何をしていたのかメモに残させるとか。 (非難めいた視線から逃れつつも言葉を返す。問題は素直に言う事を聞いてくれるかどうか、なのだけど。身体の持ち主として誓約掛けられれば楽なのだが、彼女の話を聞く限りは難しそうなので、うーんと唸り声をあげる。)(真面目に相談に乗っているはずなのに、とんだ勘違いをして場を乱してしまうのは最早ご愛敬なのかもしれず。誤解されると全身を大きく揺らして何度も首を横に振って見せて。) そ、そそそんなつもりはないよ…!? あの彼女に何かしたら返り討ちにあいそうだしっ、何かするなら意識が戻ってからだよ…っ!! (両腕をバタバタと忙しなく振り、下手な芝居で誤魔化す直前に誤解を解こうと必死に声をあげた。ただ、動揺しまくってフォローし切れておらず、結局「何かするつもり」という事を改めて伝える結果になるのだった。ずっと視線が痛いが、場が落ち着いてくると少女も落ち着きを取り戻していき、胸元に手を当てて大きく息を吐いて、戦闘中に接した彼女の事を思い返しながら。) ─── …一言で言うとオトナのお姉様。ちょっと偉そうだけど、生前?の知識や実力が伴っていると思うから嫌な感じはしない。人ではなく妖みたいだけど、質問してもホントの事言ってくれなさそうだから、当時の記録でも見ない限りは真相はわからないわね。 (うーんと顎に指先を当てながら、紅い眼をした彼女と接して感じた事を包み隠さず告げて、目の前の彼女に眼を向けると、半眼になりそうな眼で見つめて。) ……落ち着きもあったし隙も見せない、そう、詩歌とは真逆だわ。 (うんと自分で納得。客観的な視点で笑わず揶揄いもせず伝えているので全く悪気とかはない。)
(01/12-17:56:41)
香椎詩歌♀高等部2年
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(目線が逸れていくのを感じ取れば、若干前のめり、見上げるようにしながらも、半眼で非難めいた意味合いを逸れていく顔に突きさしていきつつ。)(コミュニケーション、と言われれば、「ふむ」と考え込むように目線が下へと逸れる。下唇を食むようにして、考え込む仕草。自分の内側にも意識を向けてもみる、が、そこに何か別の存在を感じ取る、何て事はない。)……知る事が大事、ってのはその通りよね。……交換日記でもつけてみればいいのかしら。(直接やり取りできない相手との伝達手段、と唸りながら告げる言葉は、少なくても娘は大真面目だ。勿論、「貴女は誰なの?」と書いたとて、応えられるかなんて知れたものでもない。それでも、協力的に、熱心に共に考えてくれる彼女がいるのは割と心強い。…と、思ってたけれど。)………。まだ?(まだ、と言った。まだとは今は無くとも何れそうなるという意味合いの言葉では、なかったか。)~~~ッ、貴女、わたしの意識戻らなかったら、わたしの身体のソイツに、何かする気だったの…!?(半歩身を引き、両腕で自分の胸元を包み隠し。縮こまるようにして非難めいた目線を強めて見せた。混乱した思考が導き出した想像図が合っているかは知らぬことだし誤解かもしれないけれど。本人からすればねめつける勢いで、強く奥奥歯を噛みしめて。)(傍から見れば小動物が威嚇するように毛を逆立て、力みすぎた目尻が潤みかけていたけれど。)………はぁ。と、言うか。(嘆息と共に、肩の力を緩める。毒気抜かれるのは、彼女の誤魔化しの下手さ加減の所為。けれど余計な気が抜けてしまって、ふと、頭の中に残ったコトは。)……どんなヒトだったの。貴女からみて。(娘は殆ど自覚が出来ず、何となく気に喰わないことしか分からない。それこそコミュニケーションをとる以前の問題だけど、丁度眼の前に、直接コミュニケーションをした人物がいる。そういった意味でも知れるのではないか、と眼を向けて。)
(01/12-14:42:44)
浅桜清良♀高等部2年
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(その辺は憶えてたんだ…とやや引きつりそうになる表情を保って笑顔を向けたまま、すすすと視線が逸れていく。自覚が無いのも無理はないだろう。あの彼女は完全に異なる人格だった。そう言い切れるのも、目の前の彼女の事をよく知っているからこそなのだけど。) 意識を失っても無防備な状態を晒さないっていうメリットがありそうだケド、寝ている間に身体を動かされていたとしたら堪らないね……。 (気絶した起因は恐らく彼女が苦手とするものが関わっていたのだろう。もしそうだとしたら、彼女の弱点を責めても倒し切れないと言えるのだが、そうまでして勝ちたいとは思わない。一時的とはいえ勝手に身体を乗っ取られるのは良い気分ではないと思っていたが、続く言葉には「ふぅん」と呟きながらじっと見つめて。) 真実はわからないケド、歓迎するにせよ嫌悪するにせよ、まず知る事が大事だと思うわ。……別人格?とどうやってコミュニケーションを取るかって言われたら答えるの難しいケド…、貴女がそう思っているなら歩み寄る事も出来ると思うんだ。 (同じ身体であれば精神が繋がっている可能性もある。無論、適当に言ってはいない。だって自分も夢の中で先祖の精神体と会話したりしているのだから根拠もある。彼女が望むならそのサポートだってしたい。前向きな雰囲気だったら、「頑張ろうっ」と両方の手をぐっと握って笑顔でエールを送ろうと、しかけたが。) まっ、まだしでかしてな───っ!! ……ぁ、彼女のコトね…。 (聞き間違えてぎくぅっと大きく肩を震わせて、必死に否定しようとしてすぐに気が付いた。彼女の身体にナニカしでかす気でいたのがバレバレな失態は、先程途絶えた話に繋がるのである。張本人から答えは返ってこなかったが、別の方から答えが返ってきたという。) ─── …あれで猫被ってるとしたら、ロクデモナイかもしれないねぇ。 (うんうんと相槌を打つものの、彼女と目を合わせるのを避けて逸らし、挙句には冷や汗流しながら下手くそな口笛を吹いて誤魔化そうともしていた。)
(01/11-09:51:13)
香椎詩歌♀高等部2年
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(静止した分だけ、彼女の言葉は途中で止まるけれど。さて何を言いだそうとしていたのか。…気にはなるけど今は聴きたくないという気持ちが半々。耳まで顔を赤くしつつも、彼女の表情が落ち着けば、娘の方も落ち着いていくというもの。)そう言うコト。…まぁ、怒りってのは勝手に奪ってきた相手にもだけど、身体が一緒なら良いとか言いだした誰かさんにもだけどね?(笑み浮かべる彼女に、むす、と唇尖らせても見せる。その辺りの下りは知ってるんだから、と再度念を押してやろう。けれど、彼女の言葉には、「そう」とだけ呟いて少し目線を下げた。彼女から目線を反らす、というよりは自分の身体を見るように。)……あんまり自覚はないんだけど。そうね、強いて言えば、いつの間にか気を失ってて、とかはあった気がする。…いや、気絶するくらいの出来事があるのはどうかと思うケド。(なんて自分の発言にツッコミを入れながらも、娘が意識を手放すくらいにニガテなものがあるという事でもある。――であるならば。)後は、……偶に。寝て起きたら妙に疲れてる時がある、くらいかしら。(元の黒色に戻っている彼女の目を正面から見ながらも、思い返す。彼女の瞳に映るのは、紫水晶。その色彩が朱に変わる事はなく、その奥に潜むものも伺い知れず。そんな風に見返しながらも、「ただ」と、ぽつりと零し。)