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自由設定13
【部屋説明】フリー設定ルームです。最初に入室する人が部屋の設定を自由に設定できます。
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参加者(0): ROM(1)
ご案内:「神宿中央公園噴水広場」から
山岡大輝♂高等部2年
が去りました。 (04/07-21:59:34)
山岡大輝♂高等部2年
>
剣にいるんは結果だけや。綺麗ごとも理想も別にいらんのや。なんちゅうか…科学者は難しいことを考えるからしゃあないんやろな。(観測し解き明かし、それでも研究をという言葉を聞けば確かに欲張りに思え。自分には無い物だと、そう言う難しいことを考えることに向かないというのもあるが、恐らくはそう言う面ではこの女に勝てることはないだろうと思え)自分をしっかりと見つめ、全てを冷静に見れるなら負ける勝負は先ずせんやろうな。やから俺はあんたとは戦おうとは思わんな。はは、敵を始末するならいくらでも頼るとええで。(そう言う事なら喜んでと笑い。敵対する必要がないのならば戦う必要などはない。また会いましょうと去っていく女を振り返って見送り。またな、と言葉を返せば仕事に戻っていく)
(04/07-21:59:30)
ご案内:「神宿中央公園噴水広場」から
四条 紫子♀大学院生
が去りました。 (04/07-05:10:23)
四条 紫子♀大学院生
>
えぇ、それでこそ私が見込んだ剣鬼と云うもの。剣は心なり心は剣なり等と綺麗事の御為倒しをどれだけ並べても、剣術は他人を巧妙に斬殺する技……でも非情外道を己に言い聞かせるも、所詮また俗人の足掻き。つまり呼吸するかの如く至極当然に斬る無心の境地こそが──と、釈迦に説法と知りながら言語化するのは私が科学者だからでしょうね。万物を観測し法則を解き明かし、仮説を元に実験を繰り返して更なる探究を何処までも……とどのつまりは欲張りなのよ、なにしろ全てを識りたいわけだから。(際限のない欲望、しかしそれこそが人類を万物の霊長たらしめる要素だと女は考える。故に貪欲を恥じもせず寧ろ傲慢に宣言して、含み笑いを漏らし。挑発とも受け取れたであろう囁きに過度な反応を示さない相手には、軽く肩を竦めて見せようか。)……背伸びをすれば足元が疎かになり、憤怒は隙を生み、哀愁は勢いを削ぎ、憎悪は眼を曇らせる。それらに捉われない者に対し、無理に仕掛ける不利を冒すリスクは算出しているつもり。頼りにしているわ、貴方は同僚なのだから。(敵に回せば厄介な事この上ないが、味方としては頼もしく、少なくともこの場で対立する理由は持ち合わせていない。また会いましょうと告げて枝を振ると、風に踊る桜吹雪を身に受けて、白衣の女は花霞に溶け込むように歩み去った。)
(04/07-05:10:09)
山岡大輝♂高等部2年
>
(元々は敵対者に対しては容赦はなかったがそれ以外に対しては敵対していないならそれなりには寛大。様々な出会いがあり、この街に来た当初よりは丸くはなっているが本質は変わっていなく。義には儀で返し、共には出来るだけの事をし、そして敵対者は容赦なく斬り捨てる。この女は今の自分の居場所を紹介してくれた恩があり、手を出されない限り己から何かをするつもりはないが警戒はみせ)そういう難しいことは頭のええやつが考えることやで?俺みたいに刀しかない奴はそないな事を考えてる余裕はあらへんで?(女の言うことは何かを、剣をただ極めようとするものが目指し、修羅、剣鬼に至る道。ただ自分にはそういう考えはなく、ただ振るうだけだと言うように笑い。相手を斬るには無駄な思考は必要なく、ただ斬り捨てればいいというように)どうやろなぁ……けどな、その期待には応えれるとは思うで?観測?そういうのは好きにしたらええ。(そう言えば守りたいものができれば強くなれる、そんな言葉を思い出し。ならこの街を、知り合いをそう思える今は強くなったのかと頭の隅に考え。桜の枝を手に傍らを通り過ぎようとすれば半歩横により女を通し、添えられた言葉には、奥の手を多く持ちそうな女の気配に、どうやろな、と小さく返し。己の全力でどこまでやれるか、とつい考えてしまって)
(04/06-15:08:23)
四条 紫子♀大学院生
>
(極めて利己的であると同時に合理的な女の目的は、相手の斬れ味に翳りが生じていないかを見定める事。情に流され錆びて朽ちた刃では戦線の維持は覚束ず、さりとて血に餓え殺戮を求める制御不能の狂気では危険極まりない。紫水晶の視線を絡め、丹念に一挙一動を観察して心技体いずれも僅かな隙もないと見て取ると、笑みと共に微かに嘆息を。)────唐代の禅僧の言葉に此の様なものがあるの。「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺し、羅漢に逢うては羅漢を殺す。父母に逢うては父母を殺し、親眷に逢うては親眷を殺し、斯くの如くして始めて解脱に至るもの也」……此の場合の“殺す”とは息の根を止める狭義の意味に留まらず、あらゆる柵みや執着から離れるのが悟りに至る為に必要だと解いているわけ。善悪や道徳など人が社会を構成する際に必要だから都合よく設定した代物に過ぎず、ひたすらに技芸を極め尽くさんとする者には余計な不純物でしかない……とも言い換えられるわね。(敵を斬殺する局面で、相手の痛みや都合を斟酌していては技が鈍る。目的に応じ適切な戦術を、冷静沈着に執行するのが肝要と説く。しかしそれだけでは終わらず、継いだ言葉はどこか愉快そうな含みを帯びて。)ただ、それでも人は不純物の為に計測困難な底力を発揮する場合もあって……貴方の大切なものとやらが、私の予測をも超越する力を呼び起こす可能性もゼロとは云えない。だからいつか、是非とも観測させて頂戴。(合理的な最適解を上回る絆の力、そんなものが実在するなら楽しみだと臆面もなく言ってのけると、桜の枝を指揮棒めいて振りつつ青年の傍らを通り過ぎようと。刀刃の間合いでシュナイデメッサーに仕掛ける程に愚かではないわ、と添えたのは剣鬼の実力を高く評価しながらも────此方の得意とする間合いならば遅れは取らないという自信も滲むもので。)
(04/02-08:53:46)
山岡大輝♂高等部2年
>
そういうこった。それで学ばへんならそれまでや、次はもう一回バッサリやるだけやしな。(そもそもに何もしていなければ斬られる事がなかった連中。それが以前の事を覚えていただけでも立派だろうと雑に考えていて。もし今回、以前の事を忘れていならば斬ってはいないが同じ場所を思いきり叩いていたなと考え。女が間合いに入ってくれば微かにだが何があっても対応できるように切り替え)そら剣だけに人生をつぎ込んだ剣客ならようさんおるやろな。ま、あんときは驚きもしたが今は感謝しとるで。そらな、剣と言っても魅せる剣と殺人剣は別もんや。俺みたいなのがようさん居ったらえらいことやで?(もちろん良心の葛藤はあるにはあるが、それは仕事に関しては別。どうせ手にかけるのに言い訳も何も必要はないと完全に割り切っており。もしこの恩義がある女も必要であるなら迷わず剣を抜いて斬ることになり。それでも間合いに入り込んで瞳をの奥を覗き込んでくるのを見返せば嗤い)刀を創るときのそれやな。大事なもんは出来たな、確かに……。けどそれとこれは別や。(こちらに来てからの出会いや出来事を思い出せばふと目を細め。しかしそれはそれと言い切り。本業は人斬りやと嗤って)
(03/31-07:43:02)
四条 紫子♀大学院生
>
えぇ、痛みを伴う経験は心身に強く刻まれる……物覚えの悪い輩でも二度目の怪我をせずに済んだのだから、寧ろ貴方の躾けに感謝するべき局面と云えるでしょうね。(人は経験から学び、それを共有し普遍化する事で己自身のみならず集団として進歩発展を遂げられる種族。眼前で繰り広げられた一悶着も、その顕現に分類されるのだろうと告げながら女は相手の間合いの内へと。)刀剣の扱い、純然たる技量に於いて剣客と呼べる者は五指に余るとしても────剣鬼の域と判断すればこそ、私は貴方を教導隊に推挙したのですもの。剣禅一如やら活人剣やら益体もない御為倒しに縋らず、呼吸するかのように斬れる使い手は、とても稀有。(暴力の行使には大抵の場合、罪悪感が伴う。故に、人は暴力に大義名分を貼り付けたがる。正義、理想、より多数の幸福、そうした理由を用意して「だから自分は悪くない、これは仕方がない事」なのだと己に言い聞かせる。春風に黒髪を舞わせる女にはそれが皆無で、人としての良心の葛藤など愚かでつまらぬ迷いとしか映らない。敢えて間合いに踏み込むのも、かつて同類と判定した相手を再確認する為。瞳の奥を覗き込み、唇をゆっくりと笑みの形に。)……それなら良いの。硬いだけでは脆いから刀も硬軟異なる鋼を折り叩いて鍛えるように、馴れ合いや睦みも強度を維持する要素。ただ気分転換にのめり込み、溺れ過ぎないようにとアドバイスしておこうかしら。(揶揄うように囁くのは推察からの鎌掛け。もしも表情と態度に変化があれば、それを見逃すまいと。)
(03/28-08:17:02)
山岡大輝♂高等部2年
>
(騒ぎを起こしかけていた阿呆どもを追い払えばのんびりと歩き出し。ああいう連中に遭遇しなければそれなりに風景を楽しめる散歩と大差のない仕事。あと適当に何周するかと考えていたが)よぅ、久しいな。一回どっかで相手した連中やったみたいや。顔を見たら逃げていったわ。それにな、昼間から公園を阿呆の血で汚す訳にもいかんやろ?(そうなれば昼間からの大惨事、余計な手間どころか最悪刀を没収されかねないと肩を竦め。嘗てならば昼日中でも平然と切り捨てていたが今では自制もしていると返し)この世界に刀一本で生きてたようなのがおらだけやろ。探せば俺ぐらいは居そうやけどな?ははは、そこまで訛る程平和には溺れてないで。(確かに平和には染まったがその程度で鈍ってはいないと笑って)
(03/26-07:57:48)
四条 紫子♀大学院生
>
(噴水広場の石畳を打つヒールの音も高らかに、白衣の裾を翻す女。乗馬鞭の如く握り弄ぶのは、蕾が綻び薄桃色の花弁が彩る桜の小枝。春の訪れを告げる暖かな陽光を浴びて散策する理由は完全に私用であり、とどのつまりは少々気の早い花見に過ぎないのだけれども……這々の体で駆け去る青年達を流し目で見送ると、同僚へと顔を向け声を届けた。)ごきげんよう、シュナイデメッサー。刃を以て葬るまでもなく威を以て圧するとは効率的な手段、斬るにも値しない路傍の石に対する適切な対処と云えるわね。(余計な手間など省くに限るのだからと冷徹に断じつつ、小枝を手挟む掌で口許を覆い、クスクスと含み笑いを伴って紡ぐ言葉は称賛。しかしアメジストの瞳は、どこか相手を値踏みするかのようにも。)流石は斬術に関して神宿でも屈指の使い手、勝負は鞘の内に在りを体現している────のかしら。大丈夫?死相が出てはいない?(実力は充分に評価した上で、継いだ文言は不穏なもの。この場合の死相とはつまり、死亡フラグに通じる緩みが生じていないかと確認する意味合い。)
(03/25-08:37:21)
ご案内:「神宿中央公園噴水広場」に
四条 紫子♀大学院生
が現れました。 (03/25-08:01:46)
山岡大輝♂高等部2年
>
こういう場所に来るのも偶にはええもんやな。(普段はほとんど足を運ぶことがない中央公園、極稀にアンダーグラウンドファイトに顔を出す事はあるが、それ以外では縁はないといえる場所。そんな場所に日の高い時間に足を運んだ理由は教導隊での警邏の為。日の高い時間に問題を起こす輩など居ないとは思うが何事にも例外はあるもので)おい、そこ。昼間から何しとんねん。さっさと消えんと叩き斬るで?(何事もないと思い噴水広場を警邏と言うな散歩、暇潰しに勤しもうと思えば強引なナンパの光景に出くわしてしまい。そう言うのを見つければ仕事の時間と声をかけ。ストレートな脅しにナンパを行っていた男たちは怒気を見せるが、そのうちの一人が自分を知っていたのか仲間に声をかけ逃げていくのを見送り)なんや…前に会った奴でもおったか?まあえぇ…あんたも早う帰り。(逃げていくのをどこか残念そうに見送れば、ナンパをされていた女性を送り出し、警邏を続けて)
(03/20-15:59:52)
ご案内:「神宿中央公園噴水広場」に
山岡大輝♂高等部2年
が現れました。 (03/20-15:51:36)
ご案内:「繁華街」から
山岡大輝♂高等部2年
が去りました。 (02/14-21:21:51)
山岡大輝♂高等部2年
>
(そうしてそのまま、店を冷かしながら去って行って)
(02/14-21:21:48)
山岡大輝♂高等部2年
>
(ある日の放課後。ふと買い出しをしておくかと思いついたままに繁華街に足を延ばす。普段は異能戦技教導隊の任務で足を運ぶことが多いが、それ抜きで来る時には不思議な新鮮さを毎回覚えてしまうものであり)なんつぅか……すっかりとこっちに染まったと感じるなぁ。それはそれで悪ぅないけど。(最初のころは食料品と最低限の生活用品以外に興味を持つことはなかったが、今では娯楽用品などもそれなりに揃えるようになり。長期保存できる食料品を購入し終えれば何か面白そうなものでもないかと観ていくか。そう考えて適当に店を冷かしながら繁華街を歩いていく)
(02/09-15:06:01)
ご案内:「繁華街」に
山岡大輝♂高等部2年
が現れました。 (02/09-15:00:38)
ご案内:「極楽島 ~入り江へと続く洞窟~」から
白狼宗助♂高等部2年
が去りました。 (12/06-21:15:14)
ご案内:「極楽島 ~入り江へと続く洞窟~」から
香椎詩歌♀高等部2年
が去りました。 (12/06-21:09:00)
白狼宗助♂高等部2年
>
そういうトコ可愛いぜ。 (本当に願い事が叶うと信じたのか、咄嗟の事だったので反射的に確認してしまったのか、どちらにしても一瞬信じたような反応を見せる彼女を見つめ、噴き出してからは笑い声を漏らす。そっぽ向いてしまったのを両手を前に出す仕草で宥めつつ、彼女が何を願ったのか静かに聞こうと口を閉じる。)(彼女が紡ぐのは自分の願い事ではなく、自分以外の誰かのお話。) …多分、お前とこうして何度も一緒に居なければ、単に恥ずかしくて自分の過去を別人に例えて話してるように聞こえただろうよ。夢の中で先祖に会ったっつーそのダチも、詩歌のユメで視る”ソイツ”も、この世での生は終わってても、完全に死んではいないんだと思う。 ──うん、きっとにそうに違いねェよ、何せ特異性能力はまだ完全に解明されてねーんだしな。 (何だかんだで長い付き合いになる友人の話を否定する訳がないし、彼女が話す人物に関してアテがある故に、茶化さず、時折相槌を打ったり、話の腰を折らない程度に口を挟んで最後まで聞き終える。) ───その願い、叶わずとも気持ちが相手に伝わるといいな。 (可笑しくなんてないと、笑みを浮かべて頷く。何より彼女が話してくれた事が嬉しかった。「ナイショ」と誤魔化す事だって出来たのだから。ともあれ話を区切られれば、同意するように頷き。) ── おう、俺もくたくただわ。そういや詰所の近くに南国風レストランが開店してたんだけど、ソコ行ってみようぜ。 (表の彼女が知らぬ壮絶な戦い、同じく体力を消耗すれば空腹にもなる。当然のように奢らせようとしてくるのにもう慣れたので、仕方ねーなと笑いながら承諾しよう。どうせ転送で詰所に戻るのだから、近場であれば負担もないだろうと。帰り際に振り返り、二つ岩を眺め。また来るかもしれない景色を眸に焼きつけた───。)(──回れ右、ではなく。とんでもない事をのたまう彼女を慌てて追いかけ、「ちょちょちょ…! それは渓流下りバリに危険だっつーの!」小柄な身体を羽交い絞めして止めるが。「そういや…あの縦穴……。」と、思い出すのは蜘蛛の糸のエリア。上る時は後光を浴びる巨大蜘蛛の尻を嫌でも見る事になる。果たして彼女が気絶する事も無く洞窟から出れたかは、二人のみぞ知ること──。)
(12/06-20:55:27)
香椎詩歌♀高等部2年
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……へ??(背が、と言われれ思わず自分の身体に眼を落すけれど。見えたのは自分の質素なままの体つき。)…って、なんなのよもうっ!!(即座に否定され、噴出されれば目と唇を尖らせ、詰め寄るように抗議の声を上げた。その後に、ふん、と思い切りそっぽを向けば、後追いするように藍色の髪は揺れ動き。)(けれど、願いを、と言われれば少しだけ吊り上がった口元を元に戻した。)……そうねぇ……別に、自分が叶えたいことで、こんなところで願う事なんて無いんだけど。(「自分には」叶えてほしい願いは無い。それは来る途中で言った時と変わらない。だから、願うのならば、自分以外の事。友だちでもいいし、家族の事でもいい筈なのだけど。ふと思い浮かんだのは――)……昔から、偶にね、変な夢を見るの。贅沢に暮らして皆が大切に扱ってくれて。誰もがアイシテルと言うし、幸福な筈なのに、ちっとも嬉しそうに見えない、そんな人のユメ。(身近な人では無くて、ふとそんな夢を思い浮かべるのは何故だろう。誰かも分からない、顔も朧げな夢。)(或いは、過去のオモカゲ。)ある友だちは夢の中でご先祖様に会ったって言うし、ひょっとしたらわたしの先祖なのかもね。つまりは、もうとっくに死んでいる人……のはずなんだけど。夢で見るからか、何だか妙に親近感が沸いちゃってね。まるで身近にいるヒトみたい。(よくわからない、と困ったように肩をすくめつつ眉をへにゃりと下げ。彼からすれば願いを聞いて、別の話が始まった、なんて風に聞こえるのだろうか。娘もそれを実感するからこそ、首を左右に振って。)つまりね。もしも願いを叶うなら……――『その人が、幸せだったと笑えますように』と願うわ。(記憶が抜け落ちても、存在を知らずとも。娘にとって、決して何も残らない訳ではない。けれど実際は、どんな者だったかもしれない先祖の事をなんて、可笑しいには違いない。だから娘は首を左右に振って、咳払い。この話はおしまい、と。)どっちにしろ、叶ったかなんてわからない願いだったわね、お互いに。……さぁ、目的も達したし帰るわよ。何だかくたくた…何か美味しいものが食べたいわ。(知らない間に気力体力を持っていかれた分、どっと疲労感が押し寄せる。もちろんおごりよね、なんてこんな時だけ口元を釣り上げて笑って見せた。)(娘の記憶は、別のナニカにも共有される。願いが成就するかは神のみぞ知るが、それを聞いて、ナニカがどう思うかは、神様だって知らぬ事。こうしてひと夏を通り過ぎた常夏の一幕は過ぎ行き――)(――数瞬後に、娘は気づく。帰る為には、またあの狭い空間を、蜘蛛のいる間も通り抜けなければならないこと。「このままあっちから泳いで帰りましょう、それがいいわ!」なんて、二つ岩の方へと飛び込もうとする娘に同意するか止められるかは、彼次第ではあるけれど――)
(12/05-20:33:27)
白狼宗助♂高等部2年