ただ……そんなに嫌悪感とかが湧いて来ないのよね。自分の身体を好きに動かすダレカがいるなんて、厭な筈なんだけど……。(眉を下げてハの字を形作りながら、娘は肩を竦める。そう、怒るべき場面な筈なのに。)――なんか、手助けしてくれてるみたい。乗っ取られるとか、なんかそんな感じじゃないような、気が、する。(何となく。と困った顔のまま彼女へと眼を向ける。真摯に見つめてくれる彼女からは、自分の為に考えてくれていることが伝わってくるから。だから口にする言葉は素直な吐露。理屈ではなく、ただ何となく思うことを口にしつつも。)(実際、娘がひょっとしてと自覚する場面は、娘の許容を越えて意識を失った時。そして気づけばそれは終わっていることが多かったからでもあるから。)――まぁでも。ひょっとしたらもっとロクデモナイのかもしれないけど。わたしの身体で何かしでかしてないでしょうね……?(夜寝ているときとかならば、それこそ好き勝手に出歩いているかもしれないし、今回で言えば娘からすれば「余計なお世話」感が強い。心象はどこか悪くなくても、信用にまでは至らない。何て感情を思い切り乗せて、ぐぬぬと唇を噛みしめるけれど真相は娘の与り知らぬこと。少なくても、答えは何処からも返ってはこなかった。)
(01/06-20:23:41)
浅桜清良♀高等部2年
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(勝つだけでも嬉しいのに、今年の総成績は1勝1敗からの2勝目で勝ち越しともなれば、上機嫌で浮かれてしまうのも必然となり、唇をなぞった時に眸に映る姿に思わず抱きしめたくなりながら。) ───んっふふ…そうねぇ、もうすぐ年越しだしぃ、人肌恋しいしぃ、は──── (にんまりと笑顔を向けたまま、其の場の勢いで口に出そうとしていた言葉は、彼女の制止の声で留まる。止められてなければ、公の場で堂々と何か言い出すところだった。)(浮かれ気分は一旦保留にし、記憶が鮮明の内に戦闘中にあった出来事を確認する。話題が変わればスンとなって緩み切った表情も引き締まり。) ……つまり、怒りが頂点に達して強制的に入れ替わったって事ね。 (何という根性論。ぽかんと口を開けてしまうけれど、彼女の本心が嬉しくて閉じられた口が笑みへと変わる。なお、神経毒でアゲアゲになった時に吐いた台詞は頭から抜け落ちていた。どうやら全て憶えていない模様に安堵して、ほっと胸を撫で下ろし。紫水晶の眸を見つめたまま首を横に振り。) ─── 人格が入れ替わる相手とは、この街に来る前に幾人か接触した事があるケド。貴女の場合は戦った時しか見ていないわ。人格が入れ替わるってのは今日戦うまで推測でしか無かったけど、どうやら貴女もそうみたいね。 (初めに見た時に彼女も同類であろうという推測が生まれ、今宵別の人格?と邂逅して確信に至った。今答えられることはそれだけ。ただ、手掛かりは他にあるかもしれない。) ひとりで居る時にいつの間にかやってない事をしてたり、誰かと一緒に居る時に記憶が飛んだりした事ってない? (彼女が、彼女の身体に居るナニカについて知りたいと願うなら、力になりたい。けれど、意図的に呼び出すのは難しいかもしれないし、いつ出てくるかもわからない。ならば、今まで変わった事はないか?というのが切り口になるだろう。張本人に問い質すのが楽なんだけど…という気持ちも込めて、紫水晶の眸の奥を覗き込み。)
(01/05-20:56:50)
香椎詩歌♀高等部2年
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(伸ばされた手を取って身を起き上がらせた後、ふと、彼女の目線を追いかけた。そこにあるのは勝敗を示すもの。――の、後に彼女へと眼を合わす。ジト眼からの、満面の笑みに唇を噛みしめて。)……っく…の…――でも、まぁ……(内股のまま跳ねるなんて器用な真似しつつも、全身で喜びを示す彼女に、不服を零す…という事はしない。顔だけは不機嫌そうな表情を形作るけれど。)(正直なトコロ。結末は娘の主観でも敗北だったから。毒を発動出来なかったのもあるし、自分1人の力だと、仮想空間とは言え討たれていたのは自分。自分1人だけの力では、という敗北感が胸の中にあったからこそ、敗北表記も受け入れられた。)(けれど、にじり寄られる姿。目線合わされてなぞられる唇の感触に、思わず息を呑みこみ。)~~~っ。……もぅ、何を言いだす気なの、貴女……。(穏やかに、優しく笑む彼女の貌を正面から受け止めることができずに肩を縮こませて。身を守る小動物のようになりつつも、じ、と見上げて見せた。)(その直後。「って、良い、言わないで!」と慌てて付け足すのは、彼女なら予想を超えるようなことがその唇から飛び出しそうだから。だからこそ、話題が変わったのは、ある意味、僥倖。…とは言え、娘にとってもそれは、考えなくてはいけないコト。)(自分ではない、ダレカのこと。)……正直よく分からないわ。……ただ。(そう、ただ。)……人さまの決着を、勝手に持っていこうとされてる気がして。…なんだか凄く腹が立ったら、ああなってたわ。(なんて、あっさり告げる理由もまた根性論みたいなものだけど。娘が明確に覚えているのはその辺り。それは娘自身が、彼女との勝負を途中で誰かに譲りたくはないと思っていたからこそではあるけど。)――というか、貴女のその言いぶりだと、何回かあったのこういうの?むしろわたしが聞きたいんだけど。(人格とか、覚えてたのかとか。その言い方ではまるで何度もあるのか、と問いかける娘の主張。娘からすれば、自覚できたのが初めてである分、覚えのないことばかり。どうなの、と少しだけ膨れっつらでその澄まし顔を紫水晶の瞳が覗き込む。その内側で何が行われているかは、気付かないままに。)
(01/05-17:37:37)
浅桜清良♀高等部2年
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(戦闘中に散々動いてたし、転倒した拍子に一時解除されたとはいえ、直前まで剣気で暖かい空気ごと包んでいたので、少女の体温はさぞかし温かったに違いない。うつ伏せだったので提供していたのは背中の方だったけど。) ………煩くないっ。(下敷きにされたまま頬を膨らませ、彼女の意識が戻る頃にはしたばたするのも止めた。血流に流れて全身に回っていた神経毒の作用も、嘘のように綺麗さっぱり無くなっていたが、まだ手が痺れるような気がする。リアリティを追求しまくった仮想空間故に、感覚だけが残るものの、あまり経験したくはないが致命傷を負う感覚なども経験出来る。ある意味ありがたいような、そうでないような此度も複雑な気分に駆られつつ、彼女が上から退いてくれれば差し出された手を取った体を起こし、両膝とお尻をぺたんとついて内股座りでモニターの方を見上げて。元の黒き両眸で勝者を確認してから彼女の方へ向くと、散々な目にあったのはこっちよと言いたげにジト眼を向けて。) ─── それはお互い様。 ケド、今回はぁ、わ た し の 勝 ち っ。 (すぐに真一文字だった唇が弧を描き、にんまりと笑いながら見つめて、ぺたんと座ったまま左右にぴょんぴょん跳ねながら勝利宣言。ある意味ウザイ動きをしてから彼女へとにじり寄っていき。) ……─── 約束、ちゃんと守ってね? (戦闘が終わればいつもの調子を取り戻し、彼女の目線と同じ高さになるよう腰を上げて、右手で彼女の左頬から唇の端まで指先でなぞり、間近で紫水晶を見つめながら優しく微笑む。ただし、優しさの中身は欲望で詰まっているけど。) …と、その前に。今回も戦闘中に人格?が切り替わってたケド……ぁ、紅い眼になるってやつね。アッチから貴女に戻る時は記憶は継承されないものだと思ってたケド、今回はちゃんと憶えてたの? (熱が冷めぬ内に問いてみる。当の本人も理解していないかもしれないが、もし全て憶えてたとしたら─── シリアスな空気に煽られてよく考えたら恥ずかしい事言ってたかもしれないと、澄ました顔の内側はドッキドキだった。)
(01/03-15:02:05)
香椎詩歌♀高等部2年
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(気に喰わない、同じような言葉で今はここにいないダレカの悪口を口にして。もつれ込むように倒れた先の地面は氷のような冷たさだったけれど、生憎と娘の方は彼女へと倒れこんでいる恰好だから幾分か人肌の暖かさがあった。重みもまた、倒れこんでいる側なので感じる事は無く。――剣氣でへっちゃらだと言っていた彼女のそんな有様に、「様をみなさい」…なんて動かぬ身体で口元だけ釣り上げるのは、悪口、というよりは負け犬の遠吠えであり。)(最高潮を迎えた電飾と投影が幕を閉じ、周囲の景色が消えていく。まるでそんな演出だったのか、と思わんばかりの真っ暗闇だったけれど、勿論そんなことは無く、意識が元の場所へと戻るだけ。眼を開けてみれば、幻想的でも何でもない、ただの無機質な地面が見えただけ。現実でもじたばたしていたのか、地面が見えるのはどうしてなのか、なんて寝ぼけたようにまだ動かない思考。本当に寝起きのような感覚。だって、温かい布団の感触まで――。)……――煩いっ(それが、下敷きになっている彼女の体温だと気付くのは、間近で聴こえる彼女の声の所為。下敷きにしているなんて事実よりも、寝起きに間近で声をあげないで、何ていうワガママ理不尽極まりない娘の主張。続いてもがく動きに顔を顰めつつ、上半身を起こしていく。)(身体の痛みは、嘘のように消え失せる。急激な変化は、何度経験しても慣れない。特に、心臓を貫かれたであろう左胸に手を伸ばす。痛くはないけど、脳が誤解してそこにまだ突き刺さっているような残滓を感じ。それと同時に、娘は唇を噛みしめて、苦手な野菜を噛み潰したような顔になる。致命的な箇所までは刃が届かなかった事実を思い起こしたから。)……はぁ。まったく、散々な目にあった気がするわ……。(…なんて思考をする頃には、もがく彼女の上からは抜け出しつつ、先に立ち上がれば、手を差し出そうか。それくらいは親切心を見せるけれど。上半身を起き上がらせて思考していた分だけ、重たいという彼女の訴えを聴かずに、彼女を下敷きにしている時間を延長していたという意味でもあったけれど。)
(01/03-12:59:18)
浅桜清良♀高等部2年
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(考え無し。ただ一方的にやられまいと突き出した切っ先。其の行方は逸れずに彼女の左胸へと向かい、突き刺した。爪先で刺されて神経毒を流し込まれたら、一時的でも動きを封じられて止血が出来ずに失血で絶命───だったが、爪先で確かに突き刺されはして血が流れたものの、身体の自由が利かなくなる事は無く。) ──── 。 (至近距離で耳に届いた声。視界に映っているのは紫水晶。けどこの言い方は紛れもなく妖である彼女。其の言葉の真意は右手に伝わる手応えで即座に理解出来た。生物の体を貫く感触ではなく、直前で止められた感触。始めの瞬間は控えめ胸だった筈なのに何故?という疑問だったが、それはありえない。だが、糸だと思えば合点がいく。見開きそうになった目を細めたのは、最後の最後まで“食えないヒト”だと思ったから。ヒトといっても今は彼女の身体で、昔はヒトの成りをしていただろうという仮定でそう称しただけ。彼女自身は、猪突猛進に一直線に向かってくる時は此処まで精巧な小細工などしないとわかっている故に、一瞬だけ乗っ取ったのか、それとも仕込んでいたのか、何にせよそう易々と討たれて堪るかという事なのであろう。) ……ほんとに、もう……───。 (気に喰わない奴。討ち損なった悔しさに歯を噛み、手繰り寄せられながら右半身を前へ突き出していた為、前のめりの姿勢で倒れゆく訳で、当然彼女の身体を押し退ける事なんて出来ず、丸くした紅の輝きが揺れて───。) ふぎゃっ…!! (フィナーレを迎え光の粒子を帯びた天使達が天へと昇っていき、光が消えた地面へ顔面から倒れて。彼女の身体が其の上に倒れ込んできたのだから堪らない。拍手喝采ではなく、蛙が頭を殴られたような間の抜けた声が響き渡り。) ───… 重たいっ。 (毒を中和し切る前に激しく身体を動かした所為で毒が回り、十分に力を籠めれず四肢をじたばたさせながら踠く。しかも地面は真冬の冷え切った地面なのだから尚更堪らない。下敷き状態の少女が踠いている内に、システムが決着がついたと判断したのか、それともそのまま居れば凍死確定とでも判断したのか、二人を仮想空間から一度強制ログアウトさせて─── 元の電算室に戻ってきた、が。) ───… 重たいっ。 (何故か現実に戻ってきても同じ状況になっており、元の姿に戻った少女はログアウト前のようにじたばたと踠いていた。)(抜かれていた黒刃も鞘に納まっており、展開していた特異性能力も氣も消えているし、身体に出来た傷も無い。けれど、妖である彼女の事はキオクに鮮明に残っていて。)
(01/02-22:22:53)
香椎詩歌♀高等部2年
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(因みに。フィナーレで倒れこむ娘の指先から伸びる、彼女の姿勢を崩した糸は変わらずに絡まったまま。つまりは地面に倒れ込む娘の全体重は彼女の身体にかかる事となり、諸共地面へと倒れ伏させんと道連れにするような恰好となるだろう。そうしてやろうなんて意図は、少なくても娘自身には、無いけれど。)【HP0】
(01/02-17:21:35)
香椎詩歌♀高等部2年
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(娘が思い切り腕を引き、そして彼女の口元が緩むまでの、その刹那。)(娘が狙うは首筋、彼女が狙うは左胸。心臓めがけて突き出される一直線の刃。――これは防げない、なんて直感は置きざりにして、ただ真っすぐに踏み込んだ。回避なんてしない、余分な力も雑念も、その全て刺突の力へと変えていく。ただ早く、只々速く、黒刃よりも速く届かせる。だから、アカい瞳に映しこむのは、真っすぐに彼女へと向けた、紫水晶の煌めき。)―――(そうして、時は彼女の口元が緩む後にまで流れ。天使たちが舞い上がる中、至近距離で二つの影が浮かびあがる。互いに手を付きだした、娘の指先は彼女の首筋へと至り。鮮血舞わせつつも、切っ先は確かに貫いて、後は毒を流し込めば彼女の動きを全て封じられる。――流し込めれば。)……っ(かふ、と喉からせり上がる息が不自然に喉を鳴らす。同時にせり上がって口元から垂れるのは、娘自身の血液。彼女の黒刃、紅花紋様の切っ先は娘の左胸へと突き立てられて、ブラウスを貫通し、突き刺さった箇所を中心に朱い華を咲かせて。態勢を崩し攻撃を至らせても尚、剣氣に包まれた突きは娘の胸を穿つに十分過ぎる。狙いを反らさずに貫き通した彼女に向けて、血に濡れた唇が薄く開いて。)――『残念。剣士様に討ち倒されるのは諦めないといけないらしいわ?』