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──…これはヒドイ。流石に俺も泣いちゃうよ? (ジト眼はいつもの事なので何とも思わなくなっているが、即答されるとガーンとショックを受けて心臓の辺りを手で押さえる素振り。ともあれ、話題を逸らせれば振り向かずにそのまま突き進むのみ。あの二つ岩にまだ不思議な力が残っているのは感じ取れる、問題は願い事を叶える程残っているか、そもそも始めからそこまでの力は無かったのか、確かめるには実践するのが一番。背後から後押しし、彼女がナニカ願うのを見届けて。終えた彼女と入れ替わるように前に出れば、目を瞑って念じて──。) お。 (念じた直後、意味ありげに声を漏らして振り向くと、彼女の頭部から足元まで、上から下へと目線を動かして。) うーむ……詩歌の背が20㎝伸びますようにって願ったんだけど。変わってネェな? (顎の辺りに指を添えて何やら悩む図。冗談か本気かは、最後に噴き出した事が答え。) ── で。何を願ったんだ? (願い事は他言してはいけないとか聞いた事ある気がするが、彼女が何を思い、願ったのか、純粋に気になったので首を傾げて。)
(12/04-21:52:55)
香椎詩歌♀高等部2年
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―ー思ってるケド?(さわやかスマイルに向けるのはいつだってジト眼。怪訝そうに、それを剥がさんが勢いで紫水晶を見据えてみる。じーーーっと。)(けれど、背後にまわられて、巧みに話題を反らされれば意識は彼から二つ岩へと向いて。天然の洞窟の先にある水の入り込んだ洞窟の果て。そこに待っていた天然の岩の形に、何かしら意味を持たせるのは、確かにニンゲンだけなのかもしれなくても。)(――ふいに、思い浮かべることがある。)……そうね。それじゃあ、折角だし。(自分の事は自分で、という事には変わらない。けれど、折角の場があるのだから、願い事の一つくらいするのも悪くはないだろう。両手を合わして、眼を瞑る。ただそれだけで、念じてみよう。一分にも満たない合間、そうしてから眼を開いて。)…こんなとこかしら。お次はどうぞ?(と、くるり、と振り向いて場を変わろうとしようか。)
(12/04-19:58:50)
白狼宗助♂高等部2年
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(表の記憶は継承されても、裏の記憶は継承されない。何だか蜘蛛見て引っ繰り返って記憶が飛んだり、時が経っても記憶を受け継がれないのは継続している彼女が不憫でならない。しかし、向けられている眼光が非難めいたものになっているので憐れむ余裕もなく。) …ちなみに言っておくが、俺は気を失っているレディを襲うような事は断じてしねェ。襲うなら堂々と襲うからな…! (これ以上火炎放射に突っ込まれるとボロが出そうなので、グっと拳を握っての力説で何とか逸らそうと。 ──さておき、彼女の眼と意識を二つ岩に向ける事が叶えば、当初の目的を果たす方向に会話をもっていこうとしたが、彼女の紡いだ言葉に冷や汗が出て。) ……ちょいとお待ちよ詩歌さん。確かに渓流下りや大波のプールでは結果的に酷い目に合わせたが、同じ過ちを何度も繰り返す男だとお思いか? (ナンノコトダカとかカタコトにはならなかったが、辛うじて爽やかなスマイルを浮かべて言い返した。ただ、ギクゥと音がしたかもしれない。エ、ホントは裏の記憶持ってるんじゃね?と、心臓の鼓動が早まりかけた。) …ほら、本当かどうかワカランが、物は試しって言うだろ? 願いは自分の力で叶えるだっけ。それでも決意表明みたいに誓うってのも有なんじゃねーかなと。 (折角此処に辿り着いたのだから、効能があるかどうかは兎も角、願っておくのも良いのではないかと。ささ、と彼女の背後に回り、前に出るよう背中を押して促そうとして。)
(12/04-01:02:22)
香椎詩歌♀高等部2年
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(火炎放射器…?と周囲を見渡すも特に見つかることは無い。周囲をくるりと見渡しても、その痕跡は何もなく、ただの静かなゴール地点。ものすごく納得のいかない釈然さと、何だか少しの倦怠感。まるで、少しばかり大立ち回りした後のような気がするのだけれど、頭を捻っても答えが出ることは無い。空白の時間は、娘にとって知らない記憶だから。)(そして、そんな空白は別段、ハジメテではなかったりもするから。)……出口に火炎放射があるところのどこが安全なのよ!(納得しかけて、けれど納得できずに突っ込まずにはいられない。ジト目よりは非難めいた眼光になっていたけれど、目的地にたどり着いたこと自体は事実らしい。散々と怒りを向けた後に、二つ岩へと眼を向けて。)……確かなんでも叶うだっけ。本当かどうかは知らないケド、別段何も感じないわね……あなたのことだから、何かとんでもない危険物がいて、わたしを無理やり手伝わせるくらいはやりそうだと思ったのに。(なんて、ついさっきまでの出来事がうそのように名残もない場を見合わせて首を傾げた。娘ではない娘の彼への評定は、正しいとも言えるけれど、彼からすればデジャビュどころかつい先ほどのやり取りのリフレインに近い、のかもしれないけれど。)
(12/03-22:21:09)
白狼宗助♂高等部2年
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好奇心向けても絶対死にそうに無ェ猫なら、身近に居るけどな? (謎があれば解明したがり、不思議な発見を求めてしまうのは男の性なので仕方ないだろと、ハ、と笑い捨てて返事をし、次はいつ逢えるか解らぬ妖かナニカを見送ろう。もっとも、見送ると言っても彼女の身体は一つ故に、精神的な部分での事だが。)(眸の色を見れば、元の彼女に戻ったであろう事は明白だったが、戻って早々騒がれる事は──まァ、想定していた訳で。裏詩歌の時に脱いで放り投げていたパーカーは、最後に技ぶっ放した衝撃で何処かに飛ばされていた為、パーカー無しの水着姿で向き合い。) …いや、んな古典的な反応はいいから。あの狭いトンネルで蜘蛛見て気絶したお前を此処まで運ぼうとしたんだが、出口の所に火炎放射器があって、パーカー燃やされちまったんだよ。 (先ず誤解を解く為に、彼女が考えている事を否定するように首を横に振り、笑わず真顔で告げる。パーカーを失ったのが彼女だけでなく、両者だったのは不幸中の幸いかもしれないが。当然、火炎放射器など設置されていないので証拠はない。故に追及される前に二つ岩を指差して意識を逸らそうと。) ──ほれ、あれが例のパワースポットだ。俺ら超安全にゴールした訳さ。 (慌てず焦らず、爽やかに笑みを浮かべて取り繕い、もしジト眼を向けられるなら視線から逃れつつも、目的地に着いた事を知らせよう。)
(12/03-22:12:29)
香椎詩歌♀高等部2年
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(うっすらと開いていく瞳は紫水晶。ぱちぱち、と瞬きをすれば、周囲を見渡し。)……??ここ、どこ―――って、ぇ、なんで脱がされ……!?!?(景色、よりは衣服の違和感。パーカーが無くなっている事に気づけば、眼を見開いて両腕を交差して。どういうこと、と涙を貯めつつ彼へと鋭い眼を送ってみるのだった。)
(12/03-19:46:08)
香椎詩歌♀高等部2年
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即効性のある願いならばの話だけど、ね。(願いにも種類がある。遠い先のこと、漠然としたことでは効果は得られるかなんてわからないし、効果があったかどうかを判断するのは、結局はその人の主観でしかない。けれど、多くの人間が効果があると思うならば、何かしらの意味はある、のかもしれず。)ふふ、何でも暴こうとするのは殿方の悪い癖ね。好奇心は猫をも殺すわ、気をつけなさい?(赤い眼を細め、見据えて告げる言葉が冗談か否か。それこそ、秘したままに娘はそのまま眼を閉じよう。ただ、それだけ。別段、彼のような変化はないけれど。)
(12/03-19:43:43)
白狼宗助♂高等部2年
>
派手に暴れちまった影響で不安定になっている可能性もあるが、確かに願いが叶うかどうか試すのが手っ取り早い。 (人の知識や常識では考えられない力を秘めている場所。故に二つ岩の形状が安定しているように見えても、戦闘の影響で力の流れが乱れている事も考えられる。 ──推測を並べるよりも試すのが得策。他に案も無いしなと、頷いて彼女の提案に乗る。) そうか。お前がこの人の世で何を願うか興味深かったが、そろそろ寝坊助お嬢様を起こさないといけねェしな。 ──また逢おうぜ。 (振り返る彼女と眼を合わせ、残念そうに小さく笑いながら肩を落として見せる。ならば、此度の妖と魔狼の共演も幕を閉じよう。主人格である表の彼女に戻るよりも先に、青年の風貌が元へと戻りゆく。かなり暴れ回ってしまったので改めて周囲を見回して、いきなり崩壊するような様子は見受けられない事を確認しておこう。)
(12/03-01:22:50)
香椎詩歌♀高等部2年
>
そう。まぁ、貴方達が良いならばそれで良いのだけど。(岩を見つめつつ、ぽつり、と零そう。それがどんな感情なのか、何かを思い出してなのか、なんてのは娘の心の裡の中。今はただ、大きく揺れ動いた後も残ったままの石を眺めよう。)……それこそ、確かめるのも野暮というものね。いっそ、願い事をしてみればわかるのかもしれないけど。(パワースポット、なんていうものが意味するものはどこからくるのだろう。神秘的な空間と人が思うからかもしれないし、その神秘は本当に効力があるからこそ感じられるものかも知れない。けれど、願いが叶うかどうかも、影響したかどうかもヒトには分からぬこと。分からないものにたいしては、結果から過程を推論するという手もあるのだろうけど。)――それは「この仔」に譲りましょうか。私の願いなんて、仮令神様にも言うようなものではないしね。(心の裡側は届けないと。彼の方へと振り返れば、眼を細めつつ。そろそろ、妖の時間は終わる頃合い。本来の主人格の思考が浮かび上がってくる頃だから。)
(12/02-20:21:53)
白狼宗助♂高等部2年
>
そういうのは思っても口にしねェってのがお約束だぞ。 …ン? いやまァ討伐出来りゃ御の字だったが、別に殺せって言われてる訳じゃねーし恨みも無ェしな。 (古来より、此度の獣のような魔性は人の手で討たれてきているが、仇討ちって訳でも無いから其処まではしないと首を横に振って見せる。彼女からすれば気になるのであろうと、茶化さずに本心を伝える。そもそも、絶対に討伐しなければいけないと決まりはないのだから、魔性と手を取り合う選択だってあった筈。例えそれがどんな理由だったとしても、一時でも手を取り合って共闘出来たのだから。ハ、と笑い返してから二つ岩を改めて見遣り。) …さァな。それを知る奴はさっきぶっ飛ばしちまったし。 ──ま、あの岩が崩壊しねェってのが答えかもしれないぜ。 (そう告げて視線の先を示す。獣の影響がどのぐらい及んでいたのかは定かではないが、三日月型の岩の上に球体の岩が浮いたままなので、パワースポット自体は健在じゃないかと。解明してはいないので憶測の域だけども。)
(12/01-22:04:58)
香椎詩歌♀高等部2年
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(狐と狼。共に巨大な化生達の対決は、狼が食い破ることで結末を迎える。大きく弾き飛ばされる獣が着水するのを見届ければ、再度、彼の方へと眼を向けて。)そういうのを確か、フラグというのよね。…良いの?討伐するつもりだったんじゃないの、貴方。(魔性や獣は人によって打倒されるが定め。討たれる側の娘にとって、それは人の求める摂理だという認識だから。そうはしない彼の意図を、訝しむように。)(とは言え、礼を言われれば、くすり、と少しだけ唇を釣り上げた。)別に、降りかかる火の粉は払うだけよ。……にしても、これじゃ貴方の言ってたパワースポット、というのは何の効力も無いのかしら。(改めて見る二つ岩。結果が獣の仕業ならば、此処にはもうその理由はなくなる。最も、元々効能があるからこそ獣が居座った、という可能性もあるんだろうけれど。)
(12/01-20:56:02)
白狼宗助♂高等部2年
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(巨大な顎に喰らい付かれると悲鳴のような咆哮を発し、獣の巨体は洞窟の外へと弾き飛ばされる。糸を焼き切った事が仇となったと言えよう。もし糸が絡み付いたままだったら、巣の強度で守られていたかもしれない。二つ岩より遥か向こうの海面に落ちて水飛沫が上がるの空中で見届けると、そのまま二つ岩の縁に降り、岩を蹴って彼女の元へと舞い戻り。) 手応えはあったが、恐らく仕留め損なったわ。あのまま溺死してくれりゃァいいが、まァ生きてたとしても当分の間は悪さしないだろ。 (獣が落ちた地点を遠目で眺めつつ、完全に撃退し損ねた結果に小さく嘆息。一先ず追い払えたのであれば御の字だと前向きに考える事にし、彼女の方へと振り向き。) 俺一人だったらもっと苦戦してたかもしれん。手出してくれてサンキュな。 (彼女の事だから完全に傍観に徹していた可能性もあった。故に気まぐれでも手出してくれた事には、笑みを浮かべて素直に礼を述べた。)
(12/01-16:59:13)
白狼宗助♂高等部2年
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(絡新婦の巣に絡め捕られるなど、此度初めて経験するのであろうから驚くのも無理はない。これまでずっと捕食側だったのであれば尚の事、捕食される側の恐怖も味わっていなかったのであろう。追い詰められていく獣の様子は、彼女からすれば快い光景だったに違いない。宙を舞い、獣の背後に回り込んで神経毒を注入する──冷静に考えれば恐ろしい行為を、愉し気に行う眺めつつ。) ── 糸より厄介なんだよなァ、アレ。 (そう呟いて苦笑する。かつて己も味わった事のある神経毒。人工のバケモノであれ、獣の形を成しているのであれば効果は抜群。足掻く動きも明らかに鈍り、絡みつかれている糸を徐々を焼きつつも巣の中心から動けずにいた。完全に動きを封じられる前に彼女を追い払う獣を見遣りつつ、彼女が傍へと降り立つと其方へ向き。) ── おうよ、ここまでお膳立てされたしな。 (任せろと、拳と拳を打ち付けながら笑みを返し。派手に動くのに邪魔だと思ってパーカーを脱ぐと、彼女の手元に投げてから二つ岩目指して大きく跳躍。空中にて獣を捉えると、口角を吊り上げて哂い。溢れ出す魔力が蒼白い光となり、魔力の濃度を高めると、周囲に蒼い氷炎を展開。氷炎は広範囲に及び、ぐっと握り締めた右掌に収束されていき―――。) ――― 孤狼牙! (右手を突き出した瞬間――狼の頭部の形をした蒼白いオーラが、咆哮と共に放たれる。巣の中で足掻くバケモノよりも巨大な顎が開き、双牙で喰らいつき。)【威力判定ダイス】 [Dice<100> 87=
87
]
(12/01-16:43:30)
香椎詩歌♀高等部2年
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(爪先を宛がわれた獣が吠える。最後の足掻きのように滾る焔に布地を焼かれれば、翻して彼の元へと。)八割方…ってとこかしら。じゃ、後はよろしくね?(にっこりと。満面の笑みで、満身創痍で死にもの狂いな獣に対して、貴方は動けるでしょうと、嗾けよう。当然のように領域内で彼を絡め取っていないのは、使い倒す気満々が故。特に意味はないけれど、焼かれたパーカーを脱いで、臍の辺りを露わとした白いセパレートの水着姿になりつつ、自分の役割は終わりだと、一歩後ろに下がって見せる絡新婦。特に、意味は、ないけれど。)
(12/01-13:27:51)
香椎詩歌♀高等部2年
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そういうのは、もっと別の娘に求めなさい?(引く手数多でしょう、と如何言われても涼しい顔。)(散々に彼が派手に動いてくれるならば、光源が万全では無い場に巣を張るなんて容易いこと。正しく相手を利用して、自分の領域へと引き込んでいく。獣の身体は捕縛した。ならば、少なくても今は実体を露わにしていること。焔に焼かれないのは狐火の正体は幻である事。そのようなことを、それこそ手探りで探るように明らかにしていく。――恐怖が、畏怖、神秘と呼ばれるものは、ナニカヨクワカラナイモノだからこそ宿るもの。ならば、明らかにされていく事は本能的に忌避するだろう。つまりは、精神的に追い詰める。)熱を感じた……あら、本当。焼かれてしまいそうね。(周囲の糸が切れなくても、本体の糸は少しずつ焼かれる。娘の特異性能力の天敵は斬撃と焔。その片割れを有するならば、完全に拘束するのは不可能。けれど、焼かれてしまえば御仕舞となるくらいでは、ただ退治される哀れな化生では、無く。)(他人事のように窮地を告げる娘の声は、既に彼の間近には、無く。)――じゃあ、大人しくさせないとね?(宙を舞うように軽やかに、娘は空中に浮かび往く。絡新婦の領域はその場にいるあらゆるモノを絡め取るけれど、唯一自由に動けるのが、巣の主である絡新婦。娘が舞うのは巣の中央。糸を焼くことで「其処に居る」と伝えてしまった哀れな獣の後頭部に、艶やかに指先を宛がった。丁度先程彼にしたように。けれど、その爪先は鋭利に伸びて。)大人しくしていれば、優しくしてあげる。(艶やかに喉を震わせて、高等部へと宛がう爪先は神経毒。絡め取るのは飽くまで手段。本当に動きを止めるのは、その爪が変化した針。神経毒を流し込みきれば、動きを完全に封じられるだろうけれど。) [Dice<6> 4=
4
]
(12/01-13:21:36)
白狼宗助♂高等部2年
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…そうだ、お前はそういう奴だった。ちったァ乙女っぽい反応しろよな。 (他者(特に男)を弄び、利用する性分である彼女。今も良いように扱われているのだと、ジト眼を向けながら狐火の海を飛び越えて脱する。表の彼女だったら、また別の反応が返ってきたのだろうけど。)(九尾の狐のなり損ない──歪なる獣。不完全な形であれ、特異性能力を持つ者を退ける程強大な力を備えているのであれば、そう易々と落ちてはくれない。だからこそ、控えとして“彼女”を呼んでおいて正解だった。何度か接し、漸く少し理解出来てきた化生の娘。かなりピーキーで賭けに近かったが、いつの間にか辺り一面に糸が張られ、絡新婦の巣となった光景を眺めながら。) ハナから殺る気満々じゃねーか。 (二つ岩を中心に張り巡らされる糸。その強度と、一度絡め取られれば脱する事は困難な事は我が身で味わっている故に、安全地帯だと確信していたのか、巨体に絡みつかれて封じられて足掻く姿を見て同情。捕縛してしまえば此方のものだと笑みを浮かべる。) 気をつけろ、さっき僅かだか熱も感じたからな。 (辺り一面に広がる狐火の海。燃え盛る炎は、空中に展開されている糸の領域に触れても燃やす事は無い。生物の精神を焼く炎の海は、獣本体が自由を奪われ動揺している間に薄れて消えてゆく。 ───だが、本体から発する炎は本物。パニックに陥る前に冷静さを取り戻したのか、絡みついている糸の一端が燃え始めているのに気づくと、指を差して彼女に知らせる。)