(紫水晶の瞳を見開きつつ、唇だけが優艶に吊り上がって、娘の声色で娘じゃないコトバが零れ、娘と彼女の鼓膜に響くだろう。)(声と同時に、彼女の手元に届けるのは、切っ先を柔らかく包み込む感触。魅惑的な豊かさを持つ天然の乳房、では残念ながら無く、娘の肌の下で、幾重にも織り込まれた不可視の糸。一つ一つは切断に弱い糸を、斬られた瞬間に再度展開を繰り返し続けて、幾重にも連なった不可視の糸。それでも完全に防ぎきれずに肌の内側にまで切っ先が入り込むけれど、臓器を損傷する寸前で刃を止め。そんな状態で、針を届かすべく短い腕を必死に伸ばして喉へと突き立てるものだから、いくら爪先が伸びていても、その喉を完全に突き抜くことは適わない。血を舞わすけれど、致命傷には届かない。そして彼女に神経毒を送り込むことも適わない。その余力を、代わりに糸の展開に全力を挙げたなんていうからくりでもあり。)(ただ眼の前の彼女を上回ることしか考えていなかった娘に、そんなものを展開する余力がある訳もなく。思い立ったが一直線なのは彼女にもバレているかも知れないこと。――ならばこの糸を展開したのは、さて誰なのか。)……誰だか知らないケド。…ほんと、気に喰わ……―――(がくり、と体の力を弛緩させ。今度は娘自身の悔し気な言葉を零す。つまりは、仮想空間とは言え、本当は貫かれて死んでいるという意味であろうと。そんなのは、負けという意味に他ならないと悔し気に唇を噛みながらも、彼女へ向けた右半身から地面へと倒れこむ。――周囲はフィナーレを迎える天使達。虹色に染め上げられた天使達が光の粒子を帯びて天へと向かい、イルミネーションも呼応して強く、激しく光を煌めかせ―ーそうして、終わりを告げるように穏やかに光は消えていった。)
(01/02-17:19:54)
香椎詩歌♀高等部2年
>
[Dice<6> 2=
2
]
(01/02-16:18:00)
浅桜清良♀高等部2年
>
【残りHP1】
(01/02-10:01:53)
浅桜清良♀高等部2年
>
逆に遅過ぎる剣技なんてナイでしょ…。…いえ、ある場合もあるケド特殊っていうか。 ─── まぁ、話すのは後って事でっ! (原理を説明しろと言われたら、出来なくはないがそれは手品の種を明かすようでツマラナイので、追及されても笑顔で曖昧に濁していただろう。仕切り直して一本勝負であるならば、至ってシンプルなので気持ちの切り替えやすい。 ─── 何より、流し込まれた神経毒がこれまで経験したどの毒にも近いものがなく、中和して耐性をつけるにはまだ時間が掛かりそうだった。そもそも絡新婦の毒なんて、刺客を放っても虜にされるのがオチだろうから、手に入る事自体不可能だ。故に彼女と出会うまでは初見の毒。二度三度味わったぐらいじゃ少女の身体機能でも対応出来ず、この一瞬の攻防には間に合わなかった。余裕ぶっていても実際は感覚を鈍らせており、彼女の目論見に気づくのも一寸遅れてしまい、絡め捕られた糸を振り解けたのは右手のみ。咄嗟に柄から放した左手は糸に絡め捕られたまま彼女の方へと引っ張られていき、両者の距離縮むのは、それこそ先に魅せた少女の剣戟の如き速度────。)(少女の唇が弧を描く頃には全てが終わっていた。)(彼女の妖の如き身体能力に追いつくだけでも難儀だと言うのに、糸で手繰り寄せられてしまうのであれば回避はほぼ不可能。─── 思考するよりも身体が動き、黒刃の切っ先を彼女の方へ突き出し、剣気を上乗せさせて強度を上げる。切っ先が狙うのは彼女の左胸。強化された刃であれば、肋骨をも砕き心の臓を貫けるが、神経毒の影響で狙いがブレる可能性もある。故にこれは賭け。)(園内に浮かび上がるプロジェクションマッピングがフィナーレへと向かう中、七色に彩られた天使達が円を描くように二人を取り囲み、ちょうどその中心にて首元に長い爪を突き立てられ、血飛沫で紅く染まりながら、放たれた渾身の突きの行方は────。) [Dice<6> 6=
6
]
(01/02-10:01:26)
浅桜清良♀高等部2年
>
【切り札1枚使用 ダイス目+1】 [Dice<6> 1=
1
]
(01/02-09:29:19)
香椎詩歌♀高等部2年
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…正直わたしにもよくわかんないんだけど。ある意味、貴女のお陰かもね。……ていうか、なに、さっきの。早すぎない?(なんて軽口を叩くけれど――正直な所、本当ならば先程で終わってた。娘が爪を割り込ませられたのなんて、本当に偶々。言葉を発する前に、もう首に刃が届いているなんて冗談にも程がある。普段の娘ならば、さっきの一撃でとうにやられていた。仮令仮想空間であろうとも、それは完膚無きまでの敗北だ。娘が未だに立っているのは、運に付け加えれば自分でも良く分かっていないナニカの所為。今までの自分だけなら、きっと、逆袈裟に裂かれた時に終わっていたのだから。)(それでもきっと、あの刃は二度も防ぎ得ない。そんな刃をいくつも携える、となれば眩暈すら起こりそうだけれど。)(咳払いする彼女に、疑惑の眼差しを突き刺して犬歯露わにしつつも、刃が白刃より黒刃へと移り変わる姿に、眼を瞬かせ。)……わたしも言いたい事も聞きたいことも沢山あるケド。(得物が変わっても、彼女への驚異度が変わる事は無い。――彼女は黒刃、桜文様。娘は朱爪、アカを眼ではなく指先に帯びさせ、アヤカシの爪で対峙して。)(彼女へと妖が打ち込んだ神経毒は酩酊。手元を狂わせる効能の中に、実際は耐毒性能を弱らせる効能が混じる。実際は幾度も受ければ対応しきる者もいるし、彼女のように毒に耐性のある者もいる。そんな相手に対して、少しずつ浸すことで耐性そのものを弱め、続く神経毒は流し込めば今度こそ体の自由を奪う。――もっとも、耐性を以前から持たれていたり、妖の毒を耐えきられる者もいるかもしれない――なんて、自分では無い誰かの思慮が聴こえた気がした、けれど。)(「そんなのはいつもの事じゃない?」と娘は笑う。つまりは出たとこ勝負。効くか効かないかではなく、攻撃を届かせるか彼女の攻撃が届くかと考えれば良いだけ。深謀遠慮とか、そういったモノは娘には無い。娘の試行錯誤は、ただ。)そう言うコト。……行くわよッ!!(だから、仕切り直しに頷いて、娘は思い切り踏み込んだ。右手に伸びた爪先を後方に引く構えは、剣術で言えば突きの構え。爪先を刺突武器と見立て、思い切り踏み込み、浮かび上がるプロジェクションマッピングの光の中へと消えていく。彼女が剣氣を使って溶け込んだのとは異なり、娘がその景色から消えたのは単純に光が移り変わるよりも速く、一直線に駆けただけという力技。そこだけ切り取れば、初手と殆ど同じ。けれど、いくら娘とてそこまで思慮を捨てた猪というワケでは無く。)(彼我の距離が零に近づき、中段構える彼女の間合いを侵犯するほんの直前。右手を後ろに引いた関係で彼女側にきていた左手を強く握りしめ、勢いよく後ろへと引っ張る。左手から伸び往くは不可視の糸。四肢に絡ませていた『速く脆い』糸とは真逆の、彼女が首を凪いだ際。爪が砕けると共に彼女の腕に絡ませた『遅く頑強な』糸の方。気付かれていなければ、四肢を拘束するのではなく、思い切り手繰り寄せる事で、彼女の方を自分へと近づけさせる。そんな、ただの力技。)(けれど、身体能力だけではなく。糸も、爪も。娘が持ちゆるあらゆるものを投入すると共に、引きつけられるならば、左足を大きく踏み込んで。)(ずっと、弓のように引き絞っていた右手。妖すら仕留めていたであろう少女に対し、もし、狙い通りに虚をつき速度で上回れるならば。ただ全力で、首元目がけて 突 き 立 て る !) [Dice<6> 3=