(11/30-18:43:58)
香椎詩歌♀高等部2年
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厭ではないわよ?だって、城に上る勇者様が、色んなトラップにぶつかって、右往左往する様を特等席で眺められるじゃない。(城へ行くまでに数々のトラップがあるならば、共に乗り越えるよりも四苦八苦している様を愉しむのが化生の本性。だからこそ、彼が今立ち向かっていく姿を後ろで眺められるのは、艶やかに口元が緩んでいた。)ふふ。安全に、してくだるものね?(悪態吐くさまもまた面白いと。抱き上げられるならばそのまま身を任せ、死地から脱しさせて貰おう。他者の力を借りて結果を成すのが、娘の成り立ちだから。)(まばゆい光に照らされて、闇は払われて神秘は露わとなる。ならば、再度明らかになっていく歪なる九尾の姿。)そうね。実験動物だったとしても、脱走して、そして返り討ちにしてきたということなのかしら。(そうなれば喧伝していた人物が黒幕、というところなのか、それともこの狐が人を糧にするための策なのか。――後者ならば親近感を抱きかねないけれど、今は警戒を娘にまで向けているならば、会話の余地もない。)ならまずは捕まえないとかしら。本来、炎はわたしの天敵だけど……(彼の身体から降りて、真っ直ぐに見据える。見据える瞳は赤水晶。魔性を帯びた眼で見るのは、歪なる魔性。人からツクラレタモノを、妖とも人とも嘯くナニカが魅入る。)――残念。もうそこは私の領域。(唇が歪に吊り上がる頃合いに、獣も彼も気付くだろう。彼と獣が戦っている合間にも、少しずつ、少しずつ一面は、獣の領域から絡新婦の巣となっていた事を。元より、この場のすぐ近くには眷属も多かった。追いやられていただけならば、獣に示すのは、この場を元々より支配していたモノは何であったかという事だ。――人工の魔が、古来より存在していた惧れのいずれの根が深いのか。)さぁ、貴方の炎は本物かしら……?(二つ岩が巣の中心。動けば動く程に糸は絡みつきその自由を奪い去る。真なる炎ならば焼け落ちて、闇に潜むならば補足されまい。されど、今は彼の光で露わとなったもの。露わになった魔性など、ただのケモノに過ぎないのだから。)(――とは言え、本当に炎の効果があるならば途端に娘との相性が悪いので、そのまま彼に再度丸投げることになるけれど。)【判定基準は同じく8以上で。】 [Dice<6> 2=
2
]
(11/30-12:22:49)
白狼宗助♂高等部2年
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(放った魔力が弾けた瞬間、洞窟内は眩い光に包まれ、拡散した衝撃が炙り出された大狐に被弾。巨体を大きく揺らがせるも決定打には至らなかったが、闇へ潜る事を諦めたのか狐火の海を飛び越え、シンボルになっている二つの岩の天辺に降り立った。一方、彼女を抱いたまま狐火の海を飛び越えた姿は、海面から離れているまだ狐火が届いていない地帯に降り立ち、彼女を下ろすと二つの岩の方へ振り向く。) なかなかしぶとい奴だな。明らかに戦闘慣れしてやがるぜ、アレは。 (互いに初見の筈だが、戦況は此方が不利な状況。軽く仕留める筈が思いのほか手こずっている為、舌打ちして。)
(11/29-20:55:05)
白狼宗助♂高等部2年
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例えばだ。一緒にネズミーランド行ったとしよう。姫の城を前にして「俺は天辺まで上ってくるから、お前は広場で待ってろよ」って蚊帳の外にされるの嫌だろ? (だから何をするにしても一緒なのだと、唇を尖らせて告げるも、今の状況では何を言っても裏目に出そうなので、それ以上は口を噤んでしまう。)(九尾の狐を造り出そうとして産まれた副産物だからなのか、七尾であれ伝承にもある技や能力なのだろう。熱を感じぬ焔も入り交じる狐火には一定の警戒はするが、し過ぎれば攻勢に転じる事は叶わない。故に強気の姿勢を見せるが、地の理を知る大狐の方に分がある模様。他人事の様に背中に向けられる言葉を耳にしつつ、半眼で身体の力を抜き。) 嘘つけ。お前は100パー安全だろ…。 (悪態ついてばかりでは始まらぬと、軽くツッコミをするに留めると、凝縮して密度を高めた魔力を足元の地面へと放ち。彼女の方へ振り向くと、両手で抱き上げて大きく跳躍。闇へと潜むのであれば、まずその闇を打ち消してやらんとする策──。) [Dice<6> 1=
1
]
(11/29-20:47:43)
香椎詩歌♀高等部2年
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人を巻き込む前提だから、この仔に信用されないのよ、貴方。(自分の事を他人行儀に告げ、娘は嘆息交じりに息を零し。)(墓穴を掘るのが娘ならば、今は逆の立場になっているのは彼の方。次々と零れ落ちる言葉には、口元を綻ばせてころころと笑う。見る間に姿を消した獣の影。直後に浮かび上がる焔にも、娘の姿勢は崩さない。安全というならば、娘のこの地帯も避けるまでもないはず、とでも言うように。)あら大変。飛び降りようにも、囲まれているわね。(九尾の狐の焔、ともなれば狐火の類。世陰に浮かぶ蒼い焔は虚像か現か。どちらにせよ、ただの虚仮おとしでも無いだろうし、かの狐の特性は「魂の一部を喰らう」ならば、精神に作用する可能性だってあろう。――それだけ追い詰めても尚姿を隠すのは、慎重さか狡猾さか、或いは警戒心が高い正しく獣であるのかは定かではないけれど。)ほら、頑張って?このままじゃ私も貴方も燃えてしまって、安全じゃなくなるわ。(あと一歩まで追い詰められても尚、楽し気な姿勢を崩さないまま。)(それは詰まる所、彼が負けてしまえば、その分消耗した状態で相手どるという心算でもあり。嗾け、誑かし、消耗させ、絡め取るのはその妖の本質なれば。初手の過ちから劣勢となっても、彼ならばまだ挽回するだろうという期待をその背に向けて、後押しをしよう。がんばれ、がんばれ――と。)
(11/28-21:53:56)
白狼宗助♂高等部2年
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歪なのも無理は無ェ。記録に残ってたんだが、ここが無人島なのをいい事に、密かに研究所を建てて人工の妖を産み出そうとしていた輩が居たんだとか。そこから脱走したのか、あえて放たれたのかは知らんが、な。 (特異性能力そのものを擬態化させたり、生物の胎に植え付けて発現させたり、それこそ彼女の言う人間のサガとも言えよう。少しでも隙を見せれば襲い掛かってくる勢いを感じつつも、気楽に話している内にしれっと口にしたりしたのが仇になったか、後方から聞こえてくる笑い声を耳にし、ギクっとしてから半眼で薄笑い。) いやいや安全だよ、めっちゃ安全だって。俺と裏詩歌ならこんなの些事でしかないっしょ? (彼女を誘う前──胡散臭いと思ってから、詰所の片隅で見つけた記録を基に事前に調べており、ある程度予測はしていた。この化物を見つけるには裏詩歌が不可欠であり、本体である表詩歌を此処まで連れてくるには「安全」を保証しなければならないと、運要素全開のかなり難易度の高いミッションだった。あとは彼女の糸で捕縛すればミッションコンプリート──だったのだが。全部丸投げの姿勢には思わず振り返り。) 違うだろッ! アッチが九尾の狐もどきなら、コッチは絡新婦サマの出番だろッ。妖怪大戦争だろ…ッ! (ちゃっかり何サボろうとしてんだよと、ジト眼を向けながら背後の大狐を思いっきり指差した。とはいえ、確かに魔狼と同化している状態であれば単騎でも対処は出来るし、彼女を気分を損ねたりして表の彼女に戻られても、全然「安全」じゃないと罵られそうなので困る。グヌヌ、とジト眼のまま悔し気に歯を噛んでから振り返り。) チクショウ…表の詩歌なら、今頃墓穴の一つや二つえっちらほっちら掘ってくれんのにッ。 (全く隙も見せないし、男の心を掌握するのに長けている。彼女の囁きに乗るしかないのは癪だが、仕方無ェと右手に魔力を収束させて。) ──恨みは無ェが「安全」の為だ。 (青年がそう告げた瞬間、敵意を感じ取った巨体が動き出す。その動きは獣の如く俊敏。影の中に潜ると洞窟内の闇のあちこちから狐火が浮かび上がり、瞬く間に二人の周囲が火の海と化す。水場の上でも燃え盛る炎はまやかしか否か。少なくとも迂闊に触れては拙いかもしれぬと判断すると、膨大な魔力を収束させた拳を突きつけるのは、当然地面───だが。) ……ゲッ、こんな脆いンか……! (大きく砕き割った地面に海水が流れ込み、足場となる範囲が一気に狭まり。ヤベ!と声を漏らしながら彼女の傍まで飛び移る。肝心の大狐は別の闇へと転移し、尻尾だけを出して狐火を生み出し続けていた。)
(11/27-23:08:26)
白狼宗助♂高等部2年
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【七尾の狐との戦闘ダイス。2回の合計が8以上で撃退成功。】 [Dice<6> 1=
1
]
(11/27-23:02:28)
香椎詩歌♀高等部2年
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さぁ。多重人格も幽霊も、まだまだヒトには解明しきれていないものでしょうし、この仔の知り合いには先祖に会った人もいるらしいわ。分からないものを、分からないまま受け入れるのも大切だと思ううけれど……尤も、解明しきれないものを追求するのは人間のサガなのでしょうね。(多重人格は主人格が記憶を共有せず、副人格だけが把握しているケースもある。とは言え、特異性能力を伴う人格構成、なんてものは正しく人の条理の外にある。けれどそれを解明しようして、人の世は成長してきたのだから。不思議を不思議で無くし、魔性を科学で打ち消し、同様の効果を得ようとしてきたのがニンゲン。)……なり損ない、言い得て妙なんじゃないかしら。天然って感じはしないけど……だから歪なのかしら。(巨大で、赤い眼をした魔性のケモノ。見上げつつ、吠える獣の眼を見つめ。眼が合うのは、自然界ならば闘争の合図にもなることだけど。威嚇する相手とは異なり、娘の方は気楽に笑うのみ。)魂を喰らう。という事は、あれよね。……やっぱり、貴方の「安全」は全く宛てにならないってことよね。(最初から安全だと思ってなかったんでしょう?と後方でくすくすと笑う。敵意をむき出しにされて尚、可笑し気に笑ってみせる。片や娘の何倍もの巨大な存在。それが牙を剥こうとも、娘は涼しい風。)それとも。貴方がいるから「安全」って証明してくださるのかしら?(ねぇ、と娘の喉は鈴のように鳴る。仮令牙を獣が剥いても、貴方ならば対処しきれるでしょうと。殿方の背後で心を突いて見せる手管は、人を誑かして遣う化生が囁く音色。)(要は、自分が対処する気はまるでなく。安全をウソにしないならば実現してみせろという名目で、眼前の男に全て任せてしまおうと。)
(11/26-21:18:35)
白狼宗助♂高等部2年
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…悪魔でも幽霊でも無ェし、詩歌は多重人格が起きるようなタマでも無ェ。んじゃ妖じゃなかったら何なんだよって言いたかったが、お前が言うと説得力あるんだよなァ。 (振り回されている感もあり、不服そうに眉を潜める。同じ人とは異なるモノとして。あくまでも憶測の域の混じるが、消去法で妖のような不可思議な存在であるとは断定出来る。しかし、彼女の言う事も理解出来るし同意も出来る。アウトサイドや特異性能力という概念が生まれたのもおよそ近年──故に、ずっと昔の人間からすれば、妖怪や悪魔と畏れられていたのかもしれない。──探知出来ないというのは半分嘘。何となく掴めてはいたが、あやふや故に掴めていないと同然と判断したまで。背後に回った彼女に告げられ、後押しするように首裏に指を突きつけられた後、一度眼を閉じてからゆっくりと眼を開き。) ──成程。“どんな存在であれ、基は同じ”ね。詩歌に教えられるのは何か癪だが、今回ばかりは礼を言わせてもらうぜ。 さァ、姿見せやがれ──。 (鬼や妖は接するどころか見た事も無い。知らぬ存在、専門外だという思い込み。それらの考えを排除して見方を変えたら、影に浮かび上がっていた輪郭が形を成していき、看破に至れば笑みを浮かべた。紅き魔眼で捉える事により、影に潜んでいた七本の尻尾を持つ大狐がその姿を現す。現在──かつて科学で解明出来なかった事も、徐々に解明されている時代。”特異性能力を科学で生み出す”という思想による副産物。体長5メートル程の黒き七尾の大狐。紅く輝く両の眼、岩をも噛み砕かんとする長い牙。自我こそあれど言葉は紡がず、けたたましい鳴き声を洞窟内に響かせるバケモノ。彼女へ礼を述べると真正面から対峙し、腕を組んで不敵に哂いながら見上げ。) ──ハッ、九尾の狐のなり損ないってとこか。どうやら願いの代償として、魂を喰らってるようだが。 (黒き大狐の周囲にいくつも浮かぶ狐火。蒼白い焔の一つ一つが、此処で願った者達の魂の一部。生命活動に支障が出ない程度の搾取とはいえ、このまま放置してしまえばいずれ欲深くなり、命に関わる搾取をするかもしれない。大狐は明らかに異質な存在が二つも侵入してきた事に怒りを表し、鋭い眼で睨む様は敵意むき出しなのが丸見えで。この場は一触即発の張り詰めた空気に支配される。)
(11/26-18:31:39)
香椎詩歌♀高等部2年
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(偶然ならいい、と彼は言う。変化した様を面白げに見上げ、その理屈に耳を傾け。悪さをするのが、その存在なのか、あるいはその存在を利用する者がいるのか。唇に指先を宛がって見せつつ、彼の様子を伺っていれば。ふと、自分へと向けられれば首を傾げて。)あら、私が妖だなんて言ったかしら。私は飽くまでも『香椎詩歌』の側面なのだけど。(明言したか否か、妖か別人格か、等と言うけれど、それはただの言葉遊び。白銀の髪をした少年に眼を向けた後に、影の方へと向けるのは赤水晶の瞳。)……私から言わせたら、特異性能力と妖、魔力も妖力も、基の起源は同じものよ。かつて妖怪と言われていた存在は、今でいう特異性能力を持ったただのニンゲンだったのかもしれない。鬼やら雪女やら―ー絡新婦なんて呼ばれたアヤカシも、この仔のような女の子だったのかもしれないわ。(ただ人と違うと。発現したとき形が違う。ただ常人とは使える能力が違う。ただそれだけで、只人に畏れられた成れの果てが魔物妖怪の正体でもしあったなら、それはアウトサイドなんて呼ばれる者と何が違うのか。……等と、娘はくすくすと笑乍ら、何かが潜もうとも、気負わず歩みを進める。警戒されようとも足取りは違わず。――けれど、歩みを向けたのは、妖の気配の先に有らず。彼の背後へと向かい、逃れられなくば、その首裏へと、娘の指を宛がって。)――探知できない、なんてのは思い込みよ。どんな存在であれ、基は同じ。同じだと思ってちゃんと視てみなさい?そうしたら、貴方にだってちゃんと見えるわ。(もとは同じ。それはかつて、娘自身が誰かに告げた事。いつかいた同胞だといった男に言い返した事。今の状態ではない、本来の娘が告げた言葉でもあり、二つの娘が見解を同じくとするもの。)(ほら、と娘はつけ加え、指に少し力を籠める。とは言え、何かを使う訳でも無い。娘が少し力を込めただけ。霞がかっているならば、その霞は相手がかけているのではなく、自分自身がかけていると娘は笑う。翻せば、娘からすればその存在はちゃんと視えているという事でもある。少年の背後から、その瞳は輪郭の細部へと眼を落としていき。)
(11/25-19:40:22)
白狼宗助♂高等部2年
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ほほう。 (口元を釣り上げ、二つの岩に向き合っている青年より前に出る姿を見ながら、嬉し気に声を漏らした。人間とは異なる主観、考察を求めていた故に、偶然だが彼女に出てきて貰えた事は幸運だったと改めて思う。表の彼女も、時折興味深い事を言ってくれるが、これから行う事を考えれば、裏の彼女の方が話は早い。肯定するように頷き返し。) あァ、人間はそういう生物だからな。何か不思議な事が起きれば、それを素直に受け入れるか、論理的に解明しようとする。 ── だが、人智を超えたナニカが関わってりゃァ話は別だ。 (此方へと振り向いて笑う彼女に眼を向けたまま──精神を同調している魔狼と完全同調し、その風貌が変化する。銀髪は魔狼と同じ白髪に。青みがかった黒色の眼は、燃えるような灼眼に。暑苦しそうにパーカーの前を開けると、リュックを地面へと放り投げ。) それが偶然ならまァ…極楽島だしそれで良かったんだが。意思を持った奴が、意図的に悪さをしているとしたら? 願いを叶える代償を、無意識に支払わされていたとしたら──。 (風が吹き抜けて比較的涼しい場所。吹き溜まりという言い方も的を得ていると言える。暫し両眼を閉じ、静かに開眼して首を横に振り。) ── チッ。魔力探知全開にしても、やっぱ靄が掛かってるようで掴めねェ。だが、これで確信に至れたかもしれン。 ”コイツ”は西洋の悪魔や霊体とかじゃァ無ェ、ってな。 (魔狼の持つ眼は、微弱な魔力も視る事の出来る魔眼。故にこの”ナニカ”の気は、魔力に分類されるものではないと結論を出し、目線を彼女に向けて口角を吊り上げて。) 俺が探知出来ないって事ァ専門外の力──恐らく妖力といったところか。炙り出そうにも掴めなきゃァ無理だしなァ。 てな訳で頼むぜ、東洋の妖サマ? (こうなる事も想定していた為、裏の彼女をこの場に連れてきたのだと、笑みを浮かべた。もっとも、今この場で一番の魔性は彼女自身──二つの岩のてっぺんから洞窟の天井の淵に飛び移っていたナニカは、彼女を警戒するように静かに地面へと降り立ち、光が差し込まない影に身を潜めるが、気の揺らめきまでは隠せず──”視る”事が出来れば、七本の尻尾を持つ大狐の輪郭を視る事が出来るだろう。)
(11/24-23:25:09)