3
]
(01/01-22:50:18)
浅桜清良♀高等部2年
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(神氣で発現させられるのは五振り。それぞれ形状も性質も全く異なる型を残したのは、少女の先祖達。故に少女自身が扱うとしても、扱えはするがあまり馴染まない。だが、この一振りだけは“何故か馴染む”。少女の身に流れる血が、極僅かだが適合しているような感覚。妖刀だなんて邪道も邪道、けれど不思議と嫌な気分はしない。其の一振りで決着をつけると意気込んでいた、が───。) ………うひっ!? え……、ちょ……。 (首を斬り落とし損ねてたとしても、振り向き追撃で沈めんとしたが、いきなり怒鳴られると、冷静沈着、何が起ころうと無みたいな雰囲気が吹き飛び、ビクっと肩を大きく震わせて─── 明らかに怒っている様子で矢継ぎ早に紡がれる言葉を聞き、ぽかんと口を開けて彼女を見つめながら動きを止めてしまう。この後、妖にもっと物申す心算でいたのに、突然“本人”が出てきて、しかも“記憶を残している”のには度肝を抜かれてそれどころではなくなった。当の妖自身もさぞ驚いているのかもしれない。ン゛ン゛と咳払いをしてから地面へと降り立ち、朱色に染まる爪の切っ先を向けてくる彼女の正面で対峙して。) …か、身体目的ってワケじゃないよっ。……てゆか、記憶共有出来たんだ…。 ─── うん。聞きたい事は山ほどあるケド、一本勝負って事ね? (満身創痍なのは誰が見ても明らかだというのに、強気な姿勢で居るのは間違いなく本人である証。ギブアップかと煽られれば、冗談と笑い返して白刃を光の塊へと戻し、手元から離れると四散して消えゆく。代わりに柄を持ちて抜くのは、少女の愛刀三振りの中でも最も馴染んでいる黒刀。特異性能力による紅花紋様が浮かび上がる漆黒の刀身を露にし、開戦時同様に切っ先を彼女の方へ向ける中段の構えを取り。)(さぁ、仕切り直しといこうか───。)【残りHP2 切り札1】
(12/31-23:09:42)
香椎詩歌♀高等部2年
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ざっけんじゃないわよっ!!(アカが舞う中、娘が吠える。首元から飛び散るのは、朱色の爪。彼女の言葉が『聴こえる前に』とっさに躰を動かすのは、狙うなら其処だろうという策も思慮もない只の山勘。けれどそれは、反応出来なかった妖には決して出来ない反応。つまりは――動かしたのは、妖じゃなく娘だという事。)……っは、『さっきから聴いていれば』身体はわたしだからいいやとかふざけてるの!?こんなんで決着されて溜まったもんじゃないわっ。(爪が根元から折れて、目元に涙を浮かべるのは、紫水晶の瞳。娘が怒りを覚え、そんな結末など望まないと躰を動かしたのは、そんな理由。ただそれだけで、娘の怒りは妖を凌駕した。)(『――驚いた』なんて声が脳裏に聴こえるけれど、今はどうでもいい。)(娘は苦言を呈し、涙目ながらも、思い切り前のめりに受け身をとって距離を取り、服装を砂まみれにしながら距離を取っていた。いきなり怒鳴られて虚をつけたならば僥倖だし、どちらにせよ彼女を睨みつける。そして、白刃を持つ彼女へと対峙する頃に、右手には再度、朱色の、小刀が如き長さの爪の切っ先、彼女へと向けて。)……仕切り直しよ。今からこれを、貴女に直接突き立てる。それだけ毒が回ってたら、掠っただけでもう禄に動けなくなるわよ。――それとも、もう酔いつぶれてギブアップ?(口角釣りあげて、娘は笑う。全身は血が滲んで、砂まみれで満身創痍なのはむしろ自分なのは棚に上げ。堂々とない胸を張って見せる。戦法を詳らかにするのは、今までは妖の記憶等なかったのに、今は記憶を有しているという証。つまりは、妖が司る術もまた、娘の知識に今はある。そして、妖のように喋る間に絡め取る、なんて意図など娘には無く。)(――真正面からのぶつかり合い、まさか逃げるなんて言わないわよね?何て言う、挑戦状だ。ボロボロでも、自分の方が上回ってみせるなんて自信だけは微塵も減らさずに。)【残HP1 切り札0】
(12/31-15:48:59)
香椎詩歌♀高等部2年
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(微笑を消した眼光が妖の眼を見据える。朱色の瞳が帯びる感情に、妖の方はほんの僅かだけ眼を丸くした後、ほんの少しだけ、笑って見せた。)そんな風に怒られるのは、これで二度目。この仔は幸せ者ね。―ー少しだけ羨ましい。(なんて、眼を細めて見せた。何故そう想うかは、饒舌に語る癖に其処だけは言葉に乗せず。)安心なさい、私はもうこの仔の一部。私の想いなんて、ももう終わった事よ。……それに。私を討ち果たせる者なんて(唯一対等に向き合ってくれたヒトなんて)――もうこの世にはいないのよ?(くすくす、と妖は笑う。討ち果たされる願望なんて関係無く、その刃は心の臓には届きはしないと、挑発を返す。)(四肢へと絡みつく糸。朱の刃―ツメサキ―を彼女へと向け。口上で説明して尚狙い澄ますのは、既に絡め取った獲物と見なすから。いかに抵抗しても、もう離さないつもりだったのに、彼女の行動は、遭えて娘の針を受けるようで。)(神経毒は確かに流れ込む。毒性ではあるもの、その毒は娘の体内で生成されし他の性質と異なる毒。単純な耐性で防がれるようなものではなくても、幾度も浴びていれば話は異なる。にしても、何という博打。あえて受けきって、胴をへし折る勢いで凪がれる足先に、妖は左手を蹴り足の先に乗せるようにして、宙に身を浮かべて回避してみせる。) (――直後、聴こえた言葉に身体の奥底から、湧き上がるのは――。) ふぅん……?(宙を舞う肢体。張りめぐらされた糸を弾むように伝って、再度距離を離しつつ感嘆の声を上げた。浮かび上がる五つの刀身。その中の一つが選ばれるならば、其れは妖たる娘を断つに至るシロモノなのだろうと。彼女が、その刃を手にした途端、射貫く幾重も束ねたような剣氣殺気が彼女を中心に舞い上がる。其処までの負の感情、束ねる程の絶技、帯びる刃には、一体どれほどの業が宿るのか。浮かび上がる彼女ではない残影は一体どれほどの強者であったのか。――其れ等全てを束ねて発現させる彼女は、一体どれほどの――)(――だから、内側から湧き上がるモノがある。)(そうして彼女の声が紡がれるのを聞く。首をと告げる彼女の声色は、何を狙うのかは明白。けれど、それを聞いた時にはもう遅いという実感がある。いかな妖とは言え、『聞いた後に対処する』なんて術はない。)(だから、娘から舞い上がるのは朱い赤い血潮が如き――)
(12/31-15:45:56)
香椎詩歌♀高等部2年
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【切り札2枚使用。HP+1】 [Dice<6> 4=
4
]
(12/31-14:51:42)
浅桜清良♀高等部2年