香椎詩歌♀高等部2年
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そう、出口は近いのね。(光加減、空気の流れ。それらが洞窟の果てを示す、と推察は出来ても確証はない。彼の言葉があるからこそ、理解できるというもので。奥から零れ出る明かりを頼りに、彼の後ろをついていけば。程なくして、開けた空間。中央の海の水が半場入り込んでいる空間は、地図には映らない隠し港のようなものだろうか。実際は船の姿は無く、生物の姿も無いのだから、人の出入りが増えた事で多くの生物は避けて通ったのかもしれず。そんな海の中、岩の上に岩が浮かぶ天然の造形物を、彼の指先を辿ることで見つけて。)……ふうん。代償も無い、と言われればそうかもしれないけど。それは、人間の主観なだけかもしれないわよ。(彼へと眼を向けて、口元を釣り上げて。その後に、足取りを彼を越えて、その二つの岩に近づいて。)こういう岩の形に意味を見出すのは、人間の感覚だからからだし、偶然に起こった事象に人は意味を求めるでしょう?偶然の出来事に、偶然以外の理由を求める……皆好きでしょう?ゲン担ぎ。(浮いている岩に入江の海水が阻むなら、歩いて岩に至る事は難しいだろうし、こういったものは拝むことが出来れば意味があるとされる。意味があるとするのは、それこそニンゲンが価値つけるのでしょう?とくるりと振り向いて、眼を細めながら口元を袖で隠す。――笑っているのは、明白だろうけど。)とは言え、それじゃ風情がないのかしら。……気の流れ、地脈の流れで集まって来た、大地や海の恵みが拭き溜まり。それらと人の願いが集まって、何か悪さを起こしているのかしら?(彼から目線を周囲へと移して見渡して見せる。「胡散臭い」と彼が言うならば。何かしらよからぬ力でも巡っているのだろうか、なんて見渡してみるけれど、それほど警戒をしている訳でも無い。一番のよからぬもの、魔性は自分自身であるが故に。そんな曰くの場に立つ女こそが、胡散臭いを形容するのにふさわしかろうと思うからこそ。)
(11/24-16:20:58)
白狼宗助♂高等部2年
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(普段の、表の彼女はいつも魔性を帯びようと努力している節があるが、今出てきている裏の彼女は、其の場に佇むだけで魔性を帯びている。この彼女と邂逅するまで、妖がどういった存在か漠然としていたが、本質の一端を垣間見た故に、今回の目的を果たす為に用はあったが。) 厳密には両方に用があった、だな。 ただ順番が入れ替わっただけだと思えば問題無い。後で戻ってくれればいい。 (首を横に振って補足を混ぜつつ伝える。姿形が変わる訳でもなく、身体は一つで一心同体。ただ、表の彼女には記憶は共有されないらしい。まだまだ不思議で神秘的な存在だが、彼女の身体での仕草は可愛らしくもある。虫よけの効果が切れかかっていても、彼女の周囲で一定の距離を置いている無数の気配──改めて虫よけスプレー掛けなくてもいいと判断すると、光が差し込む奥を親指で差し示して。) ゴール目前で立ち話も何だ。とりま、進むとしようや。 (そう告げると先導として先に歩き出し、光が差し込む方へと歩んでいく。)(角を曲がれば、洞窟の中央に海水が流れ込んでいる大きく開けた場所に出る。左右には天高く塔の如く聳え立つ断崖絶壁。窪んで地面の大半が洞窟内にある、隠し港のような形状の入り江。ただ、入り江と言っても近海は潮の流れが極めて激しく、巨大な渦潮がいくつもあり、加えて巨大な海洋生物の縄張りでもあり、船で近づくのは不可能であろう。そして混沌とした海流の中に浮かぶ岩が、目的のパワースポット── 三日月型の岩の上に球体の岩が浮いている。太陽と月を模していると思われる不思議な岩を指差して。) どうせ会話は聞いてただろうから経緯とかは割愛するぞ。アレが例のパワースポットらしいが…… 代償も無しに願いが叶うなんて、胡散臭いと思わねェか? (彼女の方へ振り向き、先ずはここで起こっている不思議な現象に対する彼女の意見を訊く。)
(11/21-22:06:10)
香椎詩歌♀高等部2年
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(彼へと向ける眼差しは赤水晶。深く澄んだ宝石は時に魔性を帯びるというが、娘の眼差しはまさにそれ。くすくすと、可笑しそうに響く声色を響かせた後、自身の躰を見下ろして、両手を上げて見せる。身に着ける衣装を物珍しそうに、くるり、と回って臀部の辺りも振り返り。)(その中でも、両手を合わせる様を見せつけられれば、可笑しさから鈴のように喉を鳴らし。)……あら、その言いぶりだと私に用があったのかしら。貴方が話したいのは、この仔の方だと思っていたわ。(自身の躰を指さして、この仔、と他人行儀に表現し、娘の唇は艶美に弧を描く。明るさを手に乗った小さき物は好ましくないらしく、娘の指先から零れ落ちては、元の場へと戻り行く。周囲の気配も、娘に群がることはせず遠巻きに眺めるに転ずるのは、警戒してか、或いは恭しく頭を垂れる兵の列が如く。中央で唇へと指先に宛がって、真意探るように魔性の眼で見上げてみせた。)
(11/21-20:46:59)
白狼宗助♂高等部2年
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尻は殴るなよッ! (今すぐ殴られるとしたら、殴られる箇所は限られている故に、あえて言葉にする事で回避しようと試みる。そんなワイワイやってれば、神秘の生態系であるこの島の虫だって陽気になるのかもしれない。出口に近づくにつれて虫よけの効果が弱まってきて、どんどん距離も縮んでいき、穴から抜け出したのと同時に、彼女の虫よけの効果がかなり弱まったようで。振り向くと倒れ込んだ彼女の様子が変わり、これまで数度接触していたもう一人の彼女とご対面。) …え、”アイツ”ゴール間近で気ィ失ったのか……? (眸の色、雰囲気もだが、大嫌いな筈の虫と戯れる姿は紛れもなく裏の詩歌だった。故に先程まで一緒だったの表の詩歌の事を“アイツ”と呼び、とりあえず目閉じて合掌しておこう。) ──ま、どっちにしろ最後に”お前”を呼び出そうとしてたし、手間が省けたと前向きに考えるか。 とりま、久しぶりと言っておこうか? (指先に蜘蛛を乗せている姿は、表の彼女なら卒倒ものなので新鮮に感じつつ、笑みを浮かべて再会の挨拶を。岩盤のトンネルを潜って抜けたこの場は、外からの光が差し込んでいる故に、懐中電灯も不要なぐらい明るく。)
(11/20-22:38:58)
香椎詩歌♀高等部2年
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(元より、少量しかつけていなかった分、効果自体は最早望み薄。遠巻きにしているのではなく、興味を持って寄ってくるとなれば最早虫達を阻むものは何もなく。――ぞわり、と娘の肌に何かが這う感触が奔り。)―――――ッ!?!?!?(声なき、声にもならぬ悲鳴が洞窟へと響き渡る。彼が見るのは、そのままくたり、と倒れ込む娘の姿。)(――けれど。)……ふふ。随分と陽気なのね。そんなにこの仔が珍しかったのかしら。(孔から這い出た後、くすくすと可笑し気に嗤う娘の手元には陽気に蠢く蜘蛛。人差し指の先に乗せて愉し気に笑う娘の姿を見るだろう。)
(11/19-20:32:54)
香椎詩歌♀高等部2年
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他の何かのほうがましよっ。(なだめる声色が聞こえたとしても、すぐそこにある脅威が消えるわけでもなく。急く態度が収まるこどころか増していく。そんなときに聞こえてきた、映画のような声色。動きが止まったのに怪訝そうに向こうをみる。見えないけれど。)(いい知らせは本当にいい知らせ。ならば先に進めばいいのに、どうして止まるのか。沈黙されることは時に怖さも覚えるのだから。そして、言葉にされたものに、ぞわり、と身震いをして見せて。)それ、も、早く……っ!行かなきゃぶん殴るわよっ!(奥に進もうとする彼を、後押しするように押すも、それこそ言葉通りにしてしまいそう。ようやっと、と彼が奥へと飛び出して、娘からも出口が見えた頃合い。果たして虫よけの効果があったかどうかは――。)【判定は4以上】 [Dice<10> 5=
5
]
(11/19-20:27:36)
白狼宗助♂高等部2年