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(以前も味わい、今宵も味わうならば、いずれ耐性がつく。剣士である以上、毒に対する訓練だってしてきたのだ。)(───だが、特殊な毒であればある程時間を要するし、不可能な場合もある。) ─── その時はその時、でしょ──っ! (四肢に力を籠め、彼女の胴を蹴り飛ばさんと右足を突き出す。少女の動きは糸を伝って伝わるだろうから、避けられるのも想定の内。突き出した右足を地面に叩きつけて軸とし、四肢に絡みつく糸を放っている剣気で断ち切って脱し、前向きな言葉を紡ぎ、冷静に、客観的に状況を分析して次の行動───最善手を導き出す。もっとも、徐々に陶酔感に支配されている故に、当然気分はハイな訳で───。) ─── アガルねぇ! 詩歌じゃないのが残念だケド、体は詩歌だからいいやっ! (全身の感覚が若干鈍くなっているが問題ないと笑い声をあげる。否、問題有なのだが、何だって出来る!みたいな高揚感と、特異性能力によって強化された身体能力で補えばいい。張り巡らされた糸の上でステップを踏んで上昇し、右手を高々と掲げて───。)( 神氣─── )(刹那、少女の右手を中心に眩い光が夜の公園を照らし、閃光の中に五振りの刀剣が顕現。少女の周囲を取り囲むようにゆるりと回り、少女の意思がその中から選定する。)( 妖刀 “鵠桃”(こくとう) )(選定された一振りが少女の手元に改めて顕現し、他の四振りは光の塊となり四散。眩い光が剥がれ落ち、朱色の鞘となり。金色の柄を掴んで抜き、白刃を曝け出す───その瞬間、 憎 憎 憎 哀 哀 哀 哀 …… 負の感情が“殺気”となり、禍々しい紅(アカ)が流水の如く溢れ出す。かつて真っ当な鍛冶師に打たれたニ尺六寸の日本刀。真の刀の持ち主の感情によって妖刀へと昇華した一振り。)(口角を上げて哂っていた少女に、長い黒髪をした別の少女のシルエットが重なると、唇が結ばれ無表情へと変わり───。)(九重(ここのえ)が一つ) 一条 ──── (小さな声音で紡ぎ、刀身が左肩の前まで来るように右手を持ち上げ、極限研ぎ澄まされた“殺気”を刀身に乗せた刹那、───少女の身は其の場から消え、一瞬で彼女の背後へと移り。) 首撫で──── (技を放つ者が紡ぎ終え、標的が首筋に優しい風が当たったと感じた時には、既に斬り終えている───標的の首を斬り落とさんとする必殺の技。反応速度で上回れば対処可能だろうが、妖の彼女の反応は───。) [Dice<6> 5=
5
]
(12/30-23:48:17)
浅桜清良♀高等部2年
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(コイツはマジモンの妖だぜ。そいつは大博打過ぎるンじゃネェか───? 少女の中で、オトコの声が響く。)
(12/30-23:47:46)
浅桜清良♀高等部2年
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(四方八方に気配がするというのは事実なので否定はしない。超広域に殺気の紅(アカ)の領域を展開していたからこそ、彼女が張り巡らしていた糸を裏で感知していた故に“ペア席”と告げた。彼女が“この仔”と称する少女から聞いていた故に、得体の知れない魔性がどのような存在なのか、妖と呼ばれていた事、断片的な情報だけでも重宝ものだが、やはり当の本人から聞く情報は大きい。故にリスクを冒してお喋りに乗じる。正直、素直に答えてくれた事は予想外だったが、両の瞼を臥して。) ─── 詩歌が見た目に反して戦闘好きなのも頷けるわね。よっっっぽど退屈だってなら自滅願望が芽生えるのもわかるケド、…今は違うよね。 未成年の癖に止めてもお酒飲もうとするヒトがいると言ってたし、わたし以外にも言う事聞かない友達はいる筈。 敵か下僕しかいなかった時とは違うの。 ── 詩歌の身体である以上、まずそれは諦めて頂戴? (否定しないという事は、未だ捨ててはいないという事だろう。冗談か本気かわからない、ほんの戯れで揶揄っているのかもしれない。ケド、その体で抱くのは止めろと、軽やかな口調で紡ぐ言葉の芯には重みがあり、微笑まずに真っ直ぐ見据えた。)(攻めずに喋り続けている間にも、周囲に貼り巡る糸が少女へと侵食してくる。妖というものは、こうもお喋りが好きなのだろうか、それとも策の内なのか。先手を打つのが最善策だというのは当然理解している。だが、“彼女”を知るまたとない機会───みすみす逃す訳にもいかない。) ……それはご本人サマに教えてあげた方がいいんじゃないかなぁ。本気でナイスバディ目指しているみたいだケド。 (彼女が話し終えてタイミングで笑いながら返した故に、言い終えた瞬間に四肢に糸が絡み付き、すぐ傍まで接近していた彼女へ紅の眼を向けて細める。彼女の狙いは、散々喋って教えてくれたので丸解りで、”あえて”振り払わず、抵抗せず、笑みさえ浮かべて見せながら、首に刺さる爪から神経毒を流し込まれる────。)(そう”毒”である以上は───。)
(12/30-23:46:22)
香椎詩歌♀高等部2年
>
(ソラに足をつけて、鞘に刀を収めた剣士を見下ろし。娘の様相が変わっても、彼女の方は変わらぬ挨拶を交わしてくれる様を、娘の貌をしたナニカは愉し気に、その瞳を細めて見せて。)あら、そうだったの。てっきり、貴女の縄張りにされたのかと思ってしまったわ。……四方八方、貴女の気配がした気がして。(鈴の音を鳴らすように喉を震わせる。彼女を中心に広がった剣の氣。全土に広がったのは刹那か今もか。どちらにせよ、彼女の間合いは、刀の届く範囲には留まるまいし、剣士の定石に彼女が留まらないことは、身をもって知ったのだから。)(身体の届く範囲に間合いが留まらないのは、娘の方も同様。見据えられたのを然りと感じながらも、飛んで来た疑問に、首を少し傾げて、指先を口元へと宛がう。その仕草は疑問を感じたという意味合いではなく――どう答えようか、と愉し気に思案する姿。)――否定はしないわ?『私』が『この仔』ではなかった時、敵はいなかったもの。誰が私の言う事を聞くし、誰も私に勝てなかった。……だから、タイクツを埋めてくれるヒトは、私は好きよ。(懐かしむように眼を細めて、妖は紡ぐ。今も昔も、特異性能力に対応出来る者などそう多くは無い。それこそ、彼女みたいに魔性を討ち祓い続けた者でもなくては。最も、そんな魔性や人ならざると認定された者は、この箱庭ではそう珍しくもないのだけど。)(そうして、宛がっていた指先を彼女の方へと向けていく。人差し指の爪先が、娘の眼前で伸び往き。五寸に満たない細身なれど、朱色を帯びた爪先は、刀身のように煌めいて。)……そうね、折角出て来たのだし、この仔の勘違いを正してあげようかしら。――絡新婦は数多の者を虜にしてきたというけれど、見た目だけで全て虜にしてきたわけではないのよ。絡新婦の神髄は、この爪。蜘蛛は捉えたエモノをこれで身も心も蕩けさせるの。触れてしまえば、貴女だって溶かしてあげる。(切っ先を彼女へと向けて娘は嗤う。溶かすの意味合いが物理的なものか別種なものかは想像に任せるとして、饒舌に性質を語って見せるのは、別に、お喋りが好きだというだけでは無く。)(――ただ喋れば喋る程、彼女が攻めてこなければ来ない程に、不可視の糸はどんどんと彼女の周囲を覆って行き。)……それと、私の糸は少しずつ絡め取るけれど。――やろうと思えば、一瞬で展開する事も、できるのよ?(そうして極々、普通のお喋りの体を見せながらも、後半の言葉を告げる時には、娘は彼女のすぐ傍に。)(構えを見せる彼女の四肢に、瞬時に絡みつく不可視の糸。普段はゆっくりと絡め取るのは強度の為だけど、強度を度外視すれば一気にその四肢へと絡みつく。その分強度は落ちるし、四肢に力を込めれば簡単に脱出も出来るけれど、彼女ならば強めても弱めても脱出されるのは一瞬だろうからこその判断。ずっと絡め取るのではなく、『一瞬だけ動きを阻害する』事だけを目的とした不可視の糸。)(糸で動きを捕えて、自らは糸の上を好きに動き回れる。一足で跳ねて距離を詰めるのは最初この娘がした身体能力。そして彼女の首へと宛がおうとするのは朱色の爪先。鋭利な爪は、短くても鋭利な小刀と同等。簡単には折れない強度で、彼女の体内へと神経毒を流し込もうと。)(彼女に告げたように溶かす効能は実は無い。軽い陶酔感と体の感触を鈍らせる程度でしかないけれど。そんな僅かな効能でも、蜘蛛の巣の只中が如くの彼女にとっては、いずれ致命的にもなりかねぬ搦め手。――少しずつ、彼女の余力を奪い去って行こうとする算段だけれど、娘の興味は攻守の顛末ではなく。己の巣の中で、彼女がどのように振舞ってくれるのか、と愉し気に瞳を細めるのだった。)