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……そりゃァ、まァ……見たいっしょ。…サセン。 (ジト眼から逃れるように目線を背けて、指先で頬をかいた。見たくないと言えば嘘になるし、セクハラ発言だと言われると、例え揶揄われているとわかっていても弱いもの。素直に白状してから謝罪の言葉を紡いだ。ともあれ、何が起こるかわからない以上、先導を任されるべきであろう事には同意なので頷き、先に穴に入って道を切り開いていくが。NGワード言っちまったと思うも、時既に遅し。早くもパニックに陥りそうな彼女の声を聞き入れながら。) ちょ、落ち着け、落ち着け…ッ! 何があるかわかんねェんだからッ! (後ろから身を寄せられ、それこそ押し上げようとしてくる彼女を落ち着かせるべく、声を掛けて宥める。無論、振り向けないので声だけで何とかせねばならない。ペースを上げて前へと進んでいくも、ふと己と虫達の距離が徐々に縮まっている事に気づくと、動きを止めて少し沈黙を挟んでから。) 良い知らせと悪い知らせがある。良い知らせは、まだ大分離れているが出口らしき明かりが見えてきたこと。悪い知らせは──。 (これは彼女に告げるべきなのか、一寸考えてしまう。脇の岩の壁に目線を移すと、虫よけ効果が弱まってきたからか、ブレイキンダンスみたいな動きをしているファンキーな個体まで現れていた。) …どうやら、虫よけの効果が弱まってきてるようだ。 (迫真の表情で伝えてやりたいところだったが、残念な事に今の体勢では、彼女の眼には青年の両脚や先程話題になった尻しか映らないだろう。) しゃァない、擦り傷上等で急ぐか。 (急くと頭ぶつけたり、岩の角で肌を傷つけてしまう可能性があるが、虫嫌いな彼女からすれば、死に物狂いで脱したいだろう。極めて冷静な声で背後に告げてから、出口へ向かって這っていき──穴から飛び出すと、勢いのあまり転がってしまうが、すぐに後ろを向いて彼女の様子を確認しようと。)
(11/17-22:22:02)
白狼宗助♂高等部2年
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【虫よけ効果判定ダイス:7以上が効果あり。2以下で効果切れ】 [Dice<10> 6=
6
]
(11/17-21:39:27)
香椎詩歌♀高等部2年
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……そう?案外、見たいのかと思ったケド。(ジト眼のままに、裾は押さえたまま、けれど少しだけ口元は緩めてみせた。どちらにしても尻なんてのはセクハラ発言でしょ、と揶揄いに口元が歪むくらいには、弱味を見れば調子に乗る娘。)…ま、それは置いといても貴方が先導が適任よね。痕跡とかはわたしにはわからないし。(そもそもが探検なんてした覚えのない箱入りな分、サバイバル知識だって皆無。その辺りは、覚えもある彼の方が適任だろうと。彼が行けるというならば、それを信じるしか手立てがない分だけ後に続いていく、けれど。)……え、ちょっと待って。それって誰も通って無かったら張ってるってことで、つまり『いる』ってことでしょ……!?(その辺りにだけは過敏なのは、娘自身の苦手なフレーズが出て来たから。屈んで首を突っ込んでいた時に聴こえたから、思わず周囲は見てしまう―ー前に、眼を瞑った。こういう時は大体虫は寄ってくる。引き寄せるのが娘の性分。けれど虫よけ効果で離れていっているのならば、近づきたくても近づけない、といった所なのだろう。効果がどれだけ続くかは、分からないけれど。)ちょっと、早く、早くいきなさい…ッ!(いるかもしれない、なんて事実だけで気が気じゃなく。追い立てるように身をよせて、それこそ彼を押し上げるようにして、出口へと向かわんと。)
(11/17-17:33:39)
香椎詩歌♀高等部2年
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【トラブルダイス(3回までの実施の2回目。1回ごとに判定値は下降。5以上で発動)】 [Dice<10> 1=
1
]
(11/17-17:22:03)
白狼宗助♂高等部2年
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…お気づきになられましたか。…いや待て、人の手が加わってなけりゃァ絶対安──全でもなかったな。 (言い放ってからふと、己が彼女に言っている事に矛盾があると思っていたが、このまま押し切る心算だった。だが、ばっちり指摘されると何も言えなくなり、乗り出してくる彼女に気圧されるように仰け反ってしまった。トラップとか抜きなら安全だったろうという逃げ道も、先程の落盤で塞がれていたから。それでも続行するという意思を確認すれば、先へと進んでいく。)(壁に空いていた穴の淵を触ったりし、この自然によって出来た穴だと確認。この狭いスペースならば、トラップが仕掛けられている事も無いだろうと、あくまでも入り口でだが安全性も確認出来た。問題はどちらが先に行くかだったが。) …見るのはいいのか。じゃなくて、あくまでもどういう状況になるかってだけで、んなガン見しねェからッ。 (両手でパーカーの裾引っ張って隠そうとしている彼女を、ジトリと見遣る。冗談半分な言い方だったのに、意識されてしまえば逆に意識してしまうのは男側も同じ。リュックと懐中電灯を手に持ち、穴の前で屈むと先ず上半身から入り。) 人が出入りした形跡もあるし、問題なさそうだぞ。 (背後から程なくして後に続いてくる彼女へ告げると、狭い道を這って進み始めよう。一本道とはいえ、明かりが無ければ頭をぶつけたりして危ないので、彼女との距離を保つようゆっくり目の速さで進み。ふと、前方を見ていると、一定間隔で黒い塊がサァァっと散るように離れている事に気づく。) 先人達のおかげで蜘蛛の巣が張って無ェ事はありがてェが……。 (その正体は小さな虫達。虫よけスプレーの効果で一定の距離を置いて近寄ってこないが。時折、意思でもあるのか岩の小さな隙間から、チラッチラッと様子を伺っている蜘蛛がいるのを見つけてしまう。もしや、蜘蛛繋がりで「女王のお通りだ」とか思われているのだろうか。残念ながら微量の魔力を通しても、虫達の考えはわからず。引きつったような笑いを浮かべ、まだ先がある細い道を這いながら、後ろにいる彼女が気づかない事、そして虫よけスプレーの効果が切れない事を祈るのみで。)
(11/17-12:01:08)
香椎詩歌♀高等部2年
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(ジト眼を向けられれば、ひく、と肩を少しだけ上げて身じろぎ。楽しむものだと言われればたしかに……と頷きかけはするけれど。)――いえ、ちょっと待って。わたしは「パワースポットがあるからいこうぜ」と言われて「絶対安全」だって聞いたから来たのよ。「トラップがあるから気を付けろ」の方がおかしいでしょっ!(上半身を乗り出すようにし、長身の彼を見上げての、眼を逆三角形に形作る、ジト眼返し。それでも向かう、と言われれば向かっては行く。ここまで来れば、というもの。)(暫くすれば先の道はない。崩落したかもしれない、という方が正解かとも思いだしたけど、あれだけあからさまなアトラクションを用意するような者がいるらしいのだから、そういうわけでもないだろう。案の定、人が通れそうな穴を彼が見つけて。)…それ言われてわたしが先に行くわけないでしょっ。(手を解くように後ろにひき、身じろぎ。ジト眼加減は変わらずだけど、両手はパーカーの裾を引っ張るようにして。とは言え、中身はショートパンツだし着ていない訳でも無い。訳でもないのだけど、見られながら、と言われれば変な意識もしてしまうというもの。隠そうとしながら、先に行きなさい、と紫水晶の瞳を穴の方へと向けて、促し。)
(11/17-09:22:29)
白狼宗助♂高等部2年
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……は? (懐中電灯を上へ翳し、上に居る彼女に凡その高さを伝えつつ、上の方で後光浴びている巨大蜘蛛の尻を見上げる。いつでも受け止められるように構えていたが、青年が手放した勢いで揺れていたロープの動きが変わらず、いきなり少女が落下してきた。不可視の糸を張ったのだろう、空中で静止して降りて来られてしまえば、下で構えていたのも当然無駄になるし。) …俺ァ悲しいよ。こういうモンはアウトサイドとか関係なく、己が身一つで楽しむもんだろ? (口元を緩めて嗜虐的な笑みを浮かべる彼女に、ちょっと冷ややかな視線を向けて抗議。とはいえ── 今一度上を見上げ、見える範囲で構造を確認。この構造的に、トラップの発動条件は”動くものに反応するセンサー”が反応するかぐらいであろう。ならば、彼女のように飛び降りて反応する前に突破するのが正解。それに膂力だけで切り抜けるとしても、この高さなら問題なかった。) お釈迦様も地獄へ紐無しバンジーするモンには微笑むってか。 (自分だけ引っ掛かったのが何か悔しかったので、ジト眼で見てクッ…となりながらも、先導を頼まれれば彼女の手を取り、懐中電灯で照らしながら先へと進み始めた。)(地下へと潜ったからか、外と繋がっている自然の穴も減り、より闇は深くなる。暫く進んでいくと、ずっと遠くの方から潮の音が聴こえてくると、ゴールが近いのかと思ったが。) ン。行き止まり? ……いや、ここか。 (途中で道が無くなり、壁に阻まれる。行き止まりかと首を傾げるも、明かりを照らしていると壁に穴があるのを確認。屈んで覗き込んで見ながら。) ──俺らなら赤ん坊みたいに這って進めばいけそうだ。だが、結構先まで続いてそうだ。 (懐中電灯の明かりでも先が見えない故に、かなり長い道だと判断。立ち上がると彼女を方を向いて。) 俺が先導するってなら前は俺なんだろうが、一応確認しとくぞ。懐中電灯の明かりが無いと危ねェから、あまり間を空けずに並んで進む事になる。 俺の尻を見ながら進むか、俺に尻を見られながら進むか、どっちがいい? (俺はどちらでも構わんが、と付け足して真顔で問いかける。言い方はアレかもしれないが、どういう状況になるか確りと伝えなければ、進み始めてから騒ぐ事になりそうだから。)
(11/16-17:40:07)
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