(12/30-21:31:27)
浅桜清良♀高等部2年
>
(お淑やかとは──?)(はて、彼女に似つかぬ言葉が出てきた気がするが、反論するだけ無駄かなと思えば笑い返すのみ。出し惜しみ無しというのは、手合わせの場においては社交辞令のようなものでもあるが、彼女が口にするのは本心であろう。そう言い切れるぐらい信頼しているし、何より彼女の特異性能力の特性上、いつ展開されているのかわからない。)(技を出す前兆を見せれば、使ってくるやもしれぬ。けれど、同じように前屈姿勢を取るのを見遣れば、膂力だけで受けて立つ心算なのか──と、笑む。もっとも、愉しげなものというより、受けれるものなら受けてみろという意味が強かったが。 零の型 ─── 蓮華閃華 少女が唯一、親から習った奥義。家系の中で継承されていると聞く為、源流は“初代”であろうと思っていたが、当の本人は否と首を横に振っていた。故に真に正当な流派の技なのであろう。派生技も幾つかあるが、少女は基本に忠実な零(れい)を好んでいる。手元がブレて狙いが曖昧だったが、狙い通り彼女の身を宙へと斬り上げたのを紅の眸で認めると、追撃はせず緩やかに漆黒の刀身を鞘へと納めて───。)(詩歌ではない、ナニカと対峙する。) ─── おや、この特等席はペア席なのだケド。 (地へとつかず、張り巡らされていた糸の上に立つ娘を見遣りて微笑み。想定していたよりも広域に展開されていた糸を、認識すると両の眼を細める。あの時は片鱗に触れるような邂逅であったが、今宵ついに巡り会えた。彼女ではない“彼女”。気づかない内に彼女の糸の結界は、少女の間合いと同規模にまで展開されており、時が経てば更に広がる可能性がある。だが、会話に応じる。勿論、無策ではない。特異性能力による紅の水晶は、糸の一本一本まで確りと視えている。) それは時と場合によっては有かも。 ─── ところで、さ。この前も言ってたケド、よっぽど剣士様に倒されたいのかしら? (以前はちょい出しで終わった故に、興味を抱くのは必然の事。会話に応じるぐらいの余裕はあるというのを見せつつ、ころりと微笑んで問いかける。二度も同じ下りを聞くと、自滅願望があるのかなという素朴な疑問。無論、そんな事はないとは思うが。) ─── それじゃあ、第三ラウンドといきましょうか、妖サマ? (今の彼女にとって傷がどのぐらい影響を及ぼすかは、紅柘榴の瞳となった貌を見れば予想はつく。特異性能力の糸も十分張り巡らしただろうし、言い訳などさせぬぐらい時間を稼がせた。そして時間が経過した事で、左手の痺れも取れてきた。納刀したまま自然体で対峙し、彼女が先に動くか、それとも譲ってくるか────。)
(12/29-23:21:51)
香椎詩歌♀高等部2年
>
(光と闇。夜の闇に満ちている筈の時刻に様々な電飾が明るく彩る空間を、存分に堪能するように娘が立つ。立つ場は空中。何も無き空間に優雅に降り立って、景色を見下ろした。色とりどりの光の中で、最も綺麗に輝くのはやっぱり、その朱色。) ――さっきの答えよ、清良。こんな綺麗な景色、貴女だけに独り占めさせるわけないじゃない。(切り裂かれた、身体に通った熱の痕。彼女の焔に負けず劣らずの綺麗なアカに指を這わせ、ついた朱色の指先を口元へ宛がって。赤い舌を出して舐めとりながら、娘は嗤う。電飾彩る空間だから、彼女にならば、娘が何も無い空間ではなく、張りめぐらされた糸の上に立っている事にも気付くだろう。その糸は縦横無尽に張りめぐらされ、彼女が氣で覆う空間とほぼ同等程度に伸び往く事も。それが「独り占めさせない」の意味であり、娘が「彼女だけを」対象外にして気付かせず展開していた糸の結界だ。それを展開させたのは、あくまでも娘だけど。)『妖は剣士様に倒されるのが世の常』だけど。偶には、儚く散らされるのも悪く無いと思わない?(くすくす、と艶やかに笑う娘の眼は紫水晶ならぬ紅柘榴の瞳。彼女ならば、以前見たことがある瞳でもあり、剣士様に倒されるなんて下りは聞き覚えもあるだろう。娘ではない娘。彼女が先祖の力を扱うならば、娘は先祖に近しき意識を宿す。それが彼女が対峙する今の存在。妖としての本性を存分に曝け出す様は、先程まで扱っていなかった娘の特性の発露。即ちそれは、特異性能力の糸。)(彼女が今の娘を疑問に思うのも良いし、会話に応じるのもいいだろう。けれど、瞬く間に不可視の糸は周囲を浸蝕していく。彼女にとっては斬り裂けるものだろうけれど。何の束縛も無く、動けるのは、糸の主のみ。妖の眼をした娘は、さぁどんな反応を彼女が見せるのかを、愉し気に眺めていた。)【残HP1 切り札2枚】
(12/29-19:40:07)
香椎詩歌♀高等部2年
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(――全てを出し切るなら、使えるものは全部使ワナイト?――なんて、ダレカのコエをキイタ。)
(12/29-19:39:44)
香椎詩歌♀高等部2年
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(初撃の蹴りが彼女に触れる事は適わず。その際に、痛烈に実感するのが「彼女が自分の常識の範疇に収まらない」という事だ。後ろから斬撃が来るならばその場にいる、と考える事自体が先入観。それを知れただけでも幸いでもあるけれど、続く一撃が縦ではなく横の一閃だったのも幸いしただろう。微かに、けれど確かに足先は彼女の感触を捕える。そして、一番の僥倖は。)(自分の攻撃は、十分彼女に届き得る――というコト。)――よく言われるわ。まったく、わたし程お淑やかな女はいないと思うんだけど。(蹴り抜いた姿勢から地面へと着地して。風に靡く藍色の髪を指先で払いつつ、嫋やかに笑んで見せる。淑やかな娘は人様を蹴り抜かない、何て反論なんてされても聞き飛ばして見せる。)(笑みの奥で、痛みをかみ殺す。傷む箇所は肩と背中、それぞれがただただアツイけれど、身体が動かなくなる程致命的じゃない。だから痛みは無視して、彼女を見据える。そんな最中に跳んでくる、問いかけという名の挑発。構えを彼女に向けるのは、相変わらず無手のままだけれど。)――さてね。でも、貴女相手に出し惜しみなんてしないわよ?(いつもは無い胸を張る娘が、やや前屈姿勢。いつでも跳びかかれる姿勢を取りながらも、挑発への答えを言葉に乗せた。不利だから使わない、何てのは負け犬の思考。気位だけは高い娘が選ぶのは、それでも尚、上を言って見せること。完膚なきまでに叩き潰すとは、そういう事を言うのだと。)(そうして、互いに前屈のまま一瞬だけ言葉が潰える。次に彼女が言葉が発した姿。言葉の意味も、発動する業も知る術は無くとも、それが切欠だという事は理解している。だから娘が行うのは、何が起きてもすぐに対応する事。前屈姿勢で、余分な力を抜いた構えは、刀を持っておらずとも、彼女とよく似た姿勢となる。――何をされても、対応しきるつもり。)(――だったのに。)ッぁ……ッ!?(蒼い光を見た刹那、下から突き上げる灼熱。視界が変わって空一面が映るのは、その刃からの一閃を受けたからだろう。だろう、と仮定する程までに、娘からすれば何が起こったかは何も知れない。)(浮かび上がる、小さな身体。この空間は既に彼女のケハイで満ちている。とすれば、どこだって逃げ道もなく、どこから刃が飛んできてもおかしくは無い。――だからこそ、娘自体にも作戦はある。彼女が告げた『糸は使わないのか』というものの答えがそれなのに。綺麗な星空に、明滅する電飾。天然と人工。夢と現で光り輝く空間に、体中に奔る熱に。そのまま意識を手放しかけて―――)(――まだ終われないと奥歯を噛みしめて、着地しようとした、その瞬間。)
(12/29-19:39:00)
香椎詩歌♀高等部2年
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[Dice<6> 3=
3
]
(12/29-18:54:30)
浅桜清良♀高等部2年
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(斬撃というのは放つ元があるというのがこの世の摂理。だが、少女の持つ技術はその理を容易に破る。二人きりの世界で常に向かい合っていれば、背後から斬撃が飛んでくる事など無い筈───型に嵌った考えなら、そう捉えてもおかしくない。故に反射的に”目に見えていた”少女は先程同様に実体ではないと判断し、背後に意識を向けるのは、ハズレでもなければアタリでもない。彼女の背後の虚空から突如出現するように放たれた弐つの斬撃─── その手応えは少女の手に伝わる事は無いが、空を切り跳び上がった彼女の真下を通過し、此方へと飛んでくるのを紅の眸で認めると、一寸剣戟を中断して真横へ跳び退く。隙を生じさせてしまうが、己の技の威力は己が一番よく理解している故に、回避を選択した方が合理的。そして隙を生じさせたのは、少女が背後に居ると想定して跳び蹴りを放つ彼女も同じ事なのだが、空中で捻じりを加えた大振りの回し蹴りは、四方八方、何処に位置しても驚異的な一撃だ。身を翻して避けようとした瞬間、爪先が左肩に当たり衝撃は骨の髄まで伝わり。連撃により側頭部にも被弾する。)(異能で身体強化していても貫通するかの如くダメージを与えてくる。これが人外の、妖の身体能力というものか。剣気を乗せた刀身で防ぐも、脳を揺さぶられた直後に、空中において自在に脚での連撃を浴びせてくる勢いは殺し切れず、蹴られた勢いに乗って高々と跳躍すると、距離を置いた位置で着地。拮抗していた中で先に離れた時点で、超接近戦の軍配は彼女に上がり。仕切り直しとばかりに漆黒の刀身を大きく薙いでから右肩に乗せると、頭を振ってから口元に笑みを浮かべて。) ─── …足癖悪い、って言われたコト…ない? (脚技の衝撃で痺れが残る空の左手を持ち上げて見下ろし、ころりと軽やかに言の葉を紡ぐ。真正面から突き付けられる挑戦状は当然受け取ったが、師である先祖と違って連発出来ない故に、無闇矢鱈に使わず、使い所を見極めるぐらいはする。)( ─── とはいえ、何度も苦しめられた糸を使っていない状態で押されているという状況は打破したい。) ─── ねぇ。あの糸は使わないの? (斬撃や炎とは相性が悪いと、彼女自身から聞いている故に、使わない選択をしているのは当然理解している。故に、これは挑発。「挑戦状叩きつけるなら、全て出し切るつもりでおいで」と。 ─── 否、“既に知らぬ内に彼女の領域に入っている”可能性もある、が。 暫く十分に力を入れられなさそうな左手は下げ、灰色の鞘へと添えて。力み気味だった身を一度脱力させ、抜き身の漆黒を緩やかな動作で鞘へと納め。右手は柄に添えたまま重心をやや低くし。) 零の型 ─── (明鏡止水 ─── 水面に浮かぶ睡蓮の如く、極限まで研ぎ澄まされた氣を限りなく、零にまで凝縮させ───。) 蓮華閃華 ─── ! (神速の抜刀の刹那に爆発させん。剣気を上乗せさせた神速の剣閃の前では、余程の遠距離でなければ無に距離など無に等しく。蒼い輝きを視認した時には既に遅し。瞬く間に逆袈裟に斬り上げられる剣戟を浴びる事になるだろうが、脳へのダメージは少女が思うよりも大きく、キレはあるが精密さは落ちており。)【残りHP2】 [Dice<6> 5=
5
]
(12/28-23:11:23)
浅桜清良♀高等部2年
>
【切り札2枚使用 HP+1】 [Dice<6> 4=
4
]
(12/28-20:19:30)
香椎詩歌♀高等部2年
>
[Dice<6> 6=
6
]
(12/28-18:24:58)
香椎詩歌♀高等部2年
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(夜の闇に軌道を描く紅の剣線。その軌道に導かれるように、藍色の髪の毛が揺れ動く。紙一重で避け乍ら、視線を交差してただただ避ける。攻撃に転じる暇も無い程の速さの中で、広がって行く紅の気配。周囲一帯に包まれる彼女の気配、その中心地に立つ娘に逃げ場などどこにもなく。)(避けてみせたその刀身、その刃がまるで「空間ごと」屋上を切裂いたのを覚えている。存在を否定する言葉を紡いだあの衝撃を忘れようが無い。術理は知れずとも、そんな威力を秘める刃を前にして接近する理由は、とても簡単。避けようがないならば―ー)(避けられないなら、発動前に叩く)(――或いは。)(剣気殺気に全身を包まれる感触に憶する事無く動作を止めぬ折に、彼女の姿が掻き消えた。背中から感じ得る熱の感触は、其の背が裂かれる灼熱だ。けれど、彼女の手に届ける感触は、ごく浅く。その理由は、裂かれるが同時に、娘の身体が宙を舞うから。)(斬られた感触と同時に思い切り地面を蹴り上げる。その速度が凄まじくても、理を覆さねかねない程の奥義が待っていようとも、『その攻撃をした瞬間、背後にいる』事だけは知れるから。娘の身体は宙返りをするように空中で回転し、後方へまげて右足を思い切り振り抜く。サッカーで言う、オーバーヘッドキック。けれど足の切っ先が向くのは彼女の右鎖骨へと向け。いかな技でも、剣を振るうならばその振るう根元を砕かんという蹴りを繰り出すと同時、空中で娘の身体はさらに捻られる。避けられようと避けられまいと、宙返り中、さらに側面への『捻じり』を加え。右足に続いて左足で、少女の頸目がけて繰り出すのは、空中での廻し蹴り。)(――蹴り抜く刹那、紫水晶はその紅色の眼へと交差させる。避けねば死ぬ程の一閃を繰り出すのは、彼女の業を発動させる前に倒す為では無く。紫水晶の瞳を愉し気に緩め、刹那の合間に口元を釣り上げて、言葉にせずとも伝えよう。) (『さぁ、出してみなさい?』――と。その上で、この身が勝って見せると。威力だけ知り、効果も発動条件も知らぬ儘に、それでも尚娘が選ぶのは真正面からの挑戦状。妖の身体能力に回転と捻じりを加え、さらに腕よりも威力の高い脚での連撃を持って、彼女へと挑戦状を付きつけよう。)(防げるものなら―ー)(返せるものなら―ー)やってみなさいよッ!! 【切り札1枚使用。数値+1】
(12/28-18:24:55)